リゾートバイトは、20代の人を中心に「リゾバ」と省略して呼ばれ親しまれています。
リゾートバイトの宣伝や体験談を見ると、どれもリア充の雰囲気を全面に出して楽しそうに描かれていますね。
そのため多くの人が、何となく「リゾバは楽しそうで雰囲気の良いアルバイト」というイメージを持っているでしょう。
確かに、リゾートバイトはリゾート地にて住み込みで働くという特殊な環境下でのアルバイトであるため、一般的な町バイトに比べるとメリットは多そうに感じられます。
しかし、労働であり遊びでない以上、こうした特殊な環境は、ある人にとってはメリットになり得るし、ある人にとってはデメリットにもなり得ます。
実際、「絶対に後悔しないリゾバの始め方」でも述べたように、メリットが多いと感じられた人が多い一方で、デメリットばかりに感じて後悔した人が存在するのも事実です。
そのため、リゾートバイトを始める前に、リゾートバイトにおける「本当の」メリット・デメリットがどのようなものなのかは、知っておいた方が良いです。
今回の記事では、リゾバに対する私なりのメリット・デメリットを述べていきます。
それがあなたにとってもメリットになるのか、デメリットになるのかを考慮してリゾバを始める方が、リゾバに対する満足度が高くなるでしょう。
リゾートバイトのメリット
リゾートバイトのメリットとして挙げられるのは、以下の3項目です。
- 貯金しやすい環境である
- 環境の変化でリフレッシュがのぞめる
- 友達同士やカップルでも応募できる
以下で詳しく述べていきます。
限りなく貯金しやすい環境である
リゾートバイトの平均時給は、ナイトワークを除けば1,000円〜1,100円程度です。
地方都市に住む人にとっては高額に思える金額ですが、東京に住んでいる人にとっては一般的な町バイトとさほど変わりない額と言えるでしょう。
であるにも関わらず、東京に住む人にとってもリゾートバイトは非常に貯金しやすい環境と言われています。
実際、留学資金・バックパッカー資金・ワーホリ資金・免許費用等を貯金するために、東京の人がリゾートバイトを始めるケースは多いです。
リゾートバイトが貯金に適している理由は、支出を限りなく抑えられるからです。
リゾートバイトでは賄いが付き、寮費が無料で、地元と違って友達とすぐに会える環境ではないため、娯楽費が多くは発生しません。
雑費や娯楽費、タバコ代において、あまり我慢をせずストレスなく過ごしたとしても、1ヶ月の生活費は4万円程度に収まります。
詳細は以下の記事も参考にどうぞ。
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そのため、仮に時給1,100円の求人先で1日8時間労働・月22日出勤のフルタイムで働き、約19万円を稼いだ場合、最大4万円の生活費と約2万円の社会保険を引かれたとしても、手元に13万円は残ります。
多くの場合、更に残業代が加わるので、15万円以上は間違いなく貯金に回せるでしょう。
15万円を地元で毎月貯金するのは中々大変です。
友人からの誘いがあったり、DVDを借りたりなどすると少しづつ支出が増えていきます。
しかしリゾートバイトであれば、何も知らない土地で住み込みで働くので、交友関係や誘惑を一切シャットアウトできます。
また、リゾートバイトは数週間〜3ヶ月程度の短期アルバイトであるため、期間限定と割り切れば、支出を抑えて目標金額への貯金に向かって全速力で駆け抜けやすいです。
誘惑に弱い人にとって、こうした隔離された環境で過ごすことによって目標に向けてお金を貯められるのは大きなメリットと言えます。
リゾートバイトで高額貯金を目指す人は、以下の記事も参考にどうぞ。
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リゾートバイトなら2ヶ月で50万円の貯金が可能。無理なく稼げるリゾバのプランを紹介します
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環境の変化でリフレッシュがのぞめる
2点目に挙げられるリゾートバイトのメリットは、環境が変化することで得られるリフレッシュです。
例えば、旅行に似た高揚感や新鮮さ、そして出会い。
また、温泉旅館で働く人なら「無料で温泉に入浴できる」、スキー場で働く人なら「無料でゲレンデ滑り放題」という特典もリフレッシュの要素になります。
(温泉旅館でリゾバしていた時は、毎日のように温泉に無料で入浴していた)
旅行と同様に、普段とは違う環境に身を置くことで得られることは多いです。
これはリゾートバイトが数週間〜3ヶ月程度の短期だからこそ、環境に対する希少価値を感じられ、高揚感や新鮮さが増すのだと思います。
また、高揚感や新鮮さが増している状態で出会う人々とは、良好な関係を築けることが多く、後々になって振り返ると「楽しかった」「思い出がたくさんできた」と思えることが多いです。
こうしたリゾートバイトで得られるリフレッシュ感は、上で述べた「貯金におけるメリット」と合わせると、詰まるところ「お金も溜まって楽しい思い出もできて、いいことづくめ」と言えます。
友達同士やカップルでも応募できる
恋人や友達とのスケジュール都合が合いそうであれば、一緒に応募して同じ場所で働けるのもリゾートバイトの大きなメリットと言えるでしょう。
リゾートバイトには、カップルや友達同士での応募を歓迎している求人数が一般的な町バイトと比べて多いです。
リゾート地とは言え、全く知らない環境に飛び込むのであれば恋人や友達などの気心知れた人と一緒に始める方が安堵感が増します。
また、共に実家住まいのカップルであれば、リゾートバイトを機にちょっとしたプチ同棲体験を経験してみるのも良いでしょう。
リゾートバイトではカップルが同室で過ごせる「カップル寮」を用意している求人もあります。
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ただし、カップルであれ友達同士であれ、閉鎖された環境で距離を近づけすぎると、思わぬことで喧嘩に発展することもあります。
カップルや友達同士でリゾートバイトを検討している人は、以下の記事にて友達同士やカップルでリゾートバイトを始める際の注意点を記載しています。
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リゾートバイトのデメリット
リゾートバイトのデメリットには、以下の2点が挙げられます。
- 求人の選び方を間違えると、悪い環境の仕事に当たる可能性がある
- 基本的に途中で帰る・辞めることはできない
ただし、上記2点のデメリットに関しては、適切なリゾートバイト専門の派遣会社を利用してリサーチをした上で求人を探せば、限りなく遭遇する可能性を0を抑えられます。
適切なリゾートバイト専門の派遣会社については後述しているので、そちらも合わせて参考にして頂ければと思います。
求人の選び方を間違えると、(自分にとって)悪い環境の仕事に当たる
リゾートバイトの求人選びは疎かにできません。
特に、寮環境や賄い有無の待遇に関しては慎重すぎるくらいで丁度良いと思います。
例えば、リゾートバイトを始める人の中には、相部屋寮のようにワイワイできて早い段階で友達を作れる環境を好む人もいれば、個室寮のようにプライベート確保を重要視する人もいるでしょう。
(相部屋寮)
(個室寮)
相部屋寮と個室寮のどちらが良いかは、その人の性格によって違うので一概には言えません。
しかし、プライベート確保したい性格の人が相部屋寮に入ったり、友達とワイワイしたい性格の人が個室寮に入ってしまうと、それは自分にとって悪い環境と言えます。
寮環境を含め待遇については、応募の前にしっかりと確認しておくことによって希望の就労先で仕事を始められます。
こうした待遇をしっかり確認しておかないと、悪い環境で我慢しながら仕事を続けなければいけなくなるのはデメリットと言えるでしょう。
途中で帰る・辞めることはできない
リゾーバイト中に実家に帰ったり、個人的な理由で途中で辞めることはできません。
もちろん、冠婚葬祭など特別な理由があれば別ですが、基本的には事前に自身でスケジュール管理をして、途中で帰る必要がないようにしておきます。
万が一、どうしても途中で辞めたくなったら、辞めること自体は不可能ではありません。
しかし、「リゾートバイトを途中で辞めるデメリットを知っておこう」にも記載した通り、途中で辞めると交通費の支給が破棄されます。
地元から就労先への往復交通費は決して安い金額ではありません。
途中で辞めると往復交通費は自腹になるので要注意です。
リゾートバイトには「途中で帰ることはできない」「辞めることはできない」というデメリットがあることを踏まえた上で、きちんと期間満了できそうな求人を探す必要があります。
リゾートバイトのデメリットを回避するには
上述したデメリットは、自身の誤スケジュール管理を除けば、全て「求人先の待遇条件が満足いくものなら防げるデメリット」と言えます。
寮環境や賄い有無など含め、待遇が自身の納得いくものであれば、途中で帰ったり辞めようという気分にはなりません。
そのため、リゾートバイトを始めるには、きちんと待遇確認しながら求人を探すのが重要と言えます。
納得いくまで待遇を確認するなら派遣会社を利用する
上で述べたデメリットを限りなく回避するには、リゾートバイト専門の派遣会社を利用して求人を探すのがおすすめです。
仮に、リゾートバイト求人を自力で探すとなると、寮環境などの待遇を、就労先と電話口(口頭)だけで確認することになるでしょう。
口頭だけでの確認だと、「イメージしていたものと違った」という状況になりがちです。
また、そもそも求人を探すのが大変な上に、面接方法を決めるのも困難です。
リゾートバイト希望者と人員が欲しいリゾート地や温泉地のホテルやレストランなどを繋ぐリゾートバイト専門の派遣会社がいくつか存在します。
派遣会社では全国の求人を取り扱っているので、求人を探すのが楽です。
また、各求人には待遇等も細かく記載されているので、明確に求人先の環境を確認できます。
(リゾートバイト派遣会社に記載されている求人例)
加えて、リゾートバイトの派遣会社に登録すると、"担当"と呼ばれる就労から期間満了までのサポートをしてくれるお世話係が付いてくれます。
担当に「時給は○○円くらい、個室寮がいい、温泉に入りたい、女性(男性)が多い職場がいい、地域は関東近郊で」などの細い条件をつけて仕事を探すことも可能です。
また、就労先の寮の写真を見せてもらうこともできます。
こうして派遣会社を利用して求人を探せば、上述したデメリットに遭遇する確率は限りなく低くなると言えるでしょう。
デメリットがなければ、残されるのはメリットのみ。
もちろん、実際にリゾートバイトを始めてみると、更に細かいメリット・デメリットに気づくこともあるでしょう。
しかし、まずは「辞めたい・帰りたい」などの最悪なデメリットは回避できます。
是非、出来るだけメリットが多い求人を探して、満足度の高いリゾバ生活を送って頂ければと思います。
リゾートバイト派遣会社は複数社存在します。
以下では、リゾートバイト業界において最も信頼性の高い大手4社の特徴を記載しているので参考にどうぞ。
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是非、自身と最も相性が良さそうな会社を選んでリゾートバイトを始めてみてはいかがでしょうか。