リゾートバイトを始める大きなメリットとして挙げられるのが、食事の無料提供(賄い)がある点です。
リゾートバイト中は会社から提供される食事を食べられるので、食費を限りなく0円に抑えることができます。
食費を抑えることで、いっそう貯金額を増やすことができるのです。
ただ、食事が美味しいのかどうか、懸念を抱いている人も多いでしょう。いわゆるタコ部屋のような場所で提供される粗末な食事を想像している人もいるかもしれません。
筆者はこれまで7年以上にわたりリゾートバイトを経験してきましたが、リゾートバイトの食事は基本的に美味しいです。
バイキング形式で社員へ提供する食事の美味しさにもこだわっている"当たり"の職場で働くと、「こんな美味しい物を本当に無料で食べていいのか?」と思えるほど、ありがたい気持ちになれます。
今回の記事では、リゾートバイトの食事事情を知りたい人に向けて、
- リゾバの食事事情
- 自炊の可否
- 休日も食事は提供されるのか
- 食事は1日に何回食べられるのか
- 食費無料のリゾバ求人の探し方
について、詳しく解説します。
リゾートバイトで食べられる食事の種類
リゾートバイトでは働く場所によって、以下4ついずれかの形で食事が提供されます。
- 社員食堂
- 賄い
- 弁当
- バイキング形式
最もポピュラーなのが社員食堂での食事です。
リゾートバイトで働く場所は、大抵は大型のリゾートホテルや温泉旅館であり、こうした施設のバックルームには必ず社員食堂が併設されています。
小〜中規模の勤務先になると、賄いや弁当といった形で食事が提供されます。
個人的に一番稀ではありますが、本当に美味しいのがバイキング形式での食事提供です。
バイキング形式の食事提供は、お客様に提供するはずだった朝食やディナーのあまり物(あまり物と言えば聞こえは良くないが)をそのまま食べられます。
あまり物とは言え、本来お客様に提供する予定の物なので味付けは抜群。
他の食事に比べると、雲泥の差があると言っていいほど美味しいです。
以下で各食事提供について、詳しく解説します。
社員食堂
(社員食堂。この時はコロナ禍にあったため各席にパーテーションが立てられている)
客室数が数百以上もある中〜大規模ホテルになると、必ず上写真のような社員食堂が併設されています。
社員食堂は外部の社員食堂運営会社を雇って運営しているため、料理は中々美味しいです。
また、料理は毎日日替わりで提供される上、ご飯や味噌汁はおかわり自由などの嬉しいサービスもあります。
(筆者が働いていた場所だと、毎食A定食、B定食、麺類のいずれかより選ぶ形式だった)
肉体労働の後、思い切りお腹が減った状態でも十分なボリュームのご飯。しかも味噌汁と米はおかわり自由。
また、社員食堂らしく、毎月29日は「肉の日」と称してステーキ定食が提供されたり、時には旬の食材を使った料理も提供されます。
毎回の食事が楽しみでした。
ちなみに、水やコーヒー、お茶も無料です。電子レンジや各種調味料も完備しています。
作り置きもしてくれるのでありがたい
社員食堂なので営業時間が決まっていますが(筆者が働いてた場所では毎日10:00〜20:00までの営業だった)、もちろん20:00以降にご飯を食べたい人に向けて作り置きのサービスも行っています。
賄い
賄いは社員食堂が併設されていない小〜中規模のホテルや温泉旅館等で提供される食事です。
あるいは、レストランホールや調理補助と言った食事に携わる仕事の場合、社員食堂の利用か賄いかを選べる場合があります。
賄いも結構美味しいです。
(実際に作ってもらった賄い)
なぜなら、賄いはお客様に提供する予定だったその日の食材を利用して作るからです。
(城崎温泉での勤務中は、但馬牛を使った牛すじカレーを作ってもらった日もありました。めちゃくちゃ旨い…!)
例えば筆者がレストランホールで働いていた時は、その日のバイキングで提供されていたパスタだったり、寿司、ラッキーな日は子羊のローストなど、無料だったらまず食べられないであろう料理が提供された時もありました。
ただし、社員食堂と違っておかわりは不可だったり、飲み物は水だけ(コーヒーやお茶は無し)でした。しかし、それでも基本的に美味しいので毎日の食事が楽しみでした。
まかないはこんな感じだし温泉入り放題だからリゾバ最強説を提唱します。 pic.twitter.com/nteDpiipHZ
— Yoh (@feu_nemousu) February 19, 2017
いつも賄いを作ってくれる料理長やコックさんに感謝しながら頂いていました。
弁当
お弁当は、小〜中規模のホテルや旅館、またはアミューズメントパークやアクティビティ施設など、リゾートバイトで働く仕事場全般で提供される食事です。
朝、出勤したらその日のお弁当メニュー(大体3〜5種類ある)から選び、お昼時間前までに提携のお弁当屋さんが仕事場まで届けてくれるというシステム。
恐らくですが、普通にお金を払って食べたら400円前後の内容といったお弁当です。
味はコンビニ以上、ほか弁以下と言ったところでしょうか。悪くはありません。
ボリュームもそれなりにあります。
お弁当は毎日11時〜11時30分頃までに届けられます。仕事の進み具合で昼休みが13時や14時になっても、職場のレンジで温められるので冷えたお弁当を食べさせられる心配はありません。
社員食堂や賄いに比べると満足度は高くないですが、「無料で食べられる」と考えるとありがたいです。
バイキング形式
バイキング形式での食事提供はかなり稀です。
筆者の長いリゾートバイト生活でも4〜5回しか経験したことがありません。
朝食バイキングの時間(6:00〜10:30)が終わってお客様がバイキング会場から出た後、余った食材をスタッフがバイキング形式で食べられるというものです。
このバイキング形式での食事提供も美味しくて感動もの。
そもそもお客様に提供する予定の食材で作られているので、弁当や社員食堂に比べると本当に美味しいです。
また、バイキング景色なので料理の種類が豊富です。選ぶ楽しさもあります。
今日の無料賄い😋
バイキングの残り取れちゃうから毎食買ったら高い果物食べれるのすごいお得感!
#リゾバ pic.twitter.com/cZ2cBdLCND— りと@リゾバinスキー場 (@cu_rito) January 30, 2022
筆者が働いていた場所では寿司が出たり、パスタもあれば肉料理、魚料理、デザートまであって、毎回の食事が一番楽しみでした。
ただ、唯一の欠点は食事の時間が遅いこと。
お客様が全員退出してからの食事となるので、朝は10:30以降、夜も22:00以降に食べることが殆どでした。
それでも一番美味しかったので満足度は非常に高いです。
キッチン用具が完備されていれば自炊も可能
勤務先が用意している寮によって異なりますが、キッチン用具が完備している寮もあります。
以下は、実際に筆者が城崎温泉でリゾートバイトした時の個室寮のキッチンです。
最初からキッチンペーパーやサランラップ、フライパン、紙皿、タッパー、鍋などが完備されていました。
(ただし、炊飯器はありませんでした)
筆者は1日2回の弁当の提供があったので自炊をすることはありませんでしたが、自炊しようと思えば出来る環境です。
(炊飯器がないので、炊飯器を自宅から郵送する必要があるが)
上記のように、寮にキッチン用具が完備されていれば自炊可能です。
基本的にリゾートバイトでは上述した4種類いずれかの方法で食事提供されるため、自炊する機会はほぼありません。
ただ、下に記載しているように、休日に食事提供されない勤務地もあります。
休日に食事が提供されない勤務地で働く場合、少しでも出費を抑えたい人は自炊も検討すると良いでしょう。
その場合、まずは派遣会社の担当者に、キッチン用具が設備されているかを確認しておきましょう。
必要なキッチン用具が設備されていない場合は、自宅から郵送することも可能です(ただし、郵送代は自腹となる)。
筆者は自炊が面倒なので、自炊したことはありません。
必ず休日も食事提供される求人に応募するか、休日に食事提供されないなら諦めて休日はコンビニ弁当等を食べていました。
休日も食事は提供されるのか?
勤務日以外も食事が提供されるかは、働く場所によって様々です。
各求人の案内に記載されているので、事前に確認しておきましょう。
(勤務日のみ食事ありの場合。内容は日替わり弁当)
(休日も食事有りの場合)
当然、休日も食事ありの求人が良い
休日に食事提供がない仕事場では、リゾートバイト派遣社員は外食(コンビニ含む)か自炊をするしかありません。
しかし、リゾートバイトの寮には、上述したようにキッチン調理器具や炊飯器等が完備されていない寮もあります。
(大分県の湯布院で働いた時の個室寮のキッチン。調理器具は完備していなかった)
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こうした寮の場合、キッチン用具を自腹で郵送しないと、自炊は不可能です。
郵送代がかかってしまいますし、梱包やらが面倒なのがネック…
そのため、休日はコンビニでご飯を買ったり外食することになります。
しかし、外食やコンビニ飯では、食費を使ってしまい貯金できる額が減ってしまいます。
そのため、当然ながら休日も食事ありの求人に応募するのは必須と言えるでしょう。
休日も食事ありの仕事場でも、必ず休日に食事を食べなければいけないわけではありません。外食したい日は外食できます。
食事は1日2回〜3回まで
(1日3回の食事ありのリゾバ求人)
多くの求人が最低でも食事は1日2回、多い仕事場では1日3回の食事提供があります。
ただ、筆者の経験で言えば、食事提供は2回で十分です。
リゾートバイトの多くは肉体労働です。食事提供が3回もあると、正直言って満腹感があって動きづらくなることが度々ありました。
もちろん食事を残すこともできますが、無料で提供してもらっている手前、残しにくいです。
2回の食事提供(大抵は昼と夜)なら、丁度良い空腹感の中で食事の時間になります。
食事が有料の就労先もあるので要注意!
近年では食事が提供されない、あるいは有料の就労先は珍しいですが、実は存在します。
上の求人票のように『1食200円にて購入可能』等の記載がある就労先は、食事が有料なので要注意です。
たかが200円と言っても、1日に2回食べれば、1ヶ月で約12,000円もの出費になってしまいます。
これではせっかく稼ぐためにリゾートバイトを始めたのに元も子もありません。
食事が無料で提供されるか否かについては、求人へ応募する前に、必ず待遇・条件欄を見て確認しておきましょう。
食事有りのリゾートバイト求人の探し方
上述したように、近年のリゾートバイト求人では、むしろ食事無しの求人は珍しいです。
食事無しだと応募者が集まらないため、9割近くの求人が「食事あり」「賄い有り」「食費無料」などと待遇欄に記載しています。
今の時代、リゾートバイトで食事提供がないなんてナンセンスです。
そのため、食事ありの求人を見つけるのは簡単、というかほぼ全ての求人が食事ありなので心配は不要です。
ただ、そうは言っても1割の求人は(本当に稀ですが)食事無しの求人もいまだに存在するため、応募する前に待遇欄に「食事有り」「賄い有り」「食費無料」いずれかが記載されているかを必ず確認しましょう。
求人によっては、上述したように、「社員食堂」「日替わり弁当」「バイキング形式」「賄い」など、食事の形態も記載されています。
この記事で紹介した食事事情を参考に、是非ご自身の求める食事を提供する求人を探してみて頂ければと思います。
賄い・食事ありのリゾートバイト求人を探すのであれば、以下記事に記載しているリゾートバイト派遣会社を利用するのがおすすめです。
>>>2023年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
各派遣会社に掲載されている求人には、必ず食事提供・賄いの有無が記載されています。
上記派遣会社であれば、無料で食事を提供してくれる求人を必ず見つけられます。