通常、リゾートバイトの雇用期間は、1ヶ月〜3ヶ月程度を基本としています。
しかし、数は多くないですが、1週間程度のリゾートバイト求人を探すことも可能です。
1週間のリゾートバイトは雇用期間こそ短いですが、働き方は通常のリゾートバイトと何ら変わりありません。
希望の勤務地へ行き、就労先の住み込み寮に滞在しながら1週間程度働きます。
「せっかくリゾート地に住み込むのに、たった1週間で終わるの?」
と、疑問を持つ方も多いですが、1週間のリゾバはちょっとした旅行気分を味わえる & リゾバの様子見ができるため意外と人気です。
特に長期期間中の大学生や転職期間中の方の中には、リフレッシュがてら1週間リゾバを体験する人は多いです。
今回の記事では、1週間程度の短期リゾートバイトを検討している人に向けて
- どんな仕事があるのか
- どのくらい稼げるのか
- 1週間のリゾートバイト求人を探す上で確認すべきこと
- 1週間リゾバの持ち物
- 1週間リゾバの注意点
を詳しく記載していきます。
実際に1週間リゾートバイトにどんな求人があるのかを先に見てみたい方は、以下のリゾートバイト専門の派遣会社より確認できます。
>>>1週間前後の求人が多いリゾートバイト派遣会社【リゾバ.com】
上記リゾートバイト派遣会社の「こだわり検索」にある「期間」より、「1週間」を選択して検索をかけると求人が表示されます。
GW、年末年始、お盆、シルバーウィークに1週間短期求人は増えやすい
1週間の短期リゾートバイトは年間を通して募集されています。
(ただし、昨今のコロナ事情により、大型連休を除く1週間リゾートバイトの求人数は激減しました)
現在、1週間リゾバの求人募集が集中するのは『ゴールデンウィーク、年末年始、お盆、シルバーウィーク』といった大型連休時期です。
これら大型連休時には、上に記載したリゾートバイト専門の派遣会社でも『GW特集』や『年末年始特集』といった大型連休限定で働ける1週間の短期求人が増える傾向にあります。
通常時に比べて遥かに求人数が増えるため、選択肢が広がります。
そのため、スケジュールにもよりますが、合わせられる人は大型連休に合わせて働くのおすすめ。
どんな仕事があるのか
1週間リゾートバイトの求人数は決して多くありません。
しかし、職種の内容は通常のリゾバ同様、多岐にわたります。
洗い場・皿洗いといった単純な作業の仕事もあれば、仲居のような高度な接客技術を要する仕事まで様々です。
傾向として、冬のシーズンになるとスキー場関係の仕事が大幅に増えます。
スキー場での仕事は、そもそもが季節限定で雇用期間が短いため、1週間前後の短い雇用であっても応募を良しとしているのです。
通常の1ヶ月〜3ヶ月程度のリゾートバイトに比べると求人の絶対数こそ多くはないものの、職種内容についてはさほど代わり映えしないと考えてよいでしょう。
探せば自分に合った仕事の求人が見つかるかと思います。
経験者はかなり優遇されるので、出来るだけ経験のある仕事を選ぶべし
1週間程度のリゾートバイトでは、雇用側は即戦力になるような人を出来るだけ採用したいと思っています。
そのため、年齢や性別などより経験の有無で採用不採用が決まることは珍しくありません。
リゾートバイト求人を探していると、「経験はないけれども興味を持てる仕事の求人」が見つかることもあるでしょう。
しかし、上記の理由から、出来るだけ経験のある仕事に優先して応募する方が良いと言えます。
特に仲居などの高度な接客技術を要する仕事は、未経験というだけで不採用になることも多いです。
多くの求人が「未経験可」と謳ってはいますが、雇用期間が短いだけに、経験者への優遇度がとてつもなく高いことを意識しておいた方が、自分に合う求人を探しやすいかと思います。
あまりにも遠方だと応募を断られることもある
私のケースを例に挙げると、福岡県住まいの私が北海道での1週間リゾートバイトに応募した際、「遠すぎるから」という理由で応募を断られました。
遠方だから応募を断れる理由は、リゾートバイト側が交通費を出したくないからです。
通常、リゾートバイトの採用が決まると、自宅から就労地までの往復分の交通費を支給してもらえます。
しかし、リゾートバイト側からすると、1週間しかいない人材のために高額の往復交通費は出したくないもの。
そのため、遠方すぎる = 交通費が高い場所だと応募を断れるケースもあります。
ただ、その求人の応募があまりにも少なく、遠方でも良いから来て欲しいと採用される場合もあります。
あくまで一つのケースですが、遠方すぎると断れる可能性もあるので、できるだけ近場の求人を探した方が良いでしょう。
どのくらい稼げるのか?
1週間のリゾートバイトで稼げる額ですが、私のケースを例に挙げると約65,000円(正確には64,750円)でした。
内訳は以下の通りです。
<1週間リゾートバイトの給料合計:64,750円>
- 雇用期間:8日間(内1日は休日)。勤務したのは7日間
- 職種:レストランホール
- 時給:1,000円
- 1日の労働時間:8時間
- 1日に稼げた額:9,250円
- 9,250円の内訳 = 1,000円 × 8時間 + 時間外1,250円 × 1時間(1,000円 × 1.25)
- 9,250円 x 7日間 = 64,750円
1週間に1日は休日を取らなければいけない
労働基準法35条1項に従って、毎週少なくとも1回の休日を設ける必要があります。
そのため、雇用期間が1週間であっても、実質労働できるのは6日間のみです。
私の場合は雇用期間が8日間だったので、労働したのは7日間のみでした。
1週間全て労働できるわけではないことも頭に入れて「1週間でどのくらい稼げるか」を考えておいた方が良いでしょう。
生活費は極力かけない方針でのぞもう
リゾートバイト中に発生する生活費には『【1ヶ月3万円】リゾートバイトの生活費を公開。支出を0円に近づける方法も解説します。』にも記載した通り、食費・観光費用・交際費が主となります。
ただ、上記事に記載しているのは、あくまで1ヶ月の生活費モデルです。
1週間リゾートバイトの場合、休日に観光さえしなければ、休日1日分の食費のみの支出で済むでしょう(休日には食事が支給されない場合が多い)。
交際費については、1週間のみの雇用なので、リゾバ中に職場の人間から飲みに誘われることはないと思います。
そのため、交際費は発生しません。
観光費については、仮に観光したとしても5,000円程度でしょう。
そのため、1週間のリゾートバイトの場合、生活費は発生したとしても観光費5,000円と休日1日分の食費2,000円程度、合計で7,000円といったところです。
ただし、上記は「賄い有り」で「寮費・水道光熱費無料」の求人の場合です。
求人の中には「賄い無し」や「寮費・水道光熱費が無料ではない」求人もあるので、この点についても求人の福利厚生をよく確認しておきましょう。
ちなみに、1週間のリゾートバイトでは社会保険は適用されません。
そのため、給料から引かれるものはないので、稼いだ分全て自分に振り込まれると考えておいて良いです。
1週間のリゾートバイトは大学生が7割
1週間のリゾートバイトにはどんな人が多いのか?
筆者の経験で言えば、7割が大学生です。
通常時で多かったのは、休学中の大学生。GWや春休みも、言わずもがな大学生だらけです。
社会人は休職・転職期間中の人が気分転換にバイトに来ていたりしている人が3割といったところ。
いずれの人にも言えたのは、良くも悪くも気軽な人が多いです。
「どうせ1週間。ちょっと職場環境や寮が悪くても全然OK!」仕事がてらちょっと遊んでサッサと帰ろうと言った雰囲気。
筆者も1週間リゾートバイトは、上記のような気楽な心構えで望みました。
確かに1週間のリゾートバイトは、どんなにハズレの案件を引いたとしても、1週間で必ず終わるのがメリット。
そもそも当サイトで紹介している派遣会社であればブラックな案件はまずありませんが、万が一自分の理想と合わない環境であっても精神的に辛くはありません。
なので、後述しているように、何はともあれ「旅行気分で遠方で住み込み生活できて、お金も貰えてラッキー」くらいの軽い気持ちで応募してOKです。
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1週間リゾバはこんな人におすすめ
1週間のリゾートバイトに向いている人は、ずばり「遠方で働くこと・ちょっとした旅行気分を味わえることにメリットを感じる人」と言えます。
一般的なバイトと違って、リゾートバイトは勤務地まで足を運び、その地に住み込みながら働くわけです。
これを「面倒だ」と感じる人は、今住んでいる地域の短期アルバイトを探す方が良いでしょう。
逆に、環境を変えることによって気持ちをリフレッシュしたり、見たことない地域の景色に感動を覚えたりできる人には1週間のリゾートバイトはおすすめです。
「せっかく働くなら、何か今までにない刺激を得たい」
と思う人であれば、1週間のリゾバを試してみる価値は大いにあります。
1週間リゾートバイトの荷物・持ち物
1週間のリゾートバイトであれば、荷物はスーツケースとリュックに全て収まります。
以下の写真は、実際に筆者がゴールデンウィークを利用して1週間のリゾートバイトをした時に持って行った全ての荷物です。
基本的に、必要な持ち物については派遣会社より案内があります。
(上画像のような持ち物チェックシートが届く)
なので、あくまで参考程度にとらえて頂けると幸いです。
(また、電子ポッドやハンガーなどは寮に完備されている場合もあります。派遣会社の担当者に確認してみましょう)
持ち物の一覧
- 仕事着
(無地Tシャツ3枚 + スラックス1枚) - 部屋着 × 3日分
- 下着、靴下 × 3日分
- 普段着
(ジャケット、トレーナー、ジーパン) - 部屋着
- バスタオル × 2枚
- ハンドタオル × 2枚
- バス用品
(シャンプー、コンディショナー、固形石鹸) - 洗顔系用品(歯ブラシなど)
- ワックス
- ドライヤー
- 部屋干し洗剤
- プラスチックのコップ
- 延長コード
- ハンドジェル
- マスク
- メモ帳
- 筆記用具
- クリアファイル
- 印鑑
- ノートパソコン
40Lのスーツケースとリュック1つに全て収まりました。
以下でリゾートバイトの持ち物について、いくつか補足しておきます。
衣類は3日分で事足りた
筆者が1週間リゾートバイトで住んだ寮には乾燥機も完備されていました。
基本的に仕事着やバスタオルは、使い終わったらすぐ洗濯→乾燥までかけられていたので、衣類は3日分だけで十分事足りました。
2日分だけでも良かったくらいです。
寮の乾燥機があれば、いつでも洗濯乾燥できます。
派遣会社の担当者に乾燥機の有無を聞いたうえで、必要な衣類の枚数も聞いておきましょう。
筆者のように乾燥機も完備しているのであれば、3日分だけで大丈夫です。
職種によっては仕事着を持参する必要がある
職種によって、仕事で使う服を持参するよう派遣会社より指示があります。
今回、筆者はホテル客室清掃(裏方業務)スタッフとして働きました。
派遣会社からは仕事着として「無地Tシャツ」と「スラックス」を持参するよう指示がありました。
例えばホテルフロントであれば、ワイシャツを持参するよう指示されることもあります。
ただ、大抵は無地Tシャツだったりワイシャツなど、家にある物がほとんどです。
改めて購入する必要があるものの持参は指示されないのでご心配なく。
バス用品やドライヤー、コップなどを忘れずに!
リゾートバイトの寮には、以下の物を完備していません。
- バス用品(シャンプー、コンディショナー、石鹸等)
- 洗顔系用品(歯ブラシなど)
- コップ
- ドライヤー
上記4点は忘れないよう要注意です。
1ヶ月程度のリゾートバイトであれば、仮に忘れたとしても、どうせ就労中に使い切るのでコンビニで旅行用の持ち運びシャンプー等を購入すれば良いです。
しかし、1週間のリゾートバイトで上記を忘れてしまい、わざわざ購入するのは少々もったいないでしょう。
できるだけこうした持ち物への支出は減らしましょう。せっかく稼ぎに来ているのに、余計な支出があるともったいないです。
荷物の郵送もできる
スキー場で働く場合、自前のスノーボード等を持っていきたい人もいるでしょう。
下ツイートのように自力で持参する人もいます。
ももクリの余韻に浸る間もなくルスツにリゾートバイトしに行ってきますよー
超大荷物。
約2週間のスノボ合宿だ(笑) pic.twitter.com/sZppdsnD6F— 蓮々 (@renren_mcz) December 27, 2014
ただ、大きな荷物はリゾートバイト寮に予め郵送しておくことも可能です(ただし、不可の寮もある。派遣会社の担当に要相談)。
1週間リゾートバイトを始める人で、スノーボードなどの大きな荷物がある人は郵送も視野に入れておきましょう。
郵送料は実費となりますが、自宅から就労先までの移動がめちゃくちゃ楽になりますよ。
1週間リゾバの注意点。着任日から就労開始する場合もある
通常、リゾートバイトでは着任日(寮に到着した日)の翌日から就労を開始します。
しかし、1週間のリゾートバイトはゴールデンウィークや年末年始といった繁忙期に募集することが殆どであるため、着任日から就労を依頼されるパターンがあります。
しかし、要注意。
着任日から就労するのは絶対に断った方が良いです。
なぜなら、着任日は自宅から就労先まで、荷物を持って長時間移動します。
新幹線やバス(場合によっては飛行機)に乗るわけですが、思ったより疲れます。
疲れた状態で寮に到着し、さっそく就労開始…というのは想像しただけで余計疲れるのが目に見えているでしょう。
それに、寮に到着したら、まずは荷物の整理をしたり、場合によっては寮を軽く掃除したいはずです。着任日から仕事なんて考えられません。
↓↓実際に筆者がリゾートバイトした時の着任日の様子の動画です。初日は移動と寮の掃除等でクタクタになります。
そのため、リゾートバイト派遣会社から着任日より就労の依頼をされても、絶対に断りましょう。
着任日を1日前にずらして、翌日から就労開始するように依頼すればOKです。
筆者もリゾートバイトをする時は、絶対に着任日の翌日から就労開始するようにスケジュール調整をしてもらっています。
1週間のリゾートバイト求人を探す上でのチェックポイント
上述したことをまとめて、1週間リゾートバイトを始めるにあたり「不採用にならずに」「生活費支出がかからない」求人を探すには以下3つのポイントを確認して求人を探すと良いです。
- できるだけ経験のある仕事に応募する
- あまり遠くない地域を選ぶ
- 寮費・水道光熱費無料の求人を選ぶ
求人を探す際は、以下の1週間前後の求人が多いリゾートバイト派遣会社を利用するのがおすすめです。
>>>1週間前後の求人が多いリゾートバイト派遣会社【リゾバ.com】
上記の派遣会社は『リゾートバイトのおすすめ派遣会社』にも記載しているとおり、リゾバ業界で最も1週間求人が多い派遣会社です。
通常、リゾートバイトの雇用期間は1ヶ月〜3ヶ月程度を基本としているため、1週間前後の求人は中々見つかりません。
しかし、上記派遣会社はシーズンによって多少増減しますが、全国的な大型連休時であれば、1週間前後のリゾバ求人を常時70件〜100件前後掲載しています。
通常、1週間前後のリゾバ求人は絶対数が少ないため、条件を絞れば絞るほど仕事が見つかりにくくなるものです。
しかし、70件〜100件もあれば、多少吟味しても条件や待遇に満足のいく求人が見つかるでしょう。
1週間程度の短期リゾバ求人は、上記リゾートバイト派遣会社の「こだわり検索」にある「期間」より、「1週間」を選択して検索すると確認できます。
1週間のリゾートバイトは、ちょっと地元を離れてリフレッシュがてらお金を稼ぐには非常に都合の良いアルバイトです。
6万円以上のお金が稼げるので、給料面に関しても最終的な満足度が高いリゾバ生活を送ることができるでしょう。
是非、「ちょっとだけリゾバを経験してみたい」「リゾート地で軽くリフレッシュしてみたい」という人は、1週間の短期リゾバを始めてみてはいかがでしょうか。
1週間程度のリゾバは大学生にもおすすめ!夏休みや春休み等を利用して、旅行気分を味わいながら稼ぎたい大学生は以下の記事も参考にどうぞ。
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リゾートバイトを大学生におすすめする5つの理由。夏休みや春休み中に1週間から働けます。
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筆者が群馬県にある秘境の温泉宿で、GWを利用して1週間リゾートバイトした体験談については、以下の記事を参考にどうぞ。