日本には所謂ニートと呼ばれる「収入を伴う仕事をしていない、及び通学や家事をしていない15歳〜34歳」の人口が56万人ほど存在します。
ニートになった人の原因は個々によって様々ですが、多くの場合「他人への関心が薄い」「劣等感を抱えている」「親が嫌い」「世間との折り合いがつかない」など、人間関係の中で発生したケースが大半でしょう。
そのため、ニートである人の多くは、労働作業自体に不安はないがそこでの人間関係に不安を抱えている人が多いかと思います。
ニートが現状を打破するために、リゾートバイトを機に家を出るのは決して悪い選択肢ではありません。
リゾートバイトは寮費や水道光熱費が無料で、雇用先によっては食費も無料であるため、初期費用をかけずして自立した暮らしを経験することができます。
また、リゾートバイトは1ヶ月〜3ヶ月程度の短期アルバイト(希望があれば延長も可)であるため、荷が重くありません。
リゾートバイトに経歴や資格は関係ないので、健康体であれば誰でも働けます。
都会の喧騒に疲れている人であれば、リゾートバイトを機に温かい人間が多い離島での暮らしを経験してみるのも悪くないでしょう。
ただ、対人関係に不安を抱く人がリゾートバイトを始めるのであれば、働く場所(地域・職種)は慎重に選ぶべきです。
なぜなら、リゾートバイトは働く場所によっては相部屋だったり、スタッフの大半がリア充学生だったりで、場合によってはリゾートバイト期間中に地獄のような苦しみを味わうことも否定できないからです。
現状を打破するためには、限りなく脱ニートに対しての抵抗が少ない職種を選択すべきでしょう。
そこで今回の記事では、これからリゾートバイトを始めたいニートの人に向けて、リゾートバイトで地獄を見ないために確認しておくべき項目
- 個室寮完備
- スタッフに学生が少ない。20代後半〜30代まで前半までのフリーターが多い
- 仕事内容が協力作業ではなく、黙々と個人で働ける作業のポジション
に当てはまるリゾートバイト求人を紹介したいと思います。
意外と知られていない事実ですが、リゾートバイトに挑戦するニートは多いです。
同じような境遇の人が多い職場であれば、不安も大きく減少されるでしょう。
約半年のニートを経て、明日から年末までリゾートバイトに行ってきます💨
半年も働いてなかったなんてびっくり。そろそろ社会復帰しないと笑— えすて (@aesthetics_SGP) 2017年11月12日
個室寮であるべき
絶対条件として兼ね備えておきたいのが個室寮の完備です。
リゾートバイトの中には相部屋寮しか完備していない求人もありますが、相部屋は対人関係に不安を持たない人でも時として大きなストレスを感じます。
2段ベッドの上下どちらで寝るか迷う、気をつかう…同居のスタッフが清潔にしてくれない…
挙げればキリがありませんが相部屋はトラブルも多く、対人関係に不安を抱えるニートが住めば1日で逃げ出したくなるでしょう。
また、個室寮であっても中には洗濯機やキッチン、トイレ・風呂などの何かしらが共同である「一部共同の個室寮」も存在します。
(一部共同の個室寮のシャワールーム)
寝る場所のプライバシーは確保されていますが、共同スペースで他人と関わるのが鬱陶しいと感じる人は、「ワンルームマンションタイプ(1R個室寮)」の寮を完備している求人を探すのをおすすめします。
個室寮の家電設備などの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
-
リゾートバイトの個室寮は天国!他人と距離感を保ちたい人は個室寮に住み込むべし
リゾートバイトの個室寮とは、生活に必要な家具・家電を備えたワンルームタイプの寮を指します。 アパートやマンション生活とほぼ同じ感覚で住み込みできるため、プライベートを確保しながらリゾートバイト生活を送 ...
スタッフの系統。リア充や学生が多いところは避けたい
学生の長期休みが重なる時期
- 春休み:2月上旬〜4月上旬
- 夏休み:8月上旬〜9月下旬
- 冬休み:12月下旬〜1上旬
に関しては、以下のようなタイプのリゾート地に、出会い目的のリア充や学生が集まりやすい傾向にあるので要注意。
できるだけ避けておきたいところ。
- 春休みと夏休みは圧倒的に沖縄(離島含む)
- 冬休みはスキー場
こうした場所の求人は、雇用先も学生の長期休みに合わせて大量募集を行うことが多く、求人広告に「学生さん大歓迎!」と記載している場合も多く見られます。
加えて、こうした求人は友達同士での応募も歓迎していることが多いため、最初からスタッフ同士である程度の交友関係ができあがっているケースも珍しくありません。
対人関係に不安を覚える人が馴染みにくい現場であることは、想像に難しくないでしょう。
温泉地の旅館やホテルは20代後半〜30代前半くらいのフリーターが多い
一方で、温泉地の旅館やホテルは、緑豊かな風景や古き良き温泉街の風情を目的に集まる人が多く、こうした人達の中にリア充や学生は少ないです。
後述する「黙々と個人で作業できるポジション」も温泉地の旅館やホテルに多いため、対人関係に不安を抱く人でも働きやすい場所と言えます。
また、温泉地にある旅館やホテルでのリゾートバイトには、多くの場合「スタッフは無料で毎日温泉に入れる」という特典も備わっています。
温泉には、生活習慣病の予防や気分の改善といった心理的効果ものぞめます。
温泉地という心身ともに療養できる環境で、うるおいのある生活を始めてみるのも悪くないでしょう。
黙々と個人で働ける作業のポジション
- レストランホール
- 仲居
- マリンスタッフ
などの接客系業務は、お客さんの動向を確認して作業内容を変更したりすることもあるため、基本的にはスタッフ同士の協力・協調性が求められます。
また、接客業であるため必然的にコミュニケーション能力も要します。
対人関係において余計なストレスを感じたくない人は、こうした接客系業務は避けるべきでしょう。
一方で、
などの裏方業務全般は、基本的に与えられた仕事を黙々とこなす作業のポジションです。
仕事において臨機応変な対応や協調性などはあまり要せず、どちらかと言えば効率性やテキパキとした行動が求められます。
仕事内容は単純ではありますが、未経験でも歓迎される場合が多いです。
一人で黙々と作業が好きな人は、こうした裏方業務であれば早い段階で効率を上げるコツを掴めるため、職場で重宝されます。
接客業でないため、身だしなみに気を使わなくていいです。荷が重くないポジションと言えるでしょう。
-
リゾートバイトのホテル清掃スタッフ(裏方業務)ってどんな仕事?個人的には簡単な仕事ナンバーワン。
リゾートバイトの客室清掃(「裏方業務」とも言う)は、リゾバ求人において最も募集数が多い職種です。 主な仕事は、その名のとおりホテル客室の清掃業務を行います。 具体的には以下のとおりです。 ベッドメイキ ...
『30代が多いリゾートバイトを紹介!リゾバは若い子だけじゃない。30代でも浮かない仕事。』にも記載しましたが、こうした裏方業務は精神的に落ち着いた30代のフリーターも集まりやすいです。
20代後半くらいでニートの人でも、周りが年上であれば余計な焦りやストレスを感じなくて済むでしょう。
年上スタッフと打ち解けられたら、現状打破のための相談などもしてみると良いです。
繁忙期はできるだけ避けること
私自身もニートの経験がありましたが、ニートが突然に働きだすと「まだ働くことに耐性がついていない」ため、わずかな仕事でも大変に感じられます。
そのため、最初はできるだけ繁忙期を避けて働くのがおすすめ。
働く場所や職種によって繁忙期が異なることもありますが、お盆・ゴールデンウィーク・年末年始はどのような仕事であっても繁忙期です。
また、繁忙期に仕事を始めると、教育係も忙しいため教え方が雑になるケースも珍しくありません。
そのため、まず第一に繁忙期を避けてリゾートバイトを開始すると良いでしょう。
それぞれの地域や職種によっては閑散期も存在します。
リゾートバイトは閑散期でも募集をかけていることは多いので、閑散期を狙って応募するのがベターです。
ただ、希望の求人先が繁忙期なのか閑散期なのかは、自分だけでは中々判断がつかないでしょう。
そのため、後述するリゾートバイト派遣会社の担当に「できるだけ忙しくないところをお願いします」と希望を出した上で仕事を探すと良いです。
最悪、途中で辞められる
万が一、上記を対策した上でリゾートバイトを始めたとしても、人によっては「やはり合わない」と感じることもあるでしょう。
新しく仕事を始める場合は、「いざ始めてみて合わなかったらどうしよう?」という懸念が一番の不安でもあります。
基本的に、リゾートバイトを一度始めた以上、途中で辞めることは就労先に迷惑がかかるので、決して褒められた行為ではありません。
しかし、どうしても耐えきれない所まできたら、多少のデメリットはあるものの途中で辞めて帰ることは可能です。
リゾートバイトを途中で辞めることで生じるデメリットには
- 交通費が支給されない(実費で家まで帰る必要がある)
- 金輪際仕事を紹介してもらえない
という2点が挙げられます。
また、辞める際に就労先から「社会人としてどうなの?」と小言を言われることもあるでしょう。
しかし、精神的に耐えきれないのであれば、我慢して精神がボロボロになるより辞めてしまうのも一つの選択です。実際に私自身も途中で辞めたことがあります。
特にニート期間が長い人であれば、仕事への耐性がついていないため、始める前と実際に始めてからのギャップに驚かされることもあるでしょう。
確かに、一度始めた仕事を途中で辞めることは好ましくありません。
ただ、「最悪、途中で辞められる」という事実を知っておくだけで、リゾートバイトを始めるハードルが低くなるのも事実。
少しでも不安要素を失くしてリゾートバイトを始めましょう。
リゾートバイトを途中で辞める方法、途中で辞めることによって生じるデメリットについては、以下の記事も参考にどうぞ。
-
リゾートバイトを途中で辞めるデメリットを知っておこう
リゾートバイトの勤務を開始した後、人によっては辞めたいと思うこともあるでしょう。 リゾートバイトは3ヶ月程度の短期アルバイトなので、勤務環境が少々自分に合わない程度のことであればやり通せます。 ただ、 ...
リゾートバイトはニートを簡単に抜け出すための手段
ニートを抜け出すために「環境を変える必要がある」と感じている人は多いでしょう。
実家は甘えられる環境であり、また親との関係次第によっては新しい仕事を始めてもやる気が削がれることが珍しくありません。
とは言え、初期費用なしで環境を変えるのは事実上不可能。
こういった事情により、実際ニートを抜け出せない人が日本には多々いるのが現状です。
であれば、リゾートバイトを利用するのは、最も簡単にニートを抜け出せる方法と言えるでしょう。
不安な要素も多いかと思いますが、一歩を踏み出してみる勇気があれば簡単にニートは辞められます。
リゾートバイトは基本的に1ヶ月〜3ヶ月程度の短期であるため、社会復帰への肩慣らしには丁度良いです。
職場が気に入れば契約期間を伸ばすことも可能ですし、社員登用を活用して将来性を見出すこともできます。
是非、現在ニートで現状打破を考えている人は、リゾートバイトを検討してみてはいかがでしょうか。お金が貯まるので労働への価値も見出せるでしょう。
ニートにおすすめの求人を探すには
リゾートバイト求人を探すには、以下のようなリゾートバイト専門の派遣会社を利用するのがおすすめです。
例)
こうしたリゾートバイト求人を専門的に扱う派遣会社であれば、手が空いた時に探せますし、勤務地や待遇の絞り込みが簡単にできます。
各派遣会社の特徴については、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>2024年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
各求人には先述した「個室寮完備の有無」「職場詳細(地域・ポジション)」が記載されているので、複数の派遣会社で吟味しながら求人を探してみると良いです。
また、派遣会社に登録すると派遣会社の担当がつきます。
担当は、求人先のスタッフ年齢層、寮の家具家電設備詳細、社員登用の有無など、求人に記載されていないことも把握しているので、職場が理想とする条件であるかどうか事細かく担当に聞いて確認してみましょう。
上記派遣会社の中でもリゾートバイト.comは、各求人の時給額設定が最も高いです。
リゾートバイト.com自身も「業界No.1の高時給」と謳っている通り、時給額の高さでリゾートバイト.comの右に出る派遣会社はありません。
時給が高い = 仕事が大変と考えている人も多いかと思いますが、派遣の場合は時給が高い = 力があるという式が成り立ちます。
時給額を高く設定できる派遣会社は、それだけ営業力・交渉力に長けていて、スタッフへ支払う賃金の割合を多くしています。
そのため、同じ仕事でも派遣会社が違えば時給が100円200円違うということがリゾートバイトの世界ではザラにあるのです。
せっかく働くのであれば、時給が高い会社を利用して短期で高額稼ぐのがおすすめです。
先ずは、できるだけリゾートバイト.comで求人を探してみると良いでしょう。
是非、理想の求人案件を見つけて、充実したリゾートバイト生活を送って頂ければと思います。