リゾートバイトのカフェスタッフは、比較的簡単な仕事です。
カフェスタッフ経験や調理経験がなくてもできる仕事なので、何となくでもカフェスタッフに憧れを持っている人なら誰でも働けます。
今回、筆者は城崎の温泉街にあるカフェで、1ヶ月のリゾートバイトを体験してきました。
この記事では、リゾートバイトのカフェスタッフに興味を持っている人に向けて
- カフェスタッフの仕事内容
- 1日のスケジュール
- 稼げた給料の金額
を詳しく解説します。
(リゾートバイトのカフェスタッフ求人例)
今回、筆者はリゾートバイトの大手派遣会社「リゾートバイトダイブ」にて、城崎温泉でのリゾートバイトを紹介してもらいカフェの仕事に就きました。
カフェの仕事は働く施設の規模や立地、コンセプト等にとって若干の違いもあると思うので、参考程度に読んで頂ければ幸いです。
リゾートバイトで募集しているカフェの雰囲気
今回、筆者が仕事を体験したのは、城崎温泉街の旅館に併設されているカフェです。
毎日朝8:00〜10:00の間は、旅館の朝食会場としても利用されています。
(筆者が勤務したカフェ)
上写真のとおり、小ぢんまりとしたカフェです。2〜3人掛けのテーブル席が5つあるのみ。
リゾートバイトで募集されているカフェは、大抵こうした小ぢんまりとしたカフェです。
(カウンターの中はこんな感じ)
そのため、スターバックスなどの大手チェーン店とは雰囲気も仕事内容も異なります。
こうした小ぢんまりとしたカフェの方がお客様が少ないだけに仕事が楽で、スタッフ同士の距離が近くてアットホームです。
筆者はカフェでの仕事経験も料理経験も全くないど素人ですが、楽しく仕事させて頂きました。
制服。
上半身はボタン式のシャツを着用して、下は腰掛けのエプロンを着用していました。
もちろん制服は勤務先が無料で貸し出してくれます。
カフェによっては私服勤務でエプロンのみ着用としている場所もありますが、パーカーやジーンズなどカジュアルすぎる格好は禁止とされています。
勤務中の服装については、リゾートバイト派遣会社より事前に通知があるので参考にしましょう。
以下では、具体的に筆者が体験したカフェでの仕事内容や1日のスケジュールを解説します。
もちろんカフェの規模やコンセプトによって仕事内容等に多少の違いは出てくるでしょうから、「大体こんなことをするんだな〜」くらいの気持ちで参考にして頂けたらと思います。
カフェの仕事内容
筆者が働いていたカフェは、スタッフ数が常時2〜3人体制でした。
筆者は料理が全くできません。コーヒーも作れません。
なので基本的にはホール業を主として、以下の仕事を行なっていました。
- お客様にお冷を出す
- オーダーを取る
- 料理や飲み物を運ぶ
- 会計
- テーブルの片付け
- 食器類の洗浄
- 暇な時間は簡単な下処理
ハッキリ言って、高校生でも出来るだろう超簡単な仕事です。
お客様にお冷を出す
大型のチェーン店ではお冷はセルフサービスになっている場合も多いですが、リゾートバイトで募集しているような小ぢんまりとしたカフェでは、スタッフが直接お冷を運びます。
来店したお客様に、人数分のお冷を出すだけです。
お冷を出すと同時に「こちらがメニューでございます」と一言言って、メニューも渡します。
ちなみに、城崎温泉のような外国人客が多い場所では、日本語メニューの他に英語メニューもあります。
なので外国人のお客様が来たら、英語が話せなくても大丈夫。とりあえず英語のメニューを渡しておけばOKです。
オーダーを取る
オーダーは紙伝票に書きます。
中にはハンディ端末(機械)でオーダーを取るカフェも存在しますが、個人的には紙伝票の方が楽です。
なぜなら、ハンディ端末だと、注文されたメニューがどこにあるのかを把握しなければオーダーを取るのに時間がかかってしまいます。
一方、こうした紙伝票は、言われた注文を書き込むだけです。
なので筆者のようなカフェ仕事ど素人でも、初日から楽にオーダーを取れました。
料理や飲み物を運ぶ
オーダーを取ったら、先輩スタッフが飲み物や料理類を作ってくれます。
(こんな感じで料理を作ってくれます)
料理やコーヒーが出来上がったら、お盆に乗せてお客様の席へと運ぶだけです。
料理やコーヒー類を運ぶ際、お皿やカップの向きにちょっとした決まりがあります。
例えばコーヒー類ならカップの取っ手がお客様から見て右側になるよう置く、料理ならご飯がお客様の正面に向くように置くなどです。
それほど難しい決まりではありません。
また、お客様に料理や飲み物を運ぶ際、先輩スタッフが「こっち側が正面になるように置いてあげてね」と都度アドバイスをくれます。
そのため、料理や飲み物を運ぶ作業も簡単にこなせました。
暇な時間に少しずつコーヒーや料理の作り方を教えてもらえた
筆者は実践でお客様に提供するコーヒーを作る機会はありませんでしたが、コーヒーの作り方自体には興味がありました。
なので、暇な時間に先輩スタッフにコーヒーマシンの使い方を教えてもらったり、ドリップとは何なのか?コーヒー豆の挽き方を教えてもらっていました。
(自分でもコーヒーを入れて、暇な時間に飲んでいました)
2ヶ月や3ヶ月の勤務であれば、筆者も勤務中にお客様に提供するコーヒーを作る機会があったかもしれませんね。
次回カフェで働く際は、是非筆者自身もお客様に提供するコーヒーを作ってみたいです。
会計
会計はレジアプリを導入したアイパッドで行います。
上写真のように、コーヒーなら「コーヒー」を選択、日替わりカレーなら「日替わりカレー」を選択後、会計ボタンをタップするだけという簡単なシステム。
最初はどこに何のメニューがあるのか分からないので少々苦戦しましたが、10回も会計をやれば、大抵どこに何のメニューがあるのか覚えてきます。
ちなみに筆者が働いたカフェでは、PayPay払いも導入していました。
PayPay払いの場合は、「PayPay」というボタンを押すだけです。
会計作業も「超」がつくほど簡単です。
テーブルの片付け
会計を終え、お客様が退店したら、テーブル上の食器類を片付けてテーブルを拭きます。
食器類の洗浄
食器類は洗浄機で洗います。
最初に簡単に洗剤とスポンジで汚れを落とした後、洗浄機に入れてスイッチを入れるだけ。
これも本当に簡単。
3分程度で洗浄は終わります。
洗浄が終わったら、各食器類を定位置に置くだけです。
暇な時間は簡単な下処理を手伝う
リゾートバイトで募集している小ぢんまりとしたカフェは、大手チェーン店とは異なり、割と暇な時間も多いです。
暇な時間は、簡単な下処理を手伝っていました。
例えば仕込みが終わったカレーを、タッパーに一人前ずつ分けて保管したります。
量りの上にタッパーを乗せ、200gになるようにカレーのルーを入れるだけ。
他には野菜を簡単にみじん切りにしたりもします。
お客様がいない暇な時間に行うので急かされることはありません。筆者のような包丁をほとんど持ったことがないど素人でも簡単にこなせました。
他にはジャガイモの皮むきなどを手伝ったりもします。
以上がリゾートバイトで募集しているカフェの仕事内容です。
いかがでしょうか。かなり簡単な仕事という印象が強いのではないでしょうか。
実際、筆者も生まれて初めてカフェで働きましたが、勤務2日目には「こりゃ簡単だ」と確信したくらい簡単な仕事でした。
カフェスタッフの1日のスケジュール
筆者が働いたカフェでの1日のスケジュールは、以下のとおり。
- 8:00出勤
- 8:00〜10:00 / 宿泊客のお客様に朝食を提供する
- 11:00 / 昼休憩
- 12:00 / ランチメニュー開始
- 15:00 / ランチメニュー終了
- 17:00 / 退勤
休憩1時間、1日8時間勤務です。
8:00〜10:00 / 宿泊客のお客様に朝食を提供する
上述したとおり、筆者が働いていたカフェは旅館に併設されています。
毎朝8:00〜10:00の間は旅館の朝食会場として利用されていました。
上写真のように、毎朝お客様の朝食時間を記載したスケジュール表が送られてきます。
大体10〜12名程度のお客様を捌きます。
朝食はカフェ営業と異なり、決まったメニューを提供するだけです。なのでカフェ営業時間よりも簡単。
朝食時間が終わり、10:00になったらカフェ営業を開始します。
11:00 / 昼休憩
筆者が働いていたカフェでは、1日2食(昼・夜)に上写真のようなお弁当が提供されていました。
めちゃくちゃ美味しい!というわけではありませんが、無料で食べられることを考えると満足度の高い弁当です。
筆者は勤務場所のカフェから寮が徒歩2分程度の場所にあったので、いつも昼休憩は寮に戻って弁当を食べていました。
(筆者が住んでいた寮。水光熱費・寮費は無料。快適でした)
勤務場所から寮が近いと、自室でゆっくりと昼休憩できるので楽です。
絶対に勤務場所と寮が近い求人を選びましょう。
リゾートバイトで提供される食事については、以下の記事も参考にどうぞ。
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昼休憩後、退勤まで勤務
昼休憩の後は退勤まで休憩なしで勤務します。
最初の方は少々立ち疲れすることもありましたが、1週間もすれば完全に慣れてきます。
そもそも仕事内容自体が非常に楽なので、仕事が終わってもそこまで疲れを感じていませんでした。
また、城崎温泉街で働いていたため、リゾートアルバイターの特典である「温泉入浴が全て無料」を活かして、仕事の後は毎日温泉に入っていました。
(毎日温泉に入ってリラックスしていました)
温泉街でリゾートバイトをするメリットについては、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>温泉旅館・温泉地でのリゾートバイトは最高!経験者がその魅力を語ります。
そういうわけで、翌日に疲れを残さず、毎日快眠で絶好調の状態で仕事できました。
温泉街のカフェでのリゾートバイトは本当におすすめです。
カフェのリゾートバイトで稼げた給料
今回、筆者は1ヶ月で20万2,400円稼げました。
- 時給 / 1,150円
- 1日の稼ぎ / 9,200円(1,150円 × 8時間)
- 1ヶ月の勤務日数 / 22日
- 9,200円 × 22日 = 20万2,400円
城崎温泉滞在中に使った生活費は約3万円です。
そのため、約17万円を貯金に回せました。
リゾートバイトで発生する生活費については、以下の記事を参考にどうぞ。
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【1ヶ月3万円】リゾートバイトの生活費を公開。支出を0円に近づける方法も解説します。
リゾートバイトは基本的に食費・寮費・水光熱費が無料です。 また、自宅から勤務地までの往復交通費はリゾートバイト派遣会社より支給されます。 そのため「生活費も支出も0円!」「稼いだ給料は全て貯金に回せる ...
残業がなくて、時給も平均より少し高いくらい。なので、稼げる額としては1ヶ月20万円程度でしょう。
もっとストイックに稼ごうと思えばいくらでも稼げますが、仕事は楽でしたし寮環境も良かったので、今回の20万円という稼ぎに関しては筆者は概ね満足しています。
リゾートバイトでいくら稼げるのか?より沢山稼ぐためのコツについては、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>リゾートバイトでいくら稼げる?給料と貯金額を最高に高めるコツ。
リゾートバイトのカフェスタッフはアルバイト初心者にもおすすめ
リゾートバイトのカフェスタッフは本当に楽です。
筆者はリゾートバイト歴5年以上ですが、実はカフェスタッフを経験したのは初めてでした。
実際に働いてみて思ったのは、想像よりも本当に簡単。
カフェと言えばスターバックスのような大手のチェーン店を想像していたので、お客様が多くて毎日てんやわんやしているイメージでした。
しかし、実際には小ぢんまりとした環境で、和気藹々と働けます。
暇な時間には先輩スタッフがコーヒーを作って飲ませてくれたり、スタッフ同士でもコミュニケーションが取れて楽しく働けました。
上述したようにとにかく仕事内容が簡単なので、アルバイト自体が未経験の人にも強くおすすめできる職種です。
カフェスタッフに興味がある人は、是非応募してみてはいかがでしょうか。
その他、リゾートバイトの初心者向け職種については、以下の記事も参考にどうぞ。
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