リゾートバイトとは、いわゆる住み込みバイトが現代人向けに新しくなった、新しい種類のアルバイトです。
- 雇用先が用意している寮に住み込みながら働く(家賃は無料)
- まかないがあるので食費がかからない
- 即戦力が求められる短期バイト
という3点は従来の住み込みバイトと同様です。
支出を抑えて給料の多くを貯金したい人、短期で高額稼ぐ必要がある人にはおすすめのアルバイトと言えます。
リゾートバイトとは、上記のような住み込みバイトを「働く前から待遇条件をより明確にして」「各々の属性や用途に合わせて求人を豊富に用意している」のが最大の特徴です。
具体的に以下の4点が住み込みバイトにはない、リゾートバイトの大きな特徴だと言えます。
- 派遣会社を通して働くので、遠隔地の求人先とのコンタクトが楽
- 各求人の待遇条件は派遣会社が全て把握しているので、文字通り全国の求人を気軽に探せる
- 求人の絶対数が多いので「英語を使いたい人」「カップルで応募したい人」「アルバイト初心者向け」「友達同士で働きたい人」など、求人が各属性に合うよう細分化されている
- SNSや個人ブログでの口コミ評判の広がりによって、悪質な派遣会社や就労先が少ない
こうして見ると、何から何まで良いこと尽くしのように見えますが、実際にリゾートバイトは従来の住み込みバイトや一般的なアルバイトよりもメリットが多いです。
ただ、基本的には短期(1ヶ月〜3ヶ月)で働くため、即戦力を求められます。つまり、悪い言い方をすると「誰でもできる仕事」が主です。
また、名前の通りリゾート地(行楽地や観光地が中心)のアルバイトであるため、一般的な町バイトで見かける職種(例えばパチンコ屋やガソリンスタンド、アパレルなど)は存在しません。
こうした点を考慮して働くのであれば、北は北海道から南は沖縄まで、自身の働きたい場所で自由に旅をするように働けるのも大きな魅力です。
この記事では、リゾートバイトに興味を持っている人に向けて
- リゾートバイトの基本的なシステム(寮の様子やまかないなど)
- リゾートバイトで働ける地域
- リゾートバイトで1ヶ月に稼げる額
- リゾートバイトの職種・仕事内容
- リゾートバイトで働ける年齢
- リゾートバイトの始め方
について、詳しく解説していきます。
このページだけで「リゾートバイトとは何?」が全て分かるようになっているので、是非参考にして頂ければと思います。
【リゾートバイトとは】一般的な派遣労働と同じシステム
「住み込みで働くバイト」と聞くと、何やら大掛かりで仕事が決まるまでの準備が大変そうなイメージですが、一般的な町バイトの派遣労働と何ら変わりはないと考えて大丈夫です。
むしろ、後述する通り「直接会っての面接がない」だけに、普通の派遣労働より楽と言えます。
リゾートバイトのシステムは至極単純。
- 派遣会社のホームページにて求人を検索して応募する
- 派遣会社より応募求人に関しての詳細確認連絡が入る
- 勤務開始日や持参すべき持ち物、給料の振込先など必須項目を確認したら勤務地へ出向く
- 期間満了後、最後の給料と一緒に往復交通費も振り込まれる
ざっくりと言えば、上記1〜4の流れのみ。
求人探しのみが自分のやるべき事で、応募先へのコンタクト等は全て派遣会社が行います。斡旋してくれるというわけです。
また、リゾートバイトという性質上、遠隔地からの応募が主となることを考慮して、基本的に派遣会社へ直接出向いての面接および登録会を実施しません(派遣会社の支店が近い場合は、希望すれば出向く事もできる)。
面談には電話もしくはスカイプを利用します。
つまり、スマホがあれば誰でも応募できて、どこへでも働きに出られるということです。
リゾートバイト派遣会社とは?
リゾートバイト派遣会社とは、文字通りリゾートバイトを専門に斡旋する派遣会社を指します。
リゾートバイトの需要が高まりつつある現在、全国には30社以上ものリゾートバイト派遣会社が存在しているのです。
しかし、いかんせんリゾートバイトはまだまだ歴史の浅い働き方。そのため、中には統率のとれていない派遣会社や営業力の弱い派遣会社が存在します。
こうした会社を利用してしまうと、結果として「きつい・汚い・危険」な3Kな職場へ送り込まれたり、求人の待遇内容と実情が全く違ったということになりかねません。
そのため、リゾートバイト派遣会社選びは「社会的な実績と信頼のある大手の派遣会社」を利用するのがベスト。
具体的には以下記事で紹介している派遣会社です。
-
【大手5社】リゾートバイトで「本当に」おすすめの派遣会社。ランキング順に特徴を比較しました
リゾートバイトを始める場合は、リゾート地での住み込みバイト案件を多く扱う専門の派遣会社を利用するのが一般的です。 ただ、派遣会社の種類は千差万別。 可能な限り自分の裁量で雇用期間を決めら ...
上記事の派遣会社は、私を含めSNSやネット上の口コミ等で最も評判が良い会社です。
よく分からない派遣会社を利用するよりも、まずは上記会社を利用するのがベター。早速求人を探してみたい方は、上記事より適当にリゾートバイト派遣会社のホームページを覗いてみましょう。
(求人には待遇が事細かに記載されている)
【リゾートバイトの寮】プライベート重視したい人は個室。友達を作りたい人は相部屋
(上:個室寮/下:相部屋寮)
リゾートバイト中に滞在する寮には大きく分けて『個室寮』と『相部屋寮』の2種類が存在します。
いずれの寮も費用は無料です。
各寮の家具家電設備や部屋の広さは求人先によって異なりますが、基本的には以下のようなイメージを持っておくとギャップを感じません。
- 個室寮 = 新社会人や大学生が住む1Rマンションと同じ部屋。
プライベートが完全に確保されていて、キッチンやシャワールーム、テレビ、寝具セットなど生活に必要な家具家電設備は全て揃っている - 相部屋 = 3人〜4人が過ごせる相部屋形式の部屋。収納や作業机(共同)があり、シャワーやトイレは館内の物を共同。
林間学校や自然教室の宿舎に近いイメージ
応募求人先によって、個室しかない場合もあれば相部屋しかない場合もあるので要注意。
(上待遇であれば、「1R個室寮」と記載されているので相部屋ではないことが分かる)
個室にも相部屋にもそれぞれメリット・デメリットが存在します。
とは言え、ドミトリーやユースホステル滞在経験がない人や神経質な人、初心者ならまずは1R個室寮での滞在を強くおすすめします。
初心者には個室寮がおすすめな理由
(筆者が過ごしていたリゾートバイトの相部屋寮)
一見、相部屋の方がワイワイしていて楽しいです。確かに相部屋は早い段階で同僚とも打ち解けて、友達を作れるのは間違いありません。
ただ、相部屋は同居人達に気を使うのはもちろん、運が悪ければトラブルに巻き込まれたり、同居人の騒音でゆっくり寝られない日が続くのも事実。
相部屋はルールもあるので私は煩わしいと感じています。
普段から自分が神経質な方だと自覚がある人ならば、まずは個室寮完備の求人を優先的に探してみましょう。
滞在中に余計なストレスを感じることがありません。
(1Rタイプの個室寮)
個室寮の家具家電設備、住み心地については以下の記事も参考にどうぞ。
-
リゾートバイトの個室寮は天国!他人と距離感を保ちたい人は個室寮に住み込むべし
リゾートバイトの個室寮とは、生活に必要な家具・家電を備えたワンルームタイプの寮を指します。 アパートやマンション生活とほぼ同じ感覚で住み込みできるため、プライベートを確保しながらリゾートバイト生活を送 ...
カップルが一緒に滞在できるカップル同室寮
リゾートバイトの寮は男女で棟やフロアが分けられていて、異性間の行き来を完全に禁止しています。
万が一、異性間の行き来がバレた場合どうなるのか。
"運が良ければ"「交通費支給の取り消し」や「施設利用禁止(例えばスキー場リゾバでスキーできない、温泉リゾバで温泉に入れない)」で済みます。
しかし、運が悪ければ強制退去。実質クビとなります。
とは言え、近年はカップルでリゾートバイトに応募する人も増えてきました。そんな要望に応えてカップルなら同室で過ごせるカップル寮が存在します。
カップルでリゾートバイトを始めたい人は、必ずカップル同室寮完備の求人に応募しましょう。
でないと、リゾートバイト中に会える場所が制限されてしまいます。
カップル同室寮の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
-
カップルが同室でリゾートバイト生活を送れる「カップル寮」の詳細と探し方を詳しく解説します
リゾートバイトにカップルでの応募を希望する人は多く、人手不足に悩んでいるリゾート施設はカップルでの就業を歓迎しています。 ただ、カップルが同じ場所で働けても、互いが生活する寮は別々になります。 なぜな ...
リゾートバイトのまかない(食事補助)が美味しいかは運次第
一般的なアルバイトであれば、ラーメン屋ならその店のラーメンを、個人経営店なんかは余り物ではなくまかない用にご飯を作ってくれる場所もあります。
一方、リゾートバイトのまかないはピンキリです。
ある温泉旅館では、調理補助係に余った食材でまかないを作らせて、みんなで試食会をすることがありました。
(まかないで作ったスパゲティ。まかないの粋を超えたレベルの高さだった。しかも併設のレストランでメニュー化・商品化された)
毎日のまかないが楽しみな職場がある一方で、申し訳ないけれども美味しいとは言えない賄いを出す職場もあります。
正直、こればかりは求人からは中々判断できません。
稀に『美味しいまかないあり!』などと書いてある求人は、本当に美味しいです。上述したスパゲティを作った求人先も「まかないに定評がある」仕事場でした。
(少なくとも求人に「美味しい」と書いてある場所は本当に美味しい)
ただ、他の求人に関しては正直運です。
とは言え、大きな心配はいりません。美味しくないとは言え、何日も前の食材を使っていたりとか、コンビニの廃棄物じゃないので、しっかりと食べられる物を提供してくれます。
まかないは出勤日のみ提供される
「休日も食事補助あり」の待遇の求人も存在しますが、多くは出勤日のみ提供されます。
つまり、休日の食費に関しては自身で負担する必要があります。
少しでも支出を減らしたいという方は、頑張って休日も補助がある求人を探してみましょう。
【リゾートバイトで働ける地域】北は北海道から南は沖縄まで。行楽地や観光地が主
リゾートバイトの求人募集では、北は北海道から南は沖縄まで、いわゆる行楽地や観光地と呼ばれている場所はほぼ全て募集が行われています。
一部の地域ではシーズンによって求人数が増減するものの、一年中全国のどこでも求人を探せると考えていて良いです。
ただし、東京においては離島の求人はあるものの、街中での募集は少ないです。東京に限らず、人員が集まりやすい都会では募集は殆どないと考えておきましょう。
あくまで行楽地や観光地が主です。
どうしても東京の都心で働きたいという方は、以下の記事を参考にどうぞ。
⇒リゾートバイトで東京に住む方法。資金0円で住居なしでも上京できる時代
こんな場所が人気
代表的な募集地域は以下の通り(リンクからエリア詳細ページに飛べます)。
おすすめの場所は"あなたにとって非日常的な場所"
私がリゾートバイトを始めたいと言う友人に「おすすめの場所は?」と聞かれたら、必ず「自分にとって非日常的だと感じられる場所が良いよ」と答えています。
都心に住んでいる人なら離島や田舎が非日常的な場所に感じられるでしょう。
逆に離島や田舎に住んでいる人なら、世界中から観光客が集まる京都やニセコなどに行ってみると良いかもしれません。
非日常的な場所を求める理由は、お金を稼ぐと同時に"価値観を広げる"という体験を得るためです。
上述したように、リゾートバイトの往復交通費は派遣会社が(期間満了後に)全額支給してくれます。
遠慮する必要はありません。距離や交通費など考えずに思いついた場所へ行きましょう。旅行と同じ感覚です。
私は全国温泉地巡りの旅を実行したこともあります(結局4ヶ所くらいで挫折しましたが)。
まずは一旦仕事だということは置いておいて、「その地ので生活が楽しいかどうか」を考えてみるのがリゾートバイトを満喫するコツです。
【リゾートバイトで1ヶ月に稼げる額】目安は総支給額22万円前後
リゾートバイトは様々な広告で『2ヶ月で50万円の貯金が可能!』などと記載されているので、物凄く稼げるイメージを持っている方もいるでしょう。
確かに2ヶ月で50万円の貯金は不可能ではありません。
しかし、リゾートバイトで2ヶ月50万貯金を目指そうものなら、精神的に消耗することになるでしょう。
⇒リゾートバイトで2ヶ月で50万円の貯金は可能。無理なく稼げるリゾバのプランを紹介します
私の経験から言うと、1ヶ月で稼げる現実的な金額は22万円前後。
ただし、一般的なアルバイトと違って支出を限りなく減らせるので、15万円以上を貯金に回せるのがメリットです。
「たくさん稼げる」のではなく、「支出が少ないから多くを貯金に回せる」
これがリゾートバイトの本質です。
リゾートバイトの平均時給は1,000円。平均月収は22万円
リゾートバイトの平均時給は1,000円。
また、1日の実働時間は9時間程度。つまり、単純計算して1日に9,000円の稼ぎになります。
月の勤務日数は、最低でも1週間に1日は休みを取る必要があるため、最大で6日。月にすると約24日。
つまり、9,000円 × 24日 = 216,000円
実際には更に時間外労働や、職種によっては深夜割増の手当がつくため、22万円が平均月収です。
生活費は3万円〜4万円 = 15万円以上は余裕で貯金に回せる
リゾバ中の生活費目安は、切り詰めて生活しない場合で3万円〜4万円です。
これは、休日の観光費用や同僚との交際費など、リゾバ生活に発生する全ての支出を含めた金額です。
<私の初月の支出内訳。合計4万円>
- 食費…約8,000円
- スマートフォン料金…約7,000円
- 観光費用…約5,000円
- 交際費…約5,000円
- 雑費(おやつ、タバコなど)…約15,000円
2ヶ月目、3ヶ月目と生活に慣れてきたらもっと節約することもできるでしょう。
ただ、初めから切詰めるのは精神衛生上よくありません。まずは多めに4万円程度は支出が発生すると考えておくとギャップに苦しまずに済みます。
⇒リゾートバイトの生活費を抑える方法を公開。1ヶ月4万円で不自由なく過ごせます
更に給料からは多めに考えて合計約4万円の社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険)と所得税が引かれます。
それでも貯金に回せる額は約15万円はあります。
これは一般的なアルバイトでは簡単に貯金できる金額ではないでしょう。支出の少なさこそがリゾートバイトの本質であり魅力と言っても過言ではありません。
ちなみに、1週間前後の超短期リゾートバイトで稼げる額は6万5,000円前後。
詳細は以下の記事を参考にどうぞ。
-
リゾートバイトは1週間だけも可能!仕事内容や稼げる額、求人の探し方について詳しく解説
通常、リゾートバイトの雇用期間は、1ヶ月〜3ヶ月程度を基本としています。 しかし、数は多くないですが、1週間程度のリゾートバイト求人を探すことも可能です。 1週間のリゾートバイトは雇用期間こそ短いです ...
【リゾートバイトの仕事内容】人気の5職種はこれだ
リゾートバイトの職種は、ざっくり言うと以下の4種類
- 接客系…ホテルフロント、仲居、売店、レストラン
- 裏方系…裏方業務、皿洗い・洗い場、調理補助、事務・予約受付
- アクティビティ・アウトドア系…マリンスタッフ、テーマパーク、キャンプ場、スキー場関連
- ナイトワーク系…離島のガールズバー・スナックなど
この他にも、タイミングが合えば「通訳案内士」「セラピスト」「ツアーガイド」と言った求人を発見することもあります。
ただ、基本的には上記4種類の仕事が主です。他の職種は稀です。
以下で特に人気の5職種をピックアップして紹介しています。
ホテルフロント
<主な仕事内容>
- 宿泊客のチェックイン・チェックアウト手続き
- リクエストや問い合わせの対応
- レジ閉め及び売り上げの計上
確認作業が多く正確さを求められる仕事ですが、最も気品があり身につく事の多いポジションです。
特に英語を身につけたい人におすすめ。
愛想の良さが肝であり、「人に良い印象を与える術」を自然と身につけられます。
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リゾートバイトのホテルフロントは大してきつくない!フロント歴3年の筆者が仕事内容を詳しく解説するよ!
リゾートバイトにおける『ホテルフロント』とは、リゾートホテル、シティホテル、旅館、民宿において 宿泊客のチェックイン・チェックアウト手続き リクエストや問い合わせの対応 レジ閉め及び売り上げの計上 と ...
仲居
<主な仕事内容>
- 宿泊客のお見送り・お出迎え
- 朝食・夕食準備(配膳)
- 客室の備品管理
リゾートバイト唯一の着物を着て行う仕事。
正直に言うと、リゾートバイトにおいて一番ハイレベルな職種。悪い言い方をするとキツイです。
どうしても礼節指導が他職種よりも厳しいので、向上心のある方におすすめします。
ただ、やはり得られる物は多く、特に社会人になる学生などは「やって良かった」という感想を持つ人が多いのも事実。
近年では二部式着物(素人でも着られる簡略化した着物)を採用している旅館も多いため、初心者でも気軽に応募できます。
詳しい仕事内容や1日のスケジュールについては、以下の記事を参考にどうぞ。
-
【男にもおすすめ!】リゾートバイトの仲居の完全ガイド。1日のスケジュールから着物の種類・着付け方法まで。一生に一度は体験したい仲居の全貌を明らかにします
仲居(なかい)とは、主に旅館や料亭で給仕や接待をする女性の職業を指します。 仲居の一般的なイメージといえば、やはり旅館。 日本の伝統的民族衣装とも言える着物を身にまとい、美しい言葉遣いと作法で宿泊客を ...
裏方業務(清掃係)
<仕事内容>
- 客室清掃
- 館内清掃
- たまに洗い場などを手伝う
2人1組になって客室や館内を清掃する仕事。
地味な仕事に見えますが、「接客をしないので精神的に疲れない」「同僚と2人1組で動くので社員に見張られている感じがしない」という理由から意外にも人気です。
一度、友達と裏方業務に志望した時、なんと友達と2人1組で仕事できた時がありました。その時はめちゃくちゃ気が楽で天国でした(もちろん仕事は真面目にやりました)。
清掃のみなので単純と言えば単純な仕事ですが、気楽さを求める人にはおすすめです。
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リゾートバイトの裏方(客室清掃)は力仕事も少々あるが、基本的には簡単な仕事!業務内容パーフェクトガイド!
リゾートバイトにおける『裏方業務』とは、主に旅館やリゾートホテルにおいて以下のような仕事に携わる職種のことを指します。 布団の上げ下げ(ホテルならベッドメイキング) 館内清掃 客室清掃 洗い場 食器類 ...
スキー場関連
<主な仕事内容>
- リフト係
- ゲレンデレストラン
- チケット係など
スキー場関連の求人は8月の中盤頃から募集が始まります。
仕事内容はリフト係やチケット係、ゲレンデレストランなど誰でもできる仕事にはじまり、パトロールやインストラクターなどスキルを求められるものまで様々。
スキー場関連の仕事最大のメリットは、何と言っても「無料のリフト券を貰えること」「スキー・スノボ用具を社割(2割引)でレンタルできること」の2点。
休日や休憩時間中は滑り放題なので、スキーやスノボが好きな人にとっては充実したリゾートバイト生活となるでしょう。
スキー場リゾバにおける全職種の仕事内容詳細は、以下の記事を参考にどうぞ。
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スキー場リゾートバイトの完全ガイド。全職種の仕事内容・生活費・寮環境まで全て詳しく解説します
スキー場でのリゾートバイトは、リゾートバイト業界における冬の一大イベント・風物詩と言っても過言ではありません。 毎年9月〜10月頃より徐々に求人募集が開始され、ピークである11月に入ると冬休みを目前に ...
意外と女子大生に人気なのがナイトワーク
<主な仕事内容>
- 離島のガールズバーやスナックでの接客
- 八丈島、利尻島、宮古島など
- 時給1,500円〜2,000円
リゾートバイトにおけるナイトワークの勤務地はほぼ離島に限定されています。
これは離島に住む男性の需要に対して若い女性の供給があまりにも少ないためです。また、離島は良くも悪くも村社会。男性は離島住みの女性とは安心して楽しめません。
そこで、リゾートバイトのように他地域から女性を誘致しているというわけです。
ガールズバーやスナックの主な仕事内容はカウンター越しでの接客です。そのため、体を触られたり不快になることは基本的にありません。
また、最低限のコミュニケーションが取れる人であれば未経験でも勤務可能です。
求人数こそ少ないですが、離島の落ち着いた空気を味わいながら短期で高額稼ぐにはうってつけの仕事と言えるでしょう。
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リゾートバイトのナイトワークってどんな仕事?きつい、楽しい?詳しく解説します
リゾートバイトにおけるナイトワークとは、リゾート地の スナック ガールズバー キャバクラ にて1ヶ月〜3ヶ月前後、住み込みで働くアルバイトのことを指します。 勤務地は主に八丈島(はちじょうじま)、宮古 ...
リゾートバイトの全職種
その他、上記で紹介した人気5職種を含め、リゾートバイトの全職種詳細については以下を参考にどうぞ。
【リゾートバイトで働ける年齢】20代が60%、30代が30%、40代以上が10%
リゾートバイトは単純な仕事が多く、かつ短期で高額稼ぐことが本質としているため、20代を中心とした
- 学生
- フリーター
- ニート
がスタッフの大半を占めています。ただ、近年は30代のフリーターも多いため30%は30代といったところ。
1現場に必ず30代が一人はいると考えて良いです。
20代の人であれば、特に周りを気にする必要はないでしょう。同年代が多いので自然と溶けこめるはず。
20代の中でも、特に大学生を含めた21歳〜25歳くらいが多い印象。
特にアクティビティ系は20代前半に人気です。
接客系には20代後半が集まりやすいです。少なからず社会経験があって接客に興味を持つ人が多いからでしょう。
30代以上には裏方系の仕事が居心地が良い
30代や40代だと周囲に馴染めるか不安に感じる人も多いでしょう。
上で紹介した『裏方業務』などの裏方系の仕事はコミュニケーションを必要としないこともあり、30代が集まりやすい傾向にあります。
私自身30代ですが、最近はもっぱら裏方系の仕事一筋です。私の仲間の30代リゾートバイターも裏方系で働く人が大半です。
裏方系には40代以上の人も数は少ないですがいます。20代ばかりで馴染みにくい場所で働くよりかは、少しでも歳が近い人が多い職場で働く方が余計なストレスを感じずに済むでしょう。
30代以上は裏方系で働くのがおすすめ。
少しでも同年代が多い職場で余計な気を使わずに働きましょう。
30代がストレスを感じずにリゾートバイトで働く方法については以下の記事を参考にどうぞ。
-
30代でリゾートバイトを始めたい人に贈る「30代向けの職種と、20代の中で浮いてしまわない言動」
30代を迎えてフリーター生活をしている人は「年長フリーター」と呼ばれ、30代で非正規雇用であることは異質であり避けるべき状況だと捉えられてきました。 個人の生き方をとやかく言う必要はありませんが、少な ...
【リゾートバイトの人間関係】連体感が生まれやすい
リゾートバイトは不思議とスタッフ同士の連体感が生まれやすいです。
これは、同じ境遇(遠隔地から一人やってきた派遣という立場)の人間が集まっているため、程度に差はあれ「何が不満で何が心強いか」をある程度みんなが把握しているからでしょう。
よくある事ですが、例えば誰かが理不尽な理由で社員に怒られた時、派遣だけの飲み会で愚痴を言ったり、あるいは励ましあったりする光景は珍しくありません。
心理的にどうしても派遣 = 弱い立場というのは誰しもが感じているでしょう。
だからこそ、スタッフ同士の親交が深めやすく、ポジションや職種を超えて交流を持つ事が珍しくありません。
リゾートバイトが終わればどうしても希薄な関係になりやすいですが、リゾートバイト中はやはり周りのスタッフが心強い存在になることが多いです。
リゾートバイトでモテる男性の特徴
リゾートバイト中に恋愛関係になるのも、こうした一体感から発生するケースが殆ど。
こうした時にリーダーシップを取れる人や、人を気遣える人はモテます。
隔離された無人島(ちょっと大げさ)を想像して下さい。
みんな不安な中でも希望を見出せる人、ポジティブな意識に持っていける人が信頼を集めます。
頼られる存在と言うのでしょうか。
そのため、実は20代よりも社会経験が豊富な30代がモテることが珍しくありません。
リゾートバイトでモテたい男性は、リーダーシップを取れる人・ご意見番的な存在になれる人を目指しましょう。
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出会い目的でリゾートバイトを始める人必見!出会える場所とリゾバでモテる方法を教えるよ
リゾートバイトのシステムは面白いもので、お互い知らない者同士が全国各地から一ヶ所に集まり、寝食を共にしながら働きます。 ストイックに「短期集中でお金を貯めるためだけに来た」という目的を持つ人が殆どです ...
【リゾートバイトの始め方】簡単4ステップ
最後にこれからリゾートバイトを始めようと思う方に向けて、リゾートバイトの始め方を簡単に説明します。
冒頭でも述べたように、リゾートバイトの始め方は以下4ステップ。
- 派遣会社のホームページにて求人を検索して応募する
- 派遣会社より応募求人に関しての詳細確認連絡が入る
- 勤務開始日や持参すべき持ち物、給料の振込先など必須項目を確認したら勤務地へ出向く
- 期間満了後、最後の給料と一緒に往復交通費も振り込まれる
これだけです。
百聞は一見にしかずとも言うので、何にせよまずは派遣会社のホームページで求人を眺めてみましょう。
-
【大手5社】リゾートバイトで「本当に」おすすめの派遣会社。ランキング順に特徴を比較しました
リゾートバイトを始める場合は、リゾート地での住み込みバイト案件を多く扱う専門の派遣会社を利用するのが一般的です。 ただ、派遣会社の種類は千差万別。 可能な限り自分の裁量で雇用期間を決めら ...
上記事に記載している通り、派遣会社にはそれぞれ特徴があります。
自身に合うと思える派遣会社をチョイスして仕事を決めましょう。
勢いにまかせて走り出すべし!
リゾートバイトは遠隔地への住み込みだけに不安が多く、何かと事前調査を入念にしがちです。
しかし、一つ言える事は、どれだけ入念に調べたところで「100%の情報」を引き出すのは不可能。
同じ仕事でも人によって感じ方は違うし、Aさんが言った通りのことを実行してみても自身が満足するかは分かりません。
ある程度の基礎情報を知った後は、自分の目で見てみるしかないのです。
なので興味があれば勢いにまかせて始めてしまうのが一番。言い方は悪いですが「どうせ短期のアルバイト」です。
たとえ自分に合わなくてもせいぜい1ヶ月〜3ヶ月の辛抱。
試しに働いてみて良くも悪くもリゾートバイトを五感で感じてみましょう。
まとめ
リゾートバイトは数あるバイトの中でも特殊で面白いアルバイトの一つです。
遠隔地へ住み込みで働くがゆえに不安も大きいかと思いますが、近年では存在がポピュラーになったこともありカジュアルな雰囲気のバイトになりつつあります。
思ったよりも気軽に始められる仕事なので、興味があれば出来る時にやっておくのがおすすめです。
リゾート地で給料も体験も満足のいくリゾバ生活を送って頂ければと思います。