リゾートバイトは、一般的なアルバイトと違い住み込みで働く上に「寮費・水道光熱費・食費無料」であるため、支出を最大限に抑えることができます。
短期でより多くのお金を稼ぐためには、うってつけの働き方と言えるでしょう。
ただ、一方で「出会い目的」で始める人も多いことから分かるように、一般的なアルバイトよりもコミュニケーションを要する機会が多いのは想像に難しくありません。
リゾートバイトの職種の中には、接客はもちろんのことアルバイト同士でのチームワークが必要な職種があり、場合によっては同僚と相部屋で過ごすことも確かにあります。
実際、自分は先輩スタッフから求めてもない冗談を言われて返すのが面倒になったり、意識の高いリア充だらけの職場を経験して地獄を見たこともあります。
コミュニケーションが苦手だと自負している人の中には、その場限りの対応で終わる接客以上に、一定期間人間関係を上手く構築しないといけない同僚との付き合いの方が面倒だという人が殆どでしょう。
ただ、たとえリゾートバイトであっても
- 少人数体制で働く職種(同僚と話す機会が少ない)
- スタッフに年上が多い(こちらから上手く付き合わなくてもフォローしてもらえる)
- 完全にプライベートを確保できる個室寮
の条件下で働けば、コミュニケーションにおけるストレスを感じることなく、リゾートバイトのメリットだけを活かしてお金を稼ぐことができます。
今回の記事では、コミュ障を自負している人に向けて、上記3つの項目に当てはまる「コミュ障向けリゾートバイト」の詳細を記載していきます。
知っておきたいコミュ障におすすめできない職種
コミュ障でも無事にリゾートバイトをこなせる条件は上で述べた通りですが、反対にコミュ障には絶対おすすめできない職種も存在します。
代表的な職種は以下の6つ。
- ホテルフロント
- 仲居
- レストランホール
- マリンスタッフ
- スキー場関連
- キャンプ場
これら職種は自分の経験から言うと、とてつもなく同僚とコミュニケーションを取る機会が多いです。
例えば、「ホテルフロント」と「仲居」「レストランホール」といった、"そのポジションの顔"として存在する職種は、そもそも仕事においての礼節指導が厳しいです。
挨拶の仕方や物の持ち方、一般常識…こうした各分野のフロントに立つ人間としての基礎を一から教わります。
また、こうしたポジションのスタッフ達は後輩育成にも気合いが入っているため、「今の指導についてどう思った?」「今日の仕事どうだった」という感想を求めてくることは日常的です。
また、「今日仕事が終わったらみんなで飲むけど、どう?」といったチームワークを重んじる傾向も見られます。
コミュニケーションが苦手な人がこうした中に入れば、間違いなく「面倒だ」と感じるでしょう。
「マリンスタッフ」「スキー場」「キャンプ場」といったアクティビティ関連の仕事も同様です。
こうした仕事に集まる人は、仕事を趣味としている人も多いため、スタッフ同士でのコミュニケーションが活発です。
また、非日常感や所謂ゲレンデ効果も得られることから、異性との出会い目的で集まる人も多い職場でもあります。
リゾートバイトは18歳以上の人しか始められないため、皆んなそれなりに判断力はあります。
そのため、イジメこそ発生しないものの、コミュニケーションが苦手な人がこうした場に入り込むと疎外感や孤独感を感じることになるでしょう。
コミュ障が安心して働くには
本題に戻りますが、コミュ障が安心して働くには、冒頭で述べた条件下の職場に入り込むのがベターです。
具体的には、以下3つの職種です。
- 裏方業務(客室清掃)
- 皿洗い・洗い場
- ナイトフロント
上記3つの職種は「少人数体制で働くことが多い」あるいは「同僚と話す機会がない黙々とした作業」であり、「20代後半〜40代までのスタッフが多い」です。
スタッフの中には同じくコミュ障と思われる人や、結婚願望がなく単身で好き勝手生きていきたい人も多く、好感を持てます。
以下で各職種の詳細を記載しているので、コミュ障を自負する人がリゾートバイトを始めるなら、是非上記3職種を検討して欲しいです。
裏方業務(客室清掃)
裏方業務とは、旅館やホテルなどの宿泊施設において、客室や浴場、共用部等を清掃する清掃スタッフを指します。
ホテル客室のドアノブにかけられている「起こさないで下さい/清掃して下さい」のカードを見て、客室を清掃しながら回ります。
リゾートバイトにおいては最もポピュラーと言っても過言ではない職種なので、求人を探すのは比較的簡単です。
裏方業務のメリットは、何と言っても同僚と2人1組で清掃に入るという点。社員や先輩から見張られることがありません。
常に相方と2人1組で行動するので、3人以上でいる時みたく「会話に入らないければ…」という置いてけぼり感を感じません。
また、接客をせず裏方作業に徹するのもコミュ障にとっては気軽と言えるでしょう。
仕事の作業自体は黙々と清掃をこなしていくだけなので、相方がいるとは言え、自分の世界に没頭できます。
都合の良い見方をするならば、話したいと思った時だけ相方と世間話をすれば良いだけ。2人だけなら会話の主導権云々といった"空気"を考えるわずらわしさもないでしょう。
こうした理由から裏方業務は、コミュニケーションを苦手とする人から人気の職種となっています。
皿洗い・洗い場
洗い場・皿洗いの仕事は、大型ホテルや旅館といった宿泊人数が多い宿泊施設や、中には結婚式場としても使われる超大型施設にて、ひっきりなしに皿を洗う職種です。
職場の規模によって複数人体制で皿洗いに務めますが、客30人分の皿・食器類に対して1人のスタッフが請け負うため、忙しくて同僚と話す機会はありません。
基本的には個人プレー。もちろん最初こそ先輩に仕事を教えてもらいますが、こなす数が半端ではないので、すぐに自分なりの効率良い方法を見つけて、あとはルーティン作業となります。
一般的なバイトでも見かける工場ラインなどの仕事と似ていると言えば似ていますが、工場と違ってすぐに怒鳴る現場監督などはいません。
その点は気楽と言えるでしょう。
唯一きついと感じるのは、同じ場所に立ち続けて作業をするという点。
上で紹介した裏方業務も立ち作業であることには変わりありませんが、客室から客室を次々と移動していくため、そこまで立ち疲れを感じることはありません。
一方の皿洗いは同じ場所にずっといるため余計に立ち疲れを感じるのは確か。
立ち仕事慣れしている人であれば問題ないですが、稼ぎたい気持ちが早まって慣れていないのに労働時間が長い求人に応募するのは遠慮しておいた方が良いでしょう。
ナイトフロント
ナイトフロントとは、ホテルや旅館にて深夜(22:00〜翌10:00までの実働8時間)のフロント業務を担当する職種を指します。
上でフロント業務はコミュ障には絶対おすすめできないと述べましたが、ナイトフロントは同じフロントとは言え、全く異なる雰囲気の仕事だと考えて良いです。
まず、深夜の時間帯は宿泊施設内の他のポジション(レストランホールなど)が退勤済みであるため、他ポジションスタッフと連携を取る機会がありません。
加えて、深夜時間帯でチェックイン・チェックアウトする宿泊客が少ないため、2人体制(大型のシティホテルやリゾートホテルになると3人体制になることも)で働きます。
2人体制と言っても同時にフロントに立つわけではなく、片方はバックヤードで仮眠をとったり交代で休憩に入ることが殆ど。
深夜のコンビニの仕事をイメージすると分かりやすいでしょう。
そのため、全くと言っていいほどコミュニケーション能力を必要とせず、ゆるい雰囲気の中で働けます。
また、なんと言っても深夜に働くため、時給に深夜割増が加えられるのが最大の魅力。
基本的に22:00以降は時給 × 1.25倍で給料が計算されるため、楽な仕事でありながら"深夜"というだけで昼職よりも多くの金額を稼げる美味しいポジションです。
個人的にも大好きですし、コミュニケーションが面倒だと言う人には強くすすめている職種。
ただし、ナイトフロントは、そもそもの求人数が圧倒的に少ない上に、皆んな同じことを考えているため、早い段階で求人募集が終わります。
そのため、「これだ!」と思える求人を見つけたら、まずは応募してしまうのがベター。他人に取られてしまっては元も子もありません。
相部屋に住むと全てがパー。必ず個室寮を完備している求人に応募すべし
職種と同時に求人選びにおいて気をつけたいのが寮待遇です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、リゾートバイトの寮には「個室寮」と「相部屋」の2種類が存在します。
また、厳密には個室寮の中にも「1Rマンションタイプ(完全個室)」と「一部共同」の2種類が存在することを知っておきましょう。
1Rマンションタイプとは、その名の通り単身者が一人暮らしするマンションあるいはアパートを会社が借り上げしているタイプの寮です。
通常のマンションやアパート同様の勝手で住めるため、プライベートは完全に守られています。
何をするにも自由。完全な一人暮らしですね。
(1R個室寮完備の求人例。冷蔵庫や洗濯機といった生活に必要な物は全て設備されている)
一方の一部共同個室寮とは、寝る部屋自体は個室でありながらも、トイレやシャワールーム、洗濯スペースなど(求人によって共同の部分には違いあり)は他スタッフと共同で使用するタイプの寮です。
(共同の洗濯スペース)
林間学校や自然教室で宿泊した合宿所の雰囲気をイメージすると分かりやすいでしょう。集合寮などとも呼ばれます。
一部共同寮になると、当然ながら毎日のように同僚達と顔を合わせる機会があり、知らぬ間に仲の良いグループが完成していることもあります。
顔を合わせると言っても短時間ですが、仲の良いグループ同士で固まっている姿を見ると疎外感を感じやすいもの。
そのため、寮は必ず1Rタイプのものを選びましょう。
上で述べた「職種」と「1Rタイプの個室寮」。この2つの条件であれば、コミュ障でもストレスなくリゾートバイトで稼ぐことができます。
コミュ障がリゾートバイト求人を探すには
この記事で述べたリゾートバイト求人を探すにあたって絶対に必要なのが
- 求人数が多い
- 大手派遣会社
での求人検索です。リゾートバイトの派遣会社は様々存在していますが、正直言ってピンキリです。
マイナーで小さな会社になると、都合の良い嘘の待遇ばかりを並べて、いざ入ってみたら求人内容と全然違うものだった…という結果に終わることも珍しくありません。
そのため、上の記事内でも述べていますが、リゾートバイトの大手派遣会社から求人を検索するのが、最もセーフティな判断と言えます。
「大手」と呼ばれる会社は複数存在します。いずれの会社も求人数は多く、この記事で述べた職種や待遇を兼ね備えた求人は簡単に見つかるでしょう。
大手の中でも最もおすすめなのが、以下の業界一時給設定額が高い派遣会社です。
>>>最も時給が高い大手リゾートバイト派遣会社【リゾートバイト.com】
リゾートバイトの派遣会社は、一般的なアルバイト派遣会社同様に会社によって時給の差に違いがあります。
例えば、同じ仕事でも派遣会社Aから派遣された人と派遣会社Bから派遣された人とでは、時給に100円200円の差があることは珍しくありません。
「どうせ働くなら少しでも多くの給料を貰うべし」
これは全人類に共通した願望と言えるでしょう。そのため、私がリゾートバイトの話をする際には、必ず上のリゾートバイト.comをすすめています。
リゾートバイト.comはナイトフロントの求人を唯一扱う派遣会社でもあるので(他の派遣会社はナイトフロント求人が極端に少ない。時期によっては1件もない)、選択肢が広がるでしょう。
是非、自身の都合にあう求人を見つけて頂ければと思います。
リゾートバイト.comの口コミ・評判については、以下の記事も参考にどうぞ。
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リゾートバイト.comの評判と口コミ。業界最高時給の派遣会社で1ヶ月30万も稼げた。
リゾートバイト.comは、株式会社グッドマンサービスが運営するリゾートバイト専門の派遣会社です。 リゾートバイトを斡旋する派遣会社は50社以上存在しますが、最も時給額を高く設定しているのがリゾートバイ ...
まとめ
長くなりましたが、今回の記事をまとめると
コミュ障がリゾートバイトで無傷で帰ってくるには
- 少人数体制で働く仕事
- あるいは同僚と強制的に世間話をしなくていい職場
- 寮は個室寮。ただし一部共同は落とし穴。必ず1Rタイプを
- どうせ働くなら稼げる派遣会社を利用すべし
ということでした。
実際、本人に確認したわけではないので定かではありませんが、コミュ障だなと感じる(私と同じ臭いがする)人は上述したリゾートバイト現場にたくさんいます。
リゾートバイトはキラキラしたイメージが強いですが、実際のところはコミュ障でも気軽に働けるバイトなので、稼ぎたいと思ったらどしどし応募してみましょう。