リゾートバイトを始める場合、リゾート地での住み込みアルバイト案件を多く扱う派遣会社を通して仕事を始めるのが一般的です。
そのため、面接は雇用先である派遣会社の担当者と行います。一般的な登録派遣と同じ要領だと考えて良いです。
ただ、一般的な登録派遣と異なる点は、リゾートバイトの面接は電話で行われるという点。
これは、リゾートバイト派遣会社の支店数が限られているためです。支店が自宅から遠く離れている場所だと面接に行くのにも一苦労ですよね。
そのため、リゾートバイトでは面接から仕事紹介まで、1から10までを全て電話のみで行います。
電話のみで行うとは言え、面接なので当然採用される人もいれば不採用される人もいるので要注意です。
また、面接時に「提出すべきもの」もあります。通常の仕事の面接同様、担当者に好印象を与えるつもりでとりかかりましょう。
この記事では、リゾートバイトの面接で必ず受かるために知っておくべき
- 面接時に聞かれること(志望動機、アピールポイント)
- 面接時に用意しておくべきもの(履歴書、マイナンバー等)
- リゾートバイトの年齢制限
- 興味のある仕事に関して聞いておくべきこと
をついて詳しく記載していきます。
面接担当者の印象次第では、就労を任される仕事の範囲が変わることもあるので、面接では好印象を与えておくに越したことはありません。
記事の最後ではリゾートバイト派遣会社ついても詳しく紹介しているので合わせて参考にして頂ければと思います。
面接の基本。支店が近ければ来社面接も可能
冒頭にてリゾートバイトの面接は電話が基本だと述べましたが、場合によっては来社の面接も可能です。
派遣会社によっては大都市圏の殆どに支店を構えていので、自宅から支店が近ければ来社しても構いません。
来社面接は電話面接に比べると面倒ですが、個人的には来社できるのであれば来社した方が良いと考えています。
なぜなら、来社による面接には以下3点のメリットが挙げられるからです。
- 担当者と顔を合わせることで親密度を増すことができる
- リゾートバイトに関する参考書類を見せてもらうことで、新たな疑問点・適正職種に気づくことがある
- 必要書類のやりとりをネット上または郵送で行う手間が省ける
担当者と顔をあわせることで親密度を増すことができる
リゾートバイトの就労先が決まった後、派遣会社の担当者とは全て電話でやり取りを行います(一部、就労先に担当者が来てくれることもある)。
そのため、担当者と最初の面接時に顔を合わせておけば、親密度が増して後々の就労中やりとりがスムーズになります。
また、担当者も人間ですから、仲が良いスタッフには適切なアドバイスをくれたり、ある程度のワガママを聞いてくれるようにもなります。
リゾートバイトに関する参考資料を見せてもらうことで、新たな疑問点・適正職種に気づくことがある
面接時には、自分が興味を持っている求人先の現場風景・寮の写真を見せてくれたり、寮周辺観光地についても写真付き参考資料を見せてくれます。
こうした参考資料に目を通すことで、新たな興味、疑問点、適正職種に気づくことがあります。
必要書類のやりとりをネット上または郵送で行う手間が省ける
電話面接の場合、履歴書等の必要書類はインターネットで入力を行います(もしくは郵送)。
来社面接であれば、通常の面接同様に手渡しで履歴書等を渡せるので話が早いです。
来社面接する場合の服装
上の動画にもあるように、来社面接時の服装は必ずしもスーツである必要はありません。
ただ、会社への面接という意識は持っておいた方が良いので、スーツもしくはオフィスカジュアルで出向くのが無難です。
服装については、以下の点のみ注意を払っておきましょう。
- 清潔感がある
- サイズが合っている
- 派手なアクセサリーは付けない
- 強い香りの香水はつけない
- 汚れやシワが多い服装は避ける
- 黒髪が無難
重要なのは清潔感です。人のイメージは第一印象でほぼ決まると言います。印象が悪いと紹介してもらえる仕事の幅が減る可能性も0ではないので、清潔感だけは意識しておきましょう。
面接時に聞かれること
電話面接でも来社面接でも「志望動機」と「アピールポイント」は必ず聞かれるので用意しておきましょう。
と言っても、肩肘張って高い志を考えておく必要はありません。
志望動機なら単純に「お金を貯めたい、海外旅行に行きたい、留学したい」などありのままの志望動機を伝えるだけで結構です。
ただ、「家出をしたい、借金の返済」などのネガティブな内容は避けた方が良いでしょう。
アピールポイントに関しては、「接客が好き」「海が好き」「スキー場が好き」など、希望とする職種が好きであることを伝えるのが無難です。
また、「英語が得意」「同じ業種のアルバイト経験がある」などもアピールに繋がります。
面接担当とのやり取りで大事なことは「ハキハキ話す」ことです。特に接客業求人を志望している場合、おどおど話していたら面接担当が不安に感じます。
ハキハキ話すには、話すことを予め決めておく必要があります。そのためにも、志望動機とアピールポイントは必ず用意しておきましょう。
面接時に用意しておくもの
面接までに担当者に用意しておくよう伝えられる物は、以下の2点です。
- 履歴書
- マイナンバー
履歴書は必須となりますが、マイナンバーに関しては提出する義務はありますが必ずしも面接時というわけではありません。
就労期間が終了してからの提出でも結構です。
ただ、提出物はできるだけ早めに済ませておいた方が良いでしょう。後回しにすればするほど面倒に感じてくるのは間違いありません。
履歴書はインターネット上からの送付も可能である
履歴書を用意するのが面倒な方は、リゾートバイト派遣会社の登録フォームより履歴書をインターネット上で送付可能です(スマホ・PCどちらも可能)。
インターネット上の送付であれば、顔写真もスマートフォン等で撮れるので撮影代が発生しません。
マイナンバー
リゾートバイトではマイナンバーの提出を必ず求められます。
なぜなら、税金・社会保険関係の書類にマイナンバーを記載することが法令で決まっているからです。
ただ、マイナンバーは必ずしも面接時に用意しておく必要はありません。就労期間を満了した後にゆっくり準備しても結構です。
とは言え、こうした提出物は後回しにすればするほど面倒に感じるので、先に用意しておいた方が無難です。
ちなみに、マイナンバーは社会保障、税、災害対策等の法令で定められた手続き以外で使用されることはありません。
そのため、マイナンバーを経由してリゾートバイトの経歴が次の就職先に知られることはないので安心して大丈夫です。特にナイトワーク希望の方は懸念を抱く必要はありません。
マイナンバーの準備方法については、以下内閣府のサイトを参考にどうぞ。
リゾートバイトの年齢制限
リゾートバイトの年齢制限は、下は18歳(高校生不可)〜上限なしです。
高校生は残念ながらリゾートバイトに参加はできません。後々マイナンバーを提出することになるので、年齢をごまかして働けないのが現状です。
現在高校生の方は、通常の街バイトを探しましょう。
30代や40代でも問題なく働けるのか?
リゾートバイトで働く人の大半を占めているのが20代(全体の63%)です。
ただ、30代や40代でもリゾートバイトで働く人は大勢います。そして30代40代だからと言ってリゾートバイトを断れることはありません。
ただ、30代40代の場合、必然的に職種を選ぶこともあるでしょう。
例えば、接客業系の職種だと「挨拶の仕方、お釣りの渡し方」などの新社会人のイロハとも言える基礎的なことを教えられます。
こうした研修は社会人経験のある方ならわずらわしく思うのが普通です。
そのため、30代40代の方であれば、経験に見合った職種あるいはわずらわしさがなくて気楽な裏方系の職種を選ぶのがベターです。
30代40代のリゾートバイト事情については、以下の記事を参考にどうぞ。
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興味のある仕事に関して確認しておくべきこと
面接まで進んだ人であれば、ある程度「働きたい地域」「職場イメージ(例えば温泉旅館が良いなど)」「希望職種」のイメージをおおよそ掴んでいるでしょう。
面接の際は、希望職種・待遇条件に加えて、リゾバ選びで失敗しないために以下の内容もあわせて確認しておくのがおすすめです。
- 寮環境(個室か相部屋か、WiFi環境の有無)
- 仕事についての詳細(平均残業時間、希望求人先の会社名)
- 希望求人先の人員環境(派遣社員の割合、男女比、年齢層)
ここまで聞いておけば、いざリゾートバイトを始めた後に「イメージとギャップが違った…」と後悔することはありません。
リゾートバイトは住み込みで働くため、基本的には一度就労したら途中で辞めて帰ることはできません。
そのため、求人を選ぶ際は、待遇欄や仕事内容だけではなく、求人に記載されていない項目についても確認しておくのがベターと言えます。
また、ここまで内容を詳しく聞くことは、面接担当からすると「真剣に就労を検討している」と感じられ好印象を持たれます。
疑問に思うことは何でも聞いて、充実したリゾートバイト生活を送りましょう。