フリーターは正社員みたく会社に縛られず、仕事への責任が重くないため、気楽に感じられる部分が多いです。
しかし一方で、一度立ち止まって将来のことを考えた時、「このままでいいのか」「何か自分に変化が欲しい」という思いが強くなることが多々あるでしょう。
特に20代も中盤に差し掛かった人なら、周囲にフリーターから抜け出す人が少しずつ増えてくることもあり、ますます現状打開を考える機会が多くなります。
ただ、数年フリーターを続けてきた人なら、よく考えずに正社員になるリスクも十分に承知でしょう。
正社員として働くことがフリーターより大変なのは確かです。
加えて、終身雇用が終わりを告げた現代、正社員は決して「安定」を保障される身分ではありません。
とは言え、多くの人が何かしら新しい働き方を始め、最終的にはフリーターを辞める必要があります。
しかし「フリーターを辞めたい、自分を変えたい → よし正社員になろう、起業だ、フリーランスになる!」などとは、簡単にいかないものです。
そこで、こうした悩みを持っている人に、一度リゾートバイトを通して「今の考え方」を良い意味でリセットさせ、改めて自分の将来を見つめ直してみることを強くおすすめします。
リゾートバイトは派遣社員としてリゾート地で住み込みながら働くアルバイトです。身分的にはフリーターと変わりはありません。
しかし、重要なのは身分ではなく「今までにない環境で、出会ったこともない人達と、出会ったことないお客さんを相手にして、新しい価値観を得ること」です。
リゾートバイトの環境で得られる「新しい価値観」「考え方」は、くすぶっている人に対して自分を変えるきっかけを与えてくれます。
私自身、20代前半の頃に将来に対しての不安から現状打開を意識してリゾートバイトを始めて、考え方が180度変わりました。
私のリゾートバイト仲間には、リゾートバイトで貯めた資金を元に留学やワーキングホリデーを経験して、人生を大きく変えた人もいます。
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>>>リゾートバイトを始めるフリーターにはどんな人が多いのか?
今回の記事では、「リゾートバイトは、具体的にフリーターにとってどのような変化をもたらすのか?」について詳しく記載していきます。
現在、「自分を変えたい、でも何をどうすればいいのか分からない」という方は、是非リゾートバイトを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
自立心を養い、生活基盤を整える力が身につく
リゾートバイトを通して誰もが必ず得られるものが、自立心の養いと生活基盤を整える力だと言えるでしょう。
リゾートバイトの住み込み生活中は、基本的に一人で身の回りのことを行います。
部屋の掃除や洗濯などの家事はもちろん、お金の管理、スケジュール管理を行うのも全て自分です。
リゾートバイトを始める際、派遣会社の"担当"と呼ばれる、就労から勤務期間満了までのサポートをしてくれる人が付きます。
しかし、担当はあくまで、何かトラブルや分からないことを手助けしてくれるだけです。
仕事中の生活では、全て自分で自分の面倒を見ます。
こうして給料を貰いながら、その地で住み込み生活を始めてみると、自分でも驚くほど自立心と生活基盤を整える力が養われます。
なぜなら、何だかんだと理由をつけて後回しにしたり、誰かに代わりにやってもらうことができないからです。
こうして自立心と生活基盤能力を養うのは、自分を変えるための第一歩。大きな基盤となります。
都会では経験できないリゾート地での仕事に新しい価値観を見出せる
新しい価値観・考え方を身につけ自分を変えるには、これまでにない環境に身をおく必要があると言えます。
リゾートバイトで働く就労先というのは、所謂ビーチリゾートや温泉街、離島、北海道や沖縄などのリゾート観光地が中心です。
こうした場所は、都会とは異なり「競争社会」ではありません。
相手をするお客さんは日常に忙しい人々ではなく、観光を楽しみに来ている観光客達です。
そのため、都会とは違ってのんびりとした空気が流れています。
だからと言って楽というわけではなく、また楽だからおすすめと言っているわけではありません。
これまでのフリーター生活と比べて何か良いのかと言うと、今までにない仕事観が身につくことです。
感覚主導で働くことによって身につく新しい価値観
例えば「お客様のために誠心誠意仕事をする」などといった何度も聞いたような理念は、街でのフリーター生活においては全く心に響きません。
なぜなら、皆がドライで忙しい都会での仕事は、全てがルーティン作業で当たり障りなく捌くことが何よりも重要視されるものだからです。
こうした環境で、議論の余地がない当たり前の理念が私達の心に響くことはないでしょう。
しかし、リゾートバイトの就労地は、都会のように「論理・データ主導」ではなく「感覚主導」です。
例えばリゾートバイト就労地で聞く「おもてなし」という言葉は、まさに感覚主導の代表的な理念と言えます。
もちろん、仕事内容はある程度のマニュアル化はされているとは言え、「コレとコレだけやればいい」というように仕事範囲が明確に線引きされているわけではありません。
お客さんの状況を見ながら「何をしたら喜んでもらえるか」を考えながら仕事をするのが最も重要です。
特に民家型の一軒家旅館や民宿では、こうした都会にはない働き方を経験する機会が多いです。
結果的に、私自身がそうでしたが、自分ができる仕事の意義を胸を張って説明できるようになります。
これは都会のフリーター生活では中々身につけられない価値観と言えるでしょう。
リゾートバイトでこうした新しい仕事観を身につけておくと、リゾートバイト終了後に新しい働き方を見出すための重要な手がかりとなります。
仕事において自分が本当に得意なこと、好きなことは何なのかが掴めるでしょう。
リゾート地での生活は旅行のようで心のリフレッシュにもなる
仕事観以外でも、そもそもリゾート地での生活は、心のリフレッシュになることが多いです。
温泉地やスキー場、離島など、普段訪れることがない場所での仕事は景色や空気、食べる物、そこで見かける人々など全てが新鮮に映ります。
上述した仕事に対する新しい価値観と、リゾート地での新鮮な光景は相性が良く、海外旅行のように人生観・価値観において気付くことが多いです。
マンネリ化したフリーター生活に終止符を打ち、自分を変えるためには最適な環境と言えるでしょう。
リゾートバイト後に正社員を目指したり、留学、ワーキングホリデーなどの道を歩むのも良い
リゾートバイトを終えて地元に帰ったら、これまでのフリーター生活のように活路が全く見えない状況ではなくなっているでしょう。
新しい働き方を模索したり、就職活動をするにも「何を重要視するか」「自分にできることは何か」が分かってきているはずです。
ただ、リゾートバイトを終えたからと言って、すぐにフリーターを脱する人ばかりではありません。
中には、リゾートバイトで貯めたお金を元に留学やワーキングホリデーを始める人もいます。
私のリゾートバイト仲間には、リゾバで貯めたお金で世界一周をした人がいたりと、リゾバ後の人生は様々です。
フリーター時代には考えられなかったような、新しい一歩を歩み始めている人が多い印象です。
そして、リゾートバイト中の働きが評価された人は、派遣会社より直々に就労地での正社員登用などステップアップを推薦される人もいます。
とはいえ、必ずしもリゾートバイト後に、こうした新しいことや珍しいことを始める必要はありません。
あくまで、リゾートバイトを経験すると、上記のようなチャンスも大いにあることを意識しておくだけで良いと思います。
リゾートバイト中に出会う他のリゾートバイターや社員の方々と話すうちに「自分も何か新しいことを始めたい、挑戦してみたい」と思うことがあるでしょう。
その時、こうしたチャンスがあることを知っておけば、新しい目標を立てることができます。
リゾートバイトの仕事を斡旋してくれる派遣会社では、実際に上述したワーキングホリデーや留学の斡旋も行ってくれたり、正社員登用の相談に乗ってくれる会社もあります。
リゾートバイトの派遣会社は複数存在しているため、各会社の特徴を見て自身と相性な良さそうな会社を利用すると良いです。
フリーターの現状を打開するためにリゾートバイトを始めることは勇気がいる一方で、簡単には得られない真に価値ある満足感を得られます。
もちろん、仕事なので大変な部分もありますが、現状を打開したいと考えているフリーターには大いに飛び込んでみる価値があると言えるでしょう。
是非、リゾートバイトに興味がある人は、自分を変えるためにも一度飛び込んでみてはいかがでしょうか。
以下は、リゾートバイト派遣会社の大手7社の特徴です。
>>>2024年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
リゾートバイトを始めるには下記のような専門の派遣会社を通すのが一般的なので、リゾートバイトを検討している人は自分に合いそうな会社から求人を探してみると良いです。