リゾートバイトの荷物は、3〜4泊程度の旅行と同じ感覚で揃えれば大丈夫です。
着替えやバスルーム用品、日用品など、旅行する時の荷物とさほど変わりません。
荷物については、就労先が決まり次第、派遣会社からも何を持参すべきかの案内があります。
ただ、派遣会社による荷物の案内は、必要最低限の物に絞られています。
案内には「意外と要らない物」が含まれていることもしばしば。
また、現場で働くリゾートアルバイターだからこそ分かる「これは持っておくべき便利グッズ」も多々存在します。
そこで今回の記事では、リゾートバイト経験者の視点から
- リゾートバイトに最低限必要な持ち物
- あると便利な物
- 意外と要らない物
- 季節や就労地域によって必要な物
- 寮へ荷物を配送する方法
- まとめ(一覧)
を記載していきます。
↓↓実際に私がリゾバで持参した荷物を動画でも配信しています。合わせて参考にどうぞ!
リゾートバイトの荷物は小旅行の荷物と同じ感覚
(私が持参した荷物の全て)
リゾートバイトに必要な荷物は、3泊〜4泊程度の旅行に行く感覚とそれほど変わりないと考えて大丈夫です。
スーツケース1個と、人によってはプラスでリュックが1つあれば足ります。
一昔前までは、長期で過ごすがゆえ暇つぶしのためにDVDプレイヤーを持ち込む人、事前に寮に大量の本を配送する人もいました。
しかし、今の時代スマホとネット環境さえあれば無限に暇潰しできるでしょう。本もKindleがあれば良し。
そのため、事前に荷物を配送する人は殆どいません。
しかし、現在ではスキー場で働く人が自前のスキー・スノボ用具をリゾバ中に使いたいというケース以外で荷物を寮に配送する人は殆どいません。
(基本的に荷物を事前に寮に配送するのはおすすめしません。万が一何か紛失しても誰も責任を取ってくれないからです)
寮への荷物配送方法については後述しています。
最低限必要な持ち物
以下は、「季節や地域によって必要な物」を省いた最低限必要な持ち物の一覧です。
- 衣類3日分(出来るだけ多い方が良い)
- 寝巻き
- 変えの下着・靴下3日分
- ビニール/スーパーの袋(使用済みの衣類を入れるため)
- サンダル
- メモ帳と筆記用具
- スマホ等の充電ケーブル系
- ドライヤー(寮に完備されている場合もあり)
- ワイシャツとスラックス(職種によって必要有無が異なる)
- ハンガー・洗濯バサミ(寮に完備している場合あり)
- マスク
- アルコール除菌グッズ
- 常備薬・絆創膏(ばんそうこう)
- 化粧品 / メイク道具
- 髪留め
- 髭剃り
- 整髪料(ワックスやヘアスプレーなど)
- メガネ / コンタクト(洗浄液も)
- バスタオル(寮によっては貸してくれる場合もあり)
- シャンプー
- コンディショナー
- 石鹸
- 綿棒
- 紙コップ
- ティッシュ
- 折り畳み傘
- 現金
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 健康保険証
- 免許証
- マイナンバーカード
- 印鑑
上記の荷物さえ揃えておけば、リゾートバイト中の生活において不都合が生じることはありません。
シャンプーやコンディショナーなど一部の洗面用具、その他マスクやアルコール除菌グッズと言った消耗品に関しては最悪忘れてもOK。
寮周辺のコンビニ等でもいつでも購入できます。
ただし、山の中にある温泉地など、周辺に店がない場所に就労する場合は買えない可能性があります。必ず持参しましょう。
また、加えて3ヶ月以上など長期で働く場合は、消耗品の詰め替え分・予備も持参しておくべきです。
山の中で働く場合を除けば、リゾートバイトの持ち物を考えるにあたって、仕事とは言えそれほど緊張感は必要ないのが分かるでしょう。
あくまで気軽に、繰り返しになりますが旅行に行く時と同じ気分で荷物を揃えれば大丈夫です。
衣類に関しての補足
衣類は3日分と上述しましたが、正確には○日分必要と言った決まりはありません。
ただ、最低でも3日分、可能であれば4日分以上は持参した方が良いです。
なぜなら、リゾートバイト中の洗濯は本当に面倒だからです。
衣類が少ないと必然的に洗濯回数が増えるでしょう。しかし、休日ならまだしも仕事後に洗濯などの家事をする気にはなれません。
また、寮によっては洗濯機の台数が2〜3台しか完備していない場合があります。
(リゾートバイト寮の共同洗濯スペース。洗濯機は合計3台完備していた)
他に使用者がいれば待たなければいけない場合があります。
ただでさえ仕事終わりで疲れているのに、おまけに洗濯機使用を待たなければいけない。これは意外とストレスになります。
そのため、衣類は出来るだけ多く持参するのがベター。リゾバ中の休日は大体4〜5日に1回なので、4日分も持参しておけば仕事後に洗濯をする必要がありません。
寮に完備している可能性もあるが要持参の物
- ドライヤー
- バスタオル
- ハンガー・洗濯バサミ
に関しては、寮によっては完備している場合があります。ただ、寮に完備しているとしても持参するのがおすすめ。
なぜなら、派遣会社が寮に完備していると言っていても、実際には数が限られている場合が多々あるからです。
実際、私が以前住んでいた寮でも、ドライヤーの数に限りがあり、洗濯機同様に使用するために順番待ちしなければいけない時がありました。
バスタオルに関しても、数に限りがあるため1枚を2〜3日間は使い続けなければいけない時がありました。
ハンガーと洗濯バサミも然り。
そのため、ドライヤーも必ず持参、バスタオルは2〜3枚は持って行くと良いです。
ハンガーはからばらないよう、以下で紹介する折りたたみハンガーセットを持参するのがおすすめ。
持っていくと便利な物
以下の物は持っていなくても良いですが、あると本当に便利です。
主に荷物の整理整頓、リゾートバイト寮の居心地を良くするグッズです。
- 衣類圧縮袋
- Yシャツケース
- フック付きバスルームポーチ
- 折りたたみハンガーセット
- 超音波式害虫駆除グッズ
- 粘着カーペットクリーナー
- Kindle(キンドル)
- 鍵付きスーツケース
- 割り箸
- 湯沸かしポット(寮に完備している場合もあり)
衣類圧縮袋
旅行のマストグッズ。上述したように衣類は出来るだけ多めに持って行くべき、そんな時に役立つアイテムです。
名前の通りを衣類を圧縮してパッキングできます。例えば通常なら3泊分しか入らなくても、圧縮すれば4泊分持ち込むことが可能。
かさばりやすいジャケット類も圧縮袋に入れることで薄手のトレーナーくらいに圧縮できます。
リゾートバイトでは必ず持っておきたい便利グッズ。
Yシャツケース
ホテルフロント等の職種ではYシャツあるいはスラックス等を持参するよう言われる場合があります(必要有無については派遣会社より案内あり)。
こうしたシワが付きにくい衣類を持って行くときに便利なグッズがYシャツケース。
綺麗に畳めるボードが付属しているので、普段Yシャツの扱いに慣れていない人でも、シワ1つ付けずにYシャツを持参できます。
フック付きバスルームポーチ
バラバラになりやすい洗面用具をひとまとめにして、更にフックでぶらさげて取り出しやすく出来るという優れもの。
相部屋寮や一部共同の個室寮など洗面所が共用になっている寮に住む人にとっては特に便利。
共用洗面所に化粧品や洗面用具を全部ひとまとめにして簡単に持っていけます。
折りたたみハンガーセット
上述したように、リゾートバイトには折りたたみハンガーを持っていった方が良いです。
普通のハンガーだとかさばるので、折りたたみハンガーがおすすめ。
また、寮によっては洗濯物を干すスペースが無い場合もあります(洗濯物を干すスペース有無については派遣会社に要確認)。そんな時に備えて洗濯紐がセットの物を購入しておくと良いです。
超音波式害虫駆除グッズ
コンセントに挿すだけで、人間には聞こえない超音波によってゴキブリやネズミといった害虫・害獣の侵入を防ぐ優れもの。これも絶対に持っておいた方が良いマストな便利グッズです。
リゾートバイト寮では、残念ながらゴキブリを見てしまう機会が稀にあります(特に夏)。
しかし、ゴキブリを見かけてしまうことだけは、何があっても許すことができない!
そんな人には超音波式の害虫駆除グッズがおすすめ。これ、本当にゴキブリを一切見かけなくなります。
私もここ3年は必ず持参していますが、割と汚い寮でもゴキブリを見たことがありません。
とても心強い商品です。
粘着カーペットクリーナー
一人暮らし経験のある人なら分かるかと思いますが、部屋はホコリやら髪の毛やらであっという間に汚れてしまいます。
しかし毎日のように掃除をするのは面倒です。特に仕事の後なんて掃除する気になりません。
そんな時、サッと部屋を綺麗にするための粘着カーペットクリーナーがあると便利。
Kindle(キンドル)
普段から本を読む人向け。リゾートバイト寮に書籍を持って行くのは荷物になるのでおすすめしません。
今やkindleが一つあればいくらでも本はダウンロードできます。本を読む人はKindleの購入がおすすめ。
鍵付きスーツケース
悲しいことに、リゾートバイト寮ではごく稀ですが盗難が発生することがあります。
最近では相部屋寮でも鍵付きロッカーが完備されていますが、それでもふと貴重品をベッドの上に置いていた隙に盗まれてしまう可能性は否定できません。
高級ホテルでも貴重品が盗まれるこのご時世。貴重品を入れる金庫は絶対に必要です。
しかし、リゾートバイト寮はホテルとは違い、金庫を完備していません。
そのため、金庫代わりに貴重品は鍵付きのスーツケースに入れるようにしておくと良いです。
割り箸・紙皿・紙コップ
意外とあると便利。2〜3本ほど、自宅にあれば持って行くと良いです。
というのは、稀ですが賄(まかな)いを食べる時に箸が無いと言われる時があります(私は実際に言われたことが何度かあります)。
なのでそんな時に備えて割り箸を持って行くと良いです。賄(まかな)い以外の時間で何かを食べる時にも重宝します。
同じ理由で紙皿も持っていくと良いです。
湯沸かしポット
湯沸かしポットも大抵の寮に完備しています。しかし、各部屋ではなく共用の場合が殆ど。
中には1台も完備していない寮もあります。
そのため、ふとカップラーメンなどを食べたくなった時に電気ポットがないと意外と不便。
最近は、折りたたみ式でかさばらない電気ポットも発売されています。
買う余裕がある人は持参すると良いです。
ただ、まずは派遣会社に、寮に電気ポットが完備しているか聞いてみましょう。
共用の電気ポットがあるなら、わざわざ買って持参しなくても良いです。
ネットで事足りる情報・物は持っていかない(モバイルWiFi等も必要なし)
以下2点は私の経験上、ネットあるいはスマホアプリ等でまかなえる物は、荷物になるので持っていく必要はありません。
例えば以下の2点はその典型。
- 観光系のガイドブック
- 英語勉強系のテキストブック
もちろん、リゾバ中に腰を据えて英語を勉強したいという人であれば、英語勉強のテキストブックは必要です。
観光系のガイドブックにしても同じ。
ただ、仕事で簡単な英語が必要だから、定型文的な接客英語を覚えたい、あるいは就労場所にどんな観光地があるのかザックリでいいから知りたい程度であれば持っていかない方が良いです。
荷物になって邪魔です。
実際私は、もっぱら最近は観光情報をネット検索のみで済ませています。また、昔は英語勉強のテキストブックを持参してがっつり勉強していましたが、最近はスマホアプリだけで事足りています。
リゾートバイトでは「もしかしたら使うかも?」程度の物は出来るだけ持っていかない方が良いです。
スーツケースやリュックの容量は限られているので、出来るだけ荷物は減らすのがベター。
モバイルWifi等は必要なし(殆どの寮でWiFiを完備しているため)
近年は大抵のリゾートバイト寮でWiFIを完備しています。
そのため、わざわざモバイルWiFiを持参する必要はほぼ無くなりました。
ただ、中には稀ですがいまだにWifiを設備していない寮も存在します。Wifiを設備していない寮に住む場合かつ、スマホの通信量が不足しそうな人はモバイルWiFi必須と言えるでしょう。
ただ、そもそも求人を選ぶ段階で、寮にWiFiを完備していない求人は外しておけばOK。
そのため、基本的にモバイルWiFiは必要ないです。
Wifi有無の問い合わせは多いので、念のため記載しておきました。
季節や就労地域によって持っていくと良い物
夏ならサングラスや帽子、冬なら防寒着など、季節や就労先によって「コレは持っていくと便利」と言える物がいくつか存在します。
以下では、夏(暑い場所)と冬(寒い場所)に分けて持っておくと便利な物を紹介しています。
夏(沖縄などの暑い場所)に持っていくと便利な物
- サングラス
- 水着
- 防水バッグ
- バスタオルは多めに
- 虫除けスプレー
ビーチリゾートで働く場合、特にバスタオルは1枚でも多めに持っていく方が良いです。
綺麗な海が目の前にあると、人間不思議なことに飽きもせずに毎日でも入ります。バスタオルの使用回数が必然的に多くなるので、出来るだけ多めに。
ちなみにバスタオルは速乾性が高い以下のスポーツタオルがおすすめ。
冬(北海道などの寒い場所)に持っていくと便利な物
- 手袋
- 耳あて
- カイロ(必須!)
- マフラー
- ヒートテック(保温機能付きのインナー)
- スノボ・スキー用具
特にカイロとヒートテックは必需品です。絶対に持っていくべきと言えます。
例えば北海道の人気リゾバ就労地として知られるニセコやトマムの1月〜3月は、気温が-10度ちかくまで下がることもあります。
そのためカイロとヒートテックは必須。私も北海道では何度か働いたことがありますが、カイロとヒートテックを持っていないリゾートアルバイターなんて見たことがありません。
スノボ・スキー用具については、スキー場で働く人は無料もしくは社割でレンタルできます。
そのため必ずしも持っていく必要はありません。中には、持っているけど荷物になるので持参しないという人も多く存在します。
ただ、そうは言っても自分の物を使いたいという人もいるでしょう。
スキー・スノボ用具は自身で持っていくのは大変なので、以下で説明しているように、事前に派遣先の寮へ配送するという手段も取れます。
荷物を派遣先の寮に配送することもできる
冒頭でも述べたように、基本的に荷物を寮へ事前に配送するのはおすすめしません。
なぜなら、万が一紛失があった際、誰も責任を取ってくれないからです。
ただ、そうは言ってもスキー・スノボ用具を配送したい、また中にはゲーム機を配送する人もいます。
こうした大きな荷物程度であれば配送するのも良いでしょう。紛失する可能性は限りなく低いです。
リゾートバイトでは就労先が決まり次第、以下手順で事前に荷物を寮へ配送することができます。
- まずは派遣会社に荷物配送の可否を必ず問い合わせる(場合によっては配送を不可とする寮もあるので注意)
- 派遣会社から許可が出たら就労先へ連絡する(派遣会社が連絡して話を通してくれる場合もあり)
- 荷物を配送する(間違っても着払いにしないように!)
基本的には派遣会社に全て問い合わせればOKです。
なんにせよ派遣会社の許可が絶対に必要となります。
就労先の寮住所も派遣会社が教えてくれます。
就労先の寮が配送を拒否した場合は諦めましょう。こればかりはどうしようもないです。
私自身、ゲーム機を配送したい旨を伝えたら「騒音になる可能性があるのでゲーム機はダメ」と言われたことがあります。
中にはこうしたお堅い寮も存在します。ただ、スキー・スノボ用具であれば大抵はOKしてくれるでしょう。
間違っても派遣会社に話を通さずに就労先に荷物を配送するのだけはやめておきましょう。
最悪の場合、勝手に捨てられる可能性があります。
まとめ:リゾートバイトの持ち物一覧
必需品
- 衣類3日分(出来るだけ多い方が良い)
- 寝巻き
- 変えの下着・靴下3日分
- ビニール/スーパーの袋(使用済みの衣類を入れるため)
- サンダル
- メモ帳と筆記用具
- スマホ等の充電ケーブル系
- ドライヤー(寮に完備されている場合もあり)
- ワイシャツとスラックス(職種によって必要有無が異なる)
- ハンガー・洗濯バサミ(寮に完備している場合あり)
- マスク
- アルコール除菌グッズ
- 常備薬・絆創膏(ばんそうこう)
- 化粧品 / メイク道具
- 髪留め
- 髭剃り
- 整髪料(ワックスやヘアスプレーなど)
- メガネ / コンタクト(洗浄液も)
- バスタオル(寮によっては貸してくれる場合もあり)
- シャンプー
- コンディショナー
- 石鹸
- 綿棒
- 紙コップ
- ティッシュ
- 折り畳み傘
- 現金
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 健康保険証
- 免許証
- マイナンバーカード
- 印鑑
あると便利な物
- 衣類圧縮袋
- Yシャツケース
- フック付きバスルームポーチ
- 折りたたみハンガーセット
- 超音波式害虫駆除グッズ
- 粘着カーペットクリーナー
- Kindle(キンドル)
- 鍵付きスーツケース
- 割り箸
- 湯沸かしポット(寮に完備している場合もあり)
必要ないもの
- 観光系のガイドブック
- 英語勉強系のテキストブック
- モバイルWiFi(大抵の寮はWiFi完備)
季節や場所によってあると良い物
<夏(暑い場所)>
- サングラス
- 水着
- 防水バッグ
- バスタオルは多めに
- 虫除けスプレー
<冬(寒い場所)>
- 手袋
- 耳あて
- カイロ(必須!)
- マフラー
- ヒートテック(保温機能付きのインナー)
- スノボ・スキー用具