福岡でリゾートバイトを経験したい人は多いでしょう。
福岡という街は、天神や中洲という繁華街を中心に全てが構成されていて、コンパクト且つ利便性に富んでます。
空港が近場にあり、少し自転車を漕げば糸島というビーチエリアにアクセスできて、ご飯が美味くて、女性は綺麗で、方言が可愛い。
「単身赴任したい街人気No.1」という称号を得ているように、福岡の暮らしやすさは日本でもトップレベルと言えるでしょう。
福岡でリゾートバイトをする場合、一つ念頭に入れておかなければいけないことがあります。
それは、福岡におけるリゾートバイト募集求人は繁華街エリアでの仕事ではなく、周辺部や郊外での仕事だということです。
なぜなら繁華街や都市では簡単に人が集まるため、雇用側が寮費や食費を負担してまで住み込みのリゾートバイターを雇うメリットがないからです。
ただ、都市ではないからと言って福岡の利便性の良さが全く感じられないわけではありません。電車やバスで都市へアクセスして都市を日帰り観光することは十分可能です(片道1時間程度で行ける)。
しかし、「福岡の魅力」の多くは都市を中心とした福岡のことであるため、巷で語られる福岡の魅力をアテにリゾートバイトを始めたら少なからずギャップを感じるでしょう。
そこで今回の記事では、福岡でリゾートバイトを検討している人に向けて
- 福岡でリゾートバイトを募集しているエリア
- 住み心地
- 仕事内容
- 福岡リゾバ求人の効率的な探し方
について詳しく述べていきます。福岡でリゾバを始める前に、是非一読して福岡でのリゾートバイト生活をイメージして頂けたら幸いです。
実際に福岡のリゾバ求人がどのようなものかを見たい方は、以下の福岡求人が多いリゾートバイト派遣会社にて、『都道府県から探す』の『福岡』を選択すると、福岡のリゾバ求人を確認できます。
>>>福岡の求人が多いリゾートバイト派遣会社【リゾートバイト.com】
ただし、福岡のリゾバ求人は全国的に見て数がとても少ないです(多い時で10件前後)。
そのため、「これだ!」と思える求人を見つけたら早めに応募するのがベターです。
福岡でリゾートバイトを募集しているエリア
シーズンによって多少異なる場合もありますが、福岡でリゾートバイトを募集しているのは、福岡屈指の温泉街「原鶴温泉」が殆どです。
原鶴温泉とは、福岡市から南東へ60kmほど離れた朝倉市に位置する温泉街です。
(福岡市から原鶴温泉。所要時間は車で約1時間。両都市間は西鉄バスが運行している)
年末年始やお盆などの繁忙期に限っては、福岡市内でのリゾートバイト募集も稀に見られます。
ただ、通常は福岡でリゾートバイト = 原鶴温泉などの地方温泉都市で働くとイメージしておいた方が無難です。
原鶴温泉
(原鶴大橋から見た原鶴温泉街。素朴な街並み)
原鶴温泉は、全14軒の温泉施設と23軒の宿泊施設が点在する温泉街です。
周囲を筑後川とその放水路に囲まれていて、温泉街を少し出ると畑ばかりという素朴な街並みが特徴です。
温泉街としては決して大きい規模ではありませんが、毎分3,000Lもの温泉湧出量を誇ります(草津などの大型温泉街の10分の1程)。
温泉湧出量の豊富さゆえに大浴場の施設が多く、ジャングル風呂、展望台露天風呂、貸切露天風呂など浴槽の種類も様々。
福岡に住む人にとっては、日帰り温泉の穴場とされています。
(原鶴温泉街の様子。Google Mapストリートビューより。素朴な印象の街並み)
素朴な田舎町といった雰囲気の原鶴温泉ですが、コンビニやスーパーくらいは存在するので、リゾートバイト生活中に不便を感じることは特にありません。
西鉄バスで福岡市内へのアクセスが可能なので、休日観光は都市に出て巷で語られる福岡の魅力をたっぷりと堪能できます。
原鶴温泉街での仕事
原鶴温泉で募集されているリゾートバイトの仕事内容は、原鶴温泉街に点在する温泉宿泊施設における仕事が殆どです。
温泉宿泊施設に併設されているレストラン、施設のフロント、清掃などを中心とした裏方業務が求人募集の多くを占めています。
原鶴温泉に観光客には高齢者の女性が特に多いです。
これは原鶴温泉の性質が、硫黄が混ざった弱アルカリ性で、古い角質を落とす性質と美白効果の両方を兼ね備えているからです。
そのため、原鶴温泉で接客業にあたる場合、お客さんの殆どは女性もしくは女性を含む家族連れと予想しておきましょう。
男性のみの客は殆どいないため、変に酔いつぶれて客室を汚したりする人がいないのがリゾートバイターにとって良い点と言えます。
リゾートバイトを募集している温泉宿泊施設は決して多くないため、場合によってはリゾートバイターばかりになるところも働きやすいポイントと言えるでしょう。
同じリゾートバイターという境遇の人が現場にいると心強いですし、早い段階で打ち解け合えます。
また、日本の超有名温泉街と比べると観光客の数は決して多くないため、仕事量も多くありません。
仕事なので決して手を抜くことは良くありませんが、超有名温泉街に比べると雰囲気的にも肩肘はらずに挑戦できるリゾートバイト地と言えます。
ちなみに、外国人の観光客数は少ないです。
これは、まだ原鶴温泉が訪日外国人観光客のニーズ(WiFi完備、トイレの洋式化、案内表示の他言語化)に対応しきれていない部分が多いからです。
今後は訪日外国人受け入れの意識を強めていくのでしょうが、現時点では上記の理由から英語を活かせる仕事は殆ど存在しません。
時給の相場は1,000円〜1,100円。これは福岡の都市でも中々ない金額なので、割に合っていると言えます(もちろん深夜時間外25%割増もあり)。
また、3食賄い付きで温泉入浴無料の求人が多いので、しっかりお金を貯めながら充実したリゾバ生活を送れるでしょう。
リゾートバイト中の生活
原鶴温泉リゾバにおける休日の過ごし方としては、以下3通りが定番です。
- 就労先の温泉に入ってホッコリ
- 福岡市へ出て市内観光
- 鵜飼を見学(5月〜10月に行われるイベント)
原鶴温泉周辺にはコレと言ってインパクトのある観光地はありません。
唯一楽しめる観光といえば、毎年5月〜10月の間に行われる鵜飼という伝統行事です。この行事は全国でも原鶴温泉を含めて13ヶ所でしか見ることのできない貴重な伝統漁法なので必見。
他のシーズンでは、就労先の温泉に入ってまったりと過ごすか、福岡市内を観光するのが一般的な過ごし方です。
原鶴温泉から福岡(博多バスターミナル)までは、片道1,400円〜2,000円程度でアクセスできます(所要時間約1時間30分)。
リゾートバイトの目的はお金を貯めることが第一かと思うので、あまり観光に多くのお金を使えませんが、1回くらいは福岡へ出て観光するのも良い思い出となるでしょう。
原鶴温泉から福岡への行き方についてはNAVITIMEなどを参考に。
また、福岡観光の際はガイドブック等を持参するのがおすすめです。
5月〜10月に行われる鵜飼は必見
(鵜飼の様子)
鵜飼とは、鳥が魚を捕まえる習性を利用して行う漁のことを指します。
もともと鵜飼の歴史は古く、なんと1400年(飛鳥時代)から行われていたとのこと。
原鶴温泉を囲む筑後川では日常的に鵜飼が行われていましたが、観光ブームによって脚光を浴び、今日における原鶴温泉名物となりました。
鵜飼の凄い所は、警戒心の強い野生の鵜を調教して人慣らしをしている鵜匠の腕。
そして、鵜が川に潜って魚を獲る瞬間のインパクトです。筑後川の鵜飼では、その様子がはっきりと見られます。
鵜飼は毎年5月20日〜10月まで行われるので、この時期に福岡でリゾートバイトを行う人は是非見学してみましょう。一見の価値ありです。
福岡リゾバ求人を効率的に探す方法
冒頭でも述べた通り、福岡でのリゾバ求人は募集案件数がとても少ないため、「コレだ!」と思える求人を見つけたら早めに応募するのがベターです。
そもそもの絶対数が少ないので、1件も掲載がないというシーズンがあっても珍しくありませんが、以下のリゾートバイト派遣会社では、多い時で最高10件ほどの求人が掲載されています。
>>>福岡の求人が多いリゾートバイト派遣会社【リゾートバイト.com】
また、上記派遣会社はリゾートバイト業界の中で最も時給額の設定が高いのが特徴です。
給料面に関しても満足のいくリゾバ生活を送れるでしょう。
スタッフが無料で温泉入浴できて、賄いが付く求人も多いので、仕事後のリラックスもできますし、食費を使わなくて済みます。
福岡でリゾートバイトを探すのであれば最もおすすめの派遣会社と言えるでしょう。
原鶴温泉は巷で聞く福岡の魅力とは異なる雰囲気を持つ温泉街ですが、素朴でどこか懐かしい気持ちにさせてくれる風情ある街並みです。
休日は福岡に日帰りで観光できますし、最も身近に福岡を感じられるリゾートバイト地と言えるでしょう。
是非、福岡に興味がある人は飛び込んでみてはいかがでしょうか。