バックパッカーという旅行スタイルは長期間海外を渡り歩くため、貯めた資金を少しずつ切り崩して生活していくのが一般的です。
例外として、株やFXなどで「パソコン一台で世界を旅する」というスタイルのバックパッカーも存在しますが、多くの人にとってこの生活スタイルは現実的ではないでしょう。
バックパッカーをしながら、通訳などで現実的に海外の現地で収入を得るという手段もあります。
しかし、現地で働くには就労ビザが必要となるので、これも一般的なバックパッカー像とはかけ離れていると言えます。
そのため、バックパッカーが資金・費用を捻出するには「日本で数ヶ月〜数年働いてコツコツと貯めていく。」
これが、最も堅実で確実な方法と言えるでしょう。
旅をしながら稼ぐという手段は、何かしらの特殊な能力だったり資格が必要となるので、バックパッカー費用を賄う手段としては一般的ではありません。
バックパッカーがどれくらいの費用を必要するかについては、ルートや期間によっても異なりますが、最もバックパッカーに人気で物価が安い東南アジアであっても1ヶ月に15万円前後は必要です。
加えてバックパックやサブバッグなどの旅行用品も必要となります。
※参考 >>>タイ一人旅。必要な持ち物と予算をまとめてみた。
日本で数ヶ月〜数年働いてコツコツとバックパッカー資金・費用を貯める手段として、最初に思い浮かぶのがアルバイト。
もし、あなたがフリーターで自由に時間を使える身分でなら、「より時給が高くて最速でお金を貯められるアルバイト」を見つけて、短期間でバックパッカー資金をサクッと稼ぐことができます。
世の中には「稼げるアルバイト」が様々存在しますが、バックパッカーをするための費用・資金を貯めるためのアルバイトなら、リゾートバイトが断然おすすめです。
今回の記事では、「バックパッカーを目指す方がリゾートバイトで旅行費を貯める3つのメリット」を詳しく記載しているので参考にして頂ければ幸いです。
メリットその1:リゾートバイトは生活費の支出が少ないからバックパッカー費用を最速で貯められる
リゾートバイトの最も大きなメリットとして挙げられるのが、バイト中における生活費の支出を限りなく抑えられるという点。
リゾートバイトでは、求人先の待遇によって異なる場合もありますが、通常は寮費・水道光熱費・食費(賄いがある)が無料です。
そのため、『リゾートバイトの生活費を抑える方法を公開。1ヶ月4万円で不自由なく過ごせます』にも記載した通り、私のようにタバコを1日1箱吸う人間でも、リゾバ中の1ヶ月の生活費支出は最高で合計4万円程度で済みます。
それ以外のお金は、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険)を引いて全て貯金に回せます。
フルタイム(1日8時間勤務、月22日出勤)で出勤の場合、”最低でも”1ヶ月で11万円〜12万円の貯金が可能
リゾートバイトの時給相場は1,000円です。
仮に時給1,000円の仕事でフルタイム出勤(1日8時間勤務、月22出勤)した場合、
1ヶ月の給与額面は【1,000円 x 8時間 = 8,000円】【8,000円 x 22日 = 176,000円】となります。
1ヶ月の給料176,000円から生活費40,000円を引くと、残りは137,600円。
最低でも、この137,600円から社会保険(約20,000円)を引いた金額117,600円を全て貯金に回せます。
残業代がつけば1ヶ月で13万〜14万円の貯金が可能
リゾートバイト求人を出すリゾート地は、繁忙期と人員不足が重なっている施設(旅館やホテル、レストラン)が殆どです。
そのため、高い確率で月10時間〜最高20時間程度の残業が加わります。
実際、私が働いていた時も平均して月15時間ほどの残業がありました。
単純計算して、上記で述べた最低でも貯金に回せる117,600円に残業代が20時間加わると毎月137,600円を貯金に回せるようになります。
もちろん、残業には1.25倍の残業割増が加算されるので、1ヶ月で14万円程度の貯金が可能です。
「遊び」の誘惑がない
リゾートバイトで貯金をしやすい理由として更に挙げられるのが「遊びの誘惑がない」という点。
地元で働いていると、何だかんだで友達から誘いがあったりして、せっかく稼いだお金を遊びに使いがちです。
相当に強い意思を持っていたとしても、付き合いを断るのは何だか悪い気になるでしょう。
しかし、リゾートバイトであれば、周りのリゾートバイターは皆お金を貯めることが目的の人ばかりなので、バイト後や休日に遊びに行くことは殆どありません。
あったとしても月に1回宅飲みをする程度です(宅飲みの出費は3,000円程度なのでたかが知れています)。
そのため、地元で働くよりも早くバックパッカー資金を貯めることができます。
メリットその2:リゾートバイトは一人旅の予行練習になる
リゾートバイトは、地元を離れてリゾート地に住み込みで働く形態のアルバイトです。
そのため、働く期間や働く場所などのスケジュール予定、職種を自分で決めて、条件に見合った求人を探して応募します。
リゾートバイト生活中に必要な荷物や就労先までの移動方法については、雇用先より指定・アドバイスがあるものの、行動は全て自分一人で行うのです。
これはバックパッカーの一人旅に凄く似ています。
バックパッカーも、ある程度の情報は旅の途中で出会った日本人やインターネット、ガイドブックから得ることはできますが、基本的に行動は一人で決めます。
リゾートバイトとバックパッカーの違いは、そこに「労働があるか否か」です。
「自立した精神を持って、自分で行動予定を立てないことには始まらない」という点においては、バックパッカー旅行もリゾートバイトも共通しています。
そのため、バックパッカーが初めての人であれば、リゾートバイトを通して「一人で考えて行動する」というバックパッカーに通ずる自立精神を得ることができます。
この自立精神を身につけておけば、いざバックパッカー旅行を始めた時に余裕を持った精神状態で物事を考えられるようになるでしょう。
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メリットその3:英語で話す練習が「無料で」できる
バックパッカー旅行中は、英語を話せなくても何とかなる場面は確かにあります。
身振り手振りで伝えたり、翻訳アプリを使えば英語力0でも旅行をできないことはありません。
しかし、最初の内は身振り手振りや翻訳アプリで意思疎通を図るのが新鮮に思えても、時間が経てばわずらわしく感じたり、英語を話せる他のバックパッカー日本人が羨ましく見えるものです。
時には、「外国にいるのに英語を話せない自分」に劣等感を感じることもあります。
そのため、バックパッカーをするなら英語力を身につけておくにこしたことはありません。
英語を身につけるには、もちろん継続しての英語勉強が必要ですが、英語を使う場面が日頃からないと中々身につかないです。
しかし、バックパッカー費用を貯めている最中、英会話系の教材や教室に充てるお金を捻出するのは難しいでしょう。
リゾートバイトで働く場所は外国人観光客が多い
円安が進み、日本政府が訪日外国人誘致キャンペーンに力を入れていることもあり、訪日外国人数は現在右肩上がりです。
この影響はもちろんリゾートバイトにも出ていて、接客業の中には「英語を活かせる仕事」と記載されている求人を多々見かけるようになりました。
英語を活かせる仕事で働けば、嫌でも外国人に英語を使って案内をしなくてはならないので、実践を兼ねて英語力を鍛えることができます。
「外国人と英語で話すこと」に慣れておくと、バックパッカー旅行は英語を話せない人より何倍も楽しめます。
なぜなら他国から来たバックパッカーとコミュニケーションを取れるようになるからです。
また、英語でインターネット情報を検索することもできます。
こうしてコミュニケーションを取れたり、情報を得られる幅が圧倒的に広がるのが、英語を話せる最大のメリットと言えるでしょう。
英語を話せないと必然的に日本人同士で固まりがちになります。
それもそれで楽しいのですが、やはり英語を使ってこそできる旅行の方が、より濃い体験を得られるでしょう。
リゾートバイトで毎日英語を使っていると、英語力は飛躍的に上昇するので(もちろん継続して勉強をすることも必要)、バックパッカー旅行に出た時に臆することなく英語を話せるようになります。
英語が身につくリゾートバイト求人の探し方については、以下の記事も参考にどうぞ。
>>>リゾートバイトで英語を活かせる地域と職種。インバウンド需要減少の昨今でもリゾバで英語を使える方法を解説します。
バックパッカー費用・資金を貯金するのにおすすめのリゾートバイト派遣会社
リゾートバイト求人を探す場合は、リゾートバイト専門の派遣会社を利用するのが一般的です。
リゾートバイト派遣会社は複数存在しますが、バックパッカー費用を貯めるためにリゾートバイトを始めるのであれば、リゾートバイトダイブという会社が断然おすすめです。
>>>バックパッカー費用を貯めるのにおすすめのリゾートバイト派遣会社【リゾートバイトダイブ】
リゾートバイトダイブは、数あるリゾートバイト派遣会社の中でも、リゾートバイト後にバックパッカーや留学、ワーキングホリデーなどの海外進出を計画している人へのサポートに特化した派遣会社です。
バックパッカーのためのリゾバ派遣会社「リゾートバイトダイブ」
例えば、「お金を貯めてヨーロッパを一周してみたい」「留学を経験してみたい」といった相談を受けてくれるカウンセラーが、
では具体的にどのくらいの費用が必要かという案内をしてくれたり、実際に留学エージェントを紹介してくれます。
仕事の紹介から、その先の夢に対しての具体案までフルサポートしてくれる、まさにバックパッカーのためといってもいいくらい有難いサービスです。
(リゾートバイトダイブでバックパッカー費用を貯めたリゾートバイターの体験記も多い)
通常のアルバイトでは「バックパッカーの費用を貯めるために働きにきました」とは中々言いにくいでしょう。
しかし、リゾートバイトダイブでは、働いてお金を貯めたあとの夢ありきで仕事に就くことができるのです。
派遣会社スタッフに「いついつまでに○円貯めて、バックパッカーに出たい。英語力を活かせる仕事を紹介してほしい」と気兼ねなく条件をつけて仕事を探してもらえます。
英語を活かせるリゾートバイト求人も多いので、じっくりと吟味してご自身の理想とする待遇の求人を探せるでしょう。
リゾートバイトダイブの口コミ・評判については、以下の記事を参考にどうぞ。
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リゾートバイトダイブを実際に利用してみた評判・口コミ。担当者の質がめちゃくちゃ良い!他社にはない特徴が盛り沢山の優良派遣会社。
リゾートバイトダイブは、リゾートバイトで資金を貯めて、以下のような夢・目標を実現させたい人へのサポートが手厚い派遣会社です。 従来のリゾートバイト派遣会社と異なり、単に仕事を紹介してくれるだけでなく、 ...
バックパッカー費用・資金をリゾバで貯める = 旅の始まり
リゾートバイトでバックパッカー費用を貯める何よりのメリット、それはお金を貯めるという行為自体がすでに旅の始まりであるという点です。
上述したように、リゾートバイトは地元を離れて一人で計画を立てて行動に移す「旅のようなバイト」です。
地元でアルバイトをするよりも刺激が多いですし、「住んでいる場所を離れるってこんな感じなんだな〜」と、今までにない新鮮さを覚えることも多々あります。
この時点ではまだ国内での移動・旅ですが、旅の一歩を踏み出すという感覚が心を躍らせるでしょう。
リゾートバイトで資金を貯めたら、いよいよ次は本番。海外です。
是非、一生の思い出になるバックパッカーの旅を体験してほしいと思います。
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リゾートバイトで資金を貯めて、東南アジアを旅する計画を立てているバックパッカーは、以下の記事も参考にどうぞ。
>>>東南アジアでのバックパッカー。おすすめのルートと持ち物の準備で知っておくべきこと。
おすすめのルートや、東南アジアでのインターネットの使い方など、バックパッカーが知っておくべき情報を記載しています。
筆者の1ヶ月のリゾートバイト体験談については、以下の記事を参考にどうぞ。登録から就労までの流れや寮の様子を詳しく記載しています。