大阪のリゾートバイト求人は非常に少ないです。
なぜなら、大阪は都会で人が多いゆえ、わざわざ遠方からリゾートアルバイターを募らなくとも地元の人だけでアルバイト要員は事足りるからです。
そのため、大阪のリゾバ求人はごくわずか。大手のリゾートバイト派遣会社で求人検索しても、せいぜい3件〜4件程度。
しかし、片田舎に住む筆者としては、一度は大阪のような大都会でのリゾバを経験してみたい…
しかも、せっかく大阪で働くなら繁華街で思い切り都会を味わいたいもの。
というわけで、なんとか大阪市内は道頓堀周辺のリゾバ求人を見つけて、2ヶ月間働いてきました。
今回は、大阪でのリゾートバイトを検討している人に向けて
- 大阪で募集している求人の内容(エリアと職種)
- 大阪リゾバの感想(職場環境や貯金できた額)
- 大阪リゾバ求人の効率的な探し方
を紹介します。
結論から言うと、「大阪リゾバは休日は物凄く満喫できる!がしかし、リゾートアルバイターが少ないので少々孤独感を感じる」という感想。
ただ、大阪での暮らしに憧れを持っている人であれば、一度は経験してみる価値ありです。
大阪リゾートバイトで募集している求人(エリアと職種)
大阪のリゾートバイト求人は、主に以下2つのエリアにて募集を行なっています。
- 伏尾温泉(大阪府池田市伏尾町にある温泉)での旅館業務(裏方業務や仲居など)
- 大阪市内中心部でのレストランホール・または宿泊施設での裏方業務など
正直言って、伏見温泉での就労はおすすめできません。
なぜなら、リゾートバイトでは大阪に限らず全国の温泉地で求人募集を行なっています。
伏見温泉は大阪市内の中心部から、車で30分以上もの距離がある郊外の温泉です。
温泉地としての評価は高いですが、大阪に来てまで温泉地で働くメリットは少ないでしょう。
温泉地で働きたいのであれば、草津や別府、湯布院などの全国的に有名な温泉街で働く方が求人数も多く給料も高いのでおすすめ。
そのため、筆者は大阪市内中心部での仕事に応募しました。
大阪市内のリゾートバイト求人
大阪市内は都会なので、その他の行楽地や温泉地とは異なる仕事内容の求人が掲載されています。
具体的には以下の通り。
- エスニック料理店(ベトナム料理やタイ料理など)でのレストランホール
- ビジネスホテルでの裏方業務
- コールセンター
- アパレル販売員
など。
従来の行楽地・温泉地などのリゾートバイトとは異なり、街中らしい職種が多くを占めています。
アルバイト要員が足りていない店やホテル等が、仕方なしに臨時でリゾートバイトにも求人を出しているイメージ。
「リゾートバイト」と言うより、単に寮があるだけの「住み込みバイト」と言った方がイメージとしては近いです。
他の地域では上記のような職種は応募していません。
都会のリゾバ求人における注意点
上記のような職種は珍しいため面白そうに感じられますが、注意点もあります。
それは、リゾートアルバイターの受け入れに慣れていないため、寮が汚かったり、リゾートアルバイターへの待遇をあまり考慮していないということ。
他の地域であれば、昔から多くのリゾートアルバイターが来ているため、リゾートアルバイターへの待遇を大いに考慮しています。
しかし、上述したように大阪は「アルバイト要員が足りないため、仕方なしにリゾートバイトにも求人を出している」のが実際のところ。
リゾートアルバイターを雇うことは本意ではないのです。
冷静に考えれば確かにそうでしょう。
リゾートアルバイターのために寮費や食費を負担するよりも、通いで通勤できる地元の若者を雇う方が就労先にとって負担は少ないです。
他の行楽地や温泉地であれば、慢性的に若年層の人手不足が深刻化しているため、リゾートアルバイターは大歓迎。
しかし、若年層が多い都会でリゾートアルバイターはあまり歓迎されていないのです。
そのため、筆者は上で述べたコールセンターやアパレルショップ等も面白そうだとは思いましたが、無難にビジネスホテルでの裏方業務へ応募しました。
ホテル業務はリゾートバイトのメジャー職種。そのため、ある程度はリゾートバイトへの受け入れを歓迎してくれるのでは?と思ったからです。
難波のビジネスホテルで裏方業務。時給1,000円以上。リゾートアルバイターは自分一人だった
今回、筆者が応募した求人は、難波のビジネスホテルでの裏方業務。
裏方業務は筆者の得意分野でもあるため、即応募しました。
裏方業務はバイト同士で2人1組になって各部屋を清掃するだけの簡単な仕事。リゾートバイト初心者にもおすすめです。
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接客業が苦手な人は裏方業務での仕事を強くおすすめします。
さすが都会。時給は1,100円だった
まず、時給に関しては大満足。
さすが都会です。時給は1,100円。大阪府の平均時給は1,100円と言われているので、まずまずと言える金額ではないでしょうか。
その他の職種を見てみても、最低でも時給1,000円は超えています。
時給が高いのは都会で働く上でのメリットですね。
(とは言え、沖縄と北海道を除く地域であれば、リゾバなら時給1,000円超えはいくらでも見つかりますが…)
リゾートアルバイターは自分一人!!
これが一番驚いたこと。
筆者はこれまで数々の地域でリゾーバイトを経験してきましたが、どんな場所であろうとも必ず自分の他にもリゾートアルバイターがいました。
他にもリゾートアルバイターがいるおかげで、同じ境遇の者同士、団結力を固めて何とか乗り切れた部分は数知れず。
都会はそもそもリゾートアルバイターが少ない
しかし、都会は異なります。
上述したように、そもそもリゾートアルバイターをあまり必要としていないため、就労地でリゾートアルバイターが自分一人…なんてことは珍しくないのです。
少々の孤独感を感じました。
しかし、逆に可愛がってもらえた
しかし、スタッフ全員が大阪人という環境で、福岡の人間は筆者一人。
そのため、やたらと可愛がってもらえました。
筆者以外は全員で通いで通勤している地元人です。
筆者のような住み込み待遇のバイトが珍しいからか、寮周辺の美味しくて安い飲食店を教えてくれたり、関西弁と博多弁の違いを教えあって大爆笑したり。
「好奇心の目で見られるのも悪くないな」と思いました。
とにかく大阪人は親切!そして会話に笑いを沢山入れてくるのでコミュニケーションを取るのが面白いです。
「人の良さ」に関して言えば、大阪でのリゾートバイトは必ずや楽しい体験となるでしょう。
同じ国の人間なのに、福岡とは有名な人・食べ物、方言、イントネーション、全てが違っていて、まるで外国にいるかのような新鮮な気分でした。
やっぱりビジネスホテル働いて正解!客室寮で過ごせた
筆者は最初、「汚い寮で2ヶ月間を過ごすことになるだろう」と勘ぐっていました。
なぜなら、上述したように都会の求人はリゾートアルバイターの受け入れに慣れていないからです。
東京や大阪のリゾバ求人では、例えば飲食店などに勤務すると、2階や地下の物置部屋を寮として使い、虫は出るわ換気は悪いはの散々な寮は珍しくありません。
しかし、ここで嬉しい大誤算が。
さすがはホテル業務のリゾートバイトと言うべきか、用意された部屋は客室寮。
その名の通り、客室の一室を寮して提供してくれます。
客室寮については、以下のYOUTUBE動画も参考にどうぞ。↓↓
ビジネスホテルなので狭いのは狭いですが、バスタブもあるし快適です。
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もちろん、都会のリゾバでは全ての求人が快適な寮を提供してくれるとは限りません。
しかし、ホテル業務であれば、他の職種に比べてマシな寮を提供しているケースは多いです。
大阪で働くのであれば、出来るだけホテル業務で働くのがおすすめ。
また、後述する大阪リゾバ求人が多い派遣会社では、派遣登録後に「担当」と呼ばれるお世話をしてくれる人が、各求人の寮詳細情報を教えてくれます。
寮の良し悪しはリゾバ生活の良し悪しを左右する大事な要素。
応募前に必ず念入りに寮の情報を確認しておきましょう。
大阪リゾバのデメリットは求人に無駄にお金を使ってしまうこと
大阪リゾバで感じたデメリットは、都会だけあって消費欲を刺激する誘惑が多いこと。
加えて、リゾートアルバイターは自分一人という孤独な状態。
勤務時間が終わったら、他の皆んなは自宅へ帰ります。夜は筆者一人で狭い部屋で過ごしていました。
そんな孤独感もあって、暇さえあれば電車に乗り道頓堀などの繁華街へ出向く毎日。
電車代はもちろん、串カツやたこ焼きなど、興味のある物をバンバン食べてお金を使ってしまいました。
他の勤務地であれば、他のリゾートアルバイターとコンビニで買った缶ビール片手に2時間でも3時間でも部屋飲みして時間を潰せますが、都会のリゾートバイトではそうもいきません。
孤独を紛らわせてくれるのは消費のみ。
ということで、時給は高かったものの、結果として多くの貯金は残せませんでした。
具体的に、筆者が月に回せた額は13万円ほど。
内訳は以下の通り。
<求人の条件と待遇>
- 勤務時間/6:00〜22:00(実働8時間のシフト制)
- 休日休暇/8日
- 時給1,100円(時間外1,500円〜)
- 待遇/寮費・水光熱費無料、食費無料(1日2食、休日賄いあり)
<1ヶ月で貯金に回せた額>
- 基本給220,800円 = 1日9,600円 × 出勤23日
- 時間外(残業)15,000円 = 残業が10時間発生(予想)
- 額面は235,800円 = 基本給220,800円 + 残業代15,000円
- 社会保険(予想)35,000円
- 貯金できた額は約13万円 = 額面235,800円 – 社会保険23,000円 – 生活費(予想)4万円 + 娯楽費3万円
自分で言うのも何ですが、まあまあ頑張って働いた方だと思います。
しかし、やはり娯楽費で3万円も削ってしまったのは反省点。
娯楽費がなければ16万円も貯金できたのに…
とは言え、これはこれで良いのです。せっかく大都会で働くのに娯楽がない毎日なんて勿体無さすぎます。
恐らく、多くの人が最初は「貯金するために娯楽にお金は使わない!」と意気込みを持ってリゾートバイトを始めるでしょう。
しかし、大阪のような誘惑が多い大都会では我慢しすぎるのも禁物。
たまには美味しい料理を食べたり、せっかくなので観光にもお金を使い、ストレスを発散すべきでしょう。
でないと、ストレスが溜まってもたなくなります。
それに、せっかく都会に来たのだから、何か仕事以外でも思い出を作っておかないと勿体ないです。
大阪リゾートバイト求人の効率的な探し方
上述したように、大阪のリゾートバイト求人は極めて少ないです。
リゾートバイトを始めるにはリゾートバイトの派遣会社より斡旋してもらうのが一般的ですが、残念ながらいずれの大手派遣会社も大阪の求人は1軒〜3軒程度。
時期によっては求人が0の時も…
そんな中でも、強いて大阪のリゾバ求人を探す上で最もおすすめと言えるのが以下の派遣会社。
>>>大阪のリゾートバイト求人が多い派遣会社【アルファリゾート】
上記の派遣会社は、多い時だと最大で10件近くの大阪リゾバ求人を掲載しています。
また、時給も悪くありません。基本的には1,000円を超えています。
筆者が大阪リゾートバイトの応募をしたのも上記の派遣会社からです。
上記リゾートバイト派遣会社であれば、大阪市内の案件はもちろん、個人的にはおすすめしていませんが伏尾温泉の求人も掲載されていることが多いです。
「とにかく大阪で働いてみたい!」という人にはおすすめできる派遣会社です。
また、派遣会社担当の面倒見も良いです。
筆者が今回、ある程度は安心して大阪で働けたのは、事前に担当者が寮や仕事内容、職場スタッフの年齢層・男女比等を教えてくれたから。
住み込みで働く以上、事前に職場環境の情報詳細を知っておくと安心感が増します。
大阪でリゾートバイトを経験してみたい人は、是非上記の派遣会社から応募してみてはいかがでしょうか。