「お金が貯まる!2ヶ月で50万円の貯金も可!」「なぜなら水道光熱費も食費も無料!」
リゾートバイトに興味がある方なら、上記のような「2ヶ月で50万の貯金が可能」という謳い文句を見た経験は少なくないでしょう。
リゾートバイトのメリットは、家賃や水道光熱費、食費等の生活に関わる支出を限りなく0に抑えられることです。
生活費が発生しないのであれば、稼いだお金は全て貯金に回せます。
そう考えると、確かに2ヶ月で50万円という数字は現実味を帯びるでしょう。
結論から言えば、リゾートバイトなら2ヶ月で50万を貯金することは可能です。実際、私の知人の中には、2ヶ月で50万円どころか60万円の貯金に成功した方もいます。
ただ、2ヶ月で50万円という金額は、決しておすすめの目標設定額とは言えません。
なぜなら、2ヶ月で50万を貯めるとなると、想像以上に精神的にも体力的にも厳しい環境に身を置かざるをえないからです。
「2ヶ月」という期間設定があるとは言え、人によっては挫折して途中で逃げ出したくなるでしょう。
そのため、私個人の意見としては、50万とは言わず2ヶ月で35万円を目標に頑張るのが一番良いと思っています。
35万円であれば、それでも多少ハードな環境ではありますが、逃げ出したくなるほどではありません。
私のリゾバ仲間にも、「2ヶ月の貯金額なら(最高で)35万が一番現実的」と言う人が多いです。
今回の記事では、これから貯金目的でリゾートバイトを始めたい人に向けて
「では、仮に2ヶ月で50万貯めるつもりなら、どのような環境に身を置くことになるのか」
を具体的に解説していきたいと思います。
もし、本記事を読んで、2ヶ月で50万を貯めるのが難しそうと感じたら、やはり35万円程度に目標を落とすことを検討した方が良いでしょう。
35万でも、数ヶ月のフィリピン留学や、自動車免許取得の費用に充てることは十分可能です。
出来るだけ多く稼ぐに越したことはありませんが、途中で放棄せずに済むくらいの無理のない目標を設定しましょう。
2ヶ月で50万貯めるなら、時給1,250円の仕事を1日11時間、月22日出勤が必須!?
2ヶ月で50万貯めるなら、1ヶ月で25万円を貯金に回せる金額を稼ぐ必要があります。
ただ、1ヶ月で25万円を稼いだとしても、丸々25万円を貯金には回せません。
なぜなら、リゾートバイトで稼いだ給料からは、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険)と所得税が引かれるからです。
加えて、月2万円程度の娯楽費が必ず発生します(理由は後述)。
そのため、25万円を貯金に回すのであれば、32万円は稼ぐ必要があると言えます。
実際に私自身も1ヶ月で32万円を稼ぎました。
そして、32万円の給料から、社会保険料と所得税、娯楽費を引いた金額、つまり貯金に回せる金額が以下のように約25万円になりました。
<総支給額32万円>
- 健康保険 -約15,000円
- 厚生年金 -約25,000円
- 雇用保険 -約2,000円
- 所得税 -約7,000円
- 娯楽費 -約20,000円
- 貯金に回せた金額 約251,000円
上記は私(30代独身)の場合の計算。
時給1,250円の仕事を1日11時間(= 1日約14,686円) x 22日間 = 32万円を1ヶ月で稼いでいました。
基本時給は1,250円ですが、1日の労働時間が8時間を超えた分については時間外手当(2割5分)が付いていました(1,250円 x 1.25 = 1,562円)。
そのため、10,000円(1,250円 x 8時間 )+ 4,686円(1,562円 x 3時間)で1日14,686円稼いでいました。
正確には、総支給額は32万3,000円くらいありましたが、ここでは3,000円は切り捨てています。
上記は私の給料例であり、もちろん1日11時間も働かなくても、例えば1日9時間労働で28日出勤すれば、32万円稼ぐことは可能です。
ただ、シフトの関係上、大抵は月8日休みを与えられるので、1ヶ月に25万円を貯金に回したいのなら、上記の例に近くなるでしょう。
社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)が引かれなければ嬉しいのですが、リゾートバイトではフルタイムで2ヶ月以上働く場合、社会保険の加入は必須です。
そのため、社会保険は必ず引かれると考えて下さい。
時給1,250円の根拠
この1,250円という時給ですが、時給1,250円はナイトワークを除いた昼間のリゾートバイトにおいて最高額と言える金額です。
通常、リゾートバイトの平均時給額は1,000円程度で、それ以下は安い、1,100円以上ならかなり高いと考えてよいです。
当然、より少ない時間で高額稼ぐのであれば、できるだけ高い時給の仕事に就くべきでしょう。
ただし、時給1,250円ほどの仕事になると、求人数は限られてきますし、シーズンによっては見つからない場合もあります。
そのため、そもそも1,250円もの高時給の仕事を見つけることすら、非常に難しいことを念頭に入れておく必要があるでしょう。
とはいえ、時給1,150円〜1,200円程度の仕事であれば、割と簡単に見つかります。
こうした高額の時給を設定している求人を探すには、高時給の求人案件を多く取り扱うリゾートバイト専門の派遣会社を利用するのがベターです。
実際に上画像の求人は、以下のリゾートバイト派遣会社に掲載されている求人です。
>>>高時給の求人案件が多いリゾートバイト派遣会社【リゾートバイト.com】
通常、リゾートバイトを始める場合、リゾート地での求人案件を掲載・斡旋する派遣会社を利用するのが一般的です。
しかし、各派遣会社によって、営業力・交渉力・スタッフに支払う賃金の割合が異なります。
力の小さい派遣会社では、時給1,000円以上の求人案件を見つけるのすら困難です。
貯金の目標設定額が高ければ高いほど、上記のような高時給の案件を扱う派遣会社を利用するべきと言えるでしょう。
消耗が激しい1日11時間労働
上記の給料例では、1日の労働時間は11時間になると記載しました。
11時間働くということは、1時間の昼休憩が加えられて、拘束される合計時間は12時間です。
1日に12時間拘束されるということは、精神的・体力的に凄まじい消耗があるのは想像に難しくありません。
実際、1日に11時間も働くと、仕事を終えて寮に帰った後は疲れて何もやる気が起きません。
毎日、寮と職場の往復のみという生活が続きます。
もちろん、たかだか2ヶ月という期間限定の生活なので、こうした長時間労働生活に慣れている人であれば問題ないでしょう。
ただ、経験のない人なら、恐らく途中でリゾートバイトを辞退したくなるかと思います。
私はこういった長時間労働の経験なしの状態で、この生活に飛び込みました。
1日の労働時間が長いので、出勤日が3日も続けば、100%疲れが回復していないような気がして「もう辞めたい」と思うことが何度もあったのが本当のところです。
娯楽費の発生は必須
リゾートバイトは寮費・水道光熱費・食費は無料ですが、娯楽費は必ず発生します。
娯楽費とは、例えば雑誌代やジュース代、お酒やタバコ、また観光費などです。
気合いを入れてリゾートバイトにのぞめば、娯楽費を0に抑えられないこともありませんが、全く娯楽のない生活はたとえ2ヶ月限定だとしても精神的に辛いもの。
私も最初こそ「娯楽費を0に抑えて全部貯金に回すんだ!」と意気込んではいたものの、せっかくリゾート地に来ているのですから、1回だけ休日に周辺を観光しました。
また、仕事後はリゾートバイト仲間に誘われて、部屋で缶ビールを飲む日もありました。
喫煙者であれば、必然的にタバコ代もかかるでしょう。
まだリゾートバイトの生活に慣れないうちから娯楽費を0にしようとすると、大きなストレスを抱えてしまいます。
そのため、なんだかんだで抑えたとしても月2万円程度の娯楽費は発生すると、最初から計算に入れておいた方が良いです。
リゾートバイト中に発生する1ヶ月の生活費目安については、以下の記事を参考にどうぞ。
-
リゾートバイトの生活費を抑える方法を公開。1ヶ月4万円で不自由なく過ごせます
リゾートバイト中の生活費がおよそいくら発生するのかを把握しておけば、自身がリゾートバイトでいくら稼げるのか・貯金できるのかの見当がつきます。 リゾートバイトが初めての人であれば、最初の1 ...
2ヶ月で35万の貯金ならそこまで大変ではない
上記では、2ヶ月のリゾートバイトで50万を貯めるための現実的な働き方を提示しました。
中には、労働時間などの具体的な数字を見て、「2ヶ月で50万の貯金は過酷かもしれない」と思った方もいるかと思います。
確かに2ヶ月で50万を貯めるのは、常識的な感覚で言えば至難の業です。
「どうしても50万!」という方以外にはおすすめしません。
ただ、冒頭でも述べたように、35万であれば長時間労働の経験が少ない方でも、それほど大変ではありません。
2ヶ月で35万は、とても現実的な数字です。
私も過去には確かに2ヶ月で50万を貯金したこともありましたが、もう2度と体験したくないと思い、現在は2ヶ月で35万貯金目標で働いています。
2ヶ月で35万を貯金するには、1ヶ月175,000円を貯金に回せる金額を稼ぐ必要があります。
総支給額が25万円あれば、17万5千円は貯金に回せます。
具体例を以下に挙げているので、是非参考にして頂ければと思います。
<総支給額25万円>
- 健康保険 -約11,000円
- 厚生年金 -約25,000円
- 雇用保険 -約1,000円
- 所得税 -約6,000円
- 娯楽費 -約30,000円
- 貯金に回せる金額 約177,000円
上記例の場合、時給1,250円の仕事(正確に計算すると時給1,215円)を1日に9時間、月に22日の出勤で目標の金額に到達できます。
1日の稼ぎ11,562円(1,250円 x 8時間 = 10,000円 と 1,250円 x 時間外割増1.25 = 1,562円)x 22日間 = 25万(正確には254,364円)。
1日の労働時間9時間は、多くの人にとって許容範囲と言える労働時間でしょう。
また、上の例では娯楽費に余裕を持たせて、月3万円の出費としています。
月3万円を娯楽費に回すことができれば、1ヶ月に1回の観光(1回の観光費を5,000円程度とする)と、週に2回程の部屋飲み(1回3,000円程度とする)ができます。
これだけ娯楽費に回すことができれば、十分にストレス発散もできるでしょう。
ただし、上記はあくまで時給1,250円の仕事に就けた場合の計算です。
上述したように、リゾートバイトの時給相場は1,100円で高額と言われ、1,250円にもなると中々見つからないのが現状です。
高額時給を設定している派遣会社でも、普通は時給1,150円くらいの仕事が見つかれば"上出来"と言えます。
仮に時給1,150円の仕事に就いた場合、1ヶ月で175,000円貯金するには、1日10時間の労働は必要になります。
<時給1,150円の仕事に就いて総支給額25万以上にするには>
- 1日12,075円稼ぐ = 9,200円(時給1,150円 x 8時間) + 2,875円(1,150円 x 時間外手当1.25が2時間)
- 1日12,075円 x 22日 = 1ヶ月で265,650円稼げる
高額と言われる時給1,150円の仕事に就けたとしても、1日10時間は労働する必要があります。
10時間の労働であればギリギリ耐えられる人もいるかと思いますが、やはり慣れない人にとっては中々きついでしょう。
このことから、いかに時給の高い求人案件を探せるかが、「楽に」そして「早く」目標の貯金額を達成できるかの鍵になることが分かります。
無理のない貯金計画を立てよう
一定期間を労働に充てて最速で貯金ができるリゾートバイトは、目標を持つ人にとってはピッタリの環境と言えます。
しかし、張り切りすぎて目標貯金額を上げすぎるのは要注意です。
実際に、目標金額を2ヶ月で50万に設定し、精神も肉体もついていけないほどのオーバーワークを繰り返して、結果としてリゾートバイトから逃げ出した人もいます。
リゾートバイトを途中で辞めてしまうと、目標金額に達成しないのはもちろん、また一から仕事を探し始めなければいけません。
そうなるくらいなら、最初から"自分が可能と思える範囲"の金額に目標を定めて、堅実にリゾートバイトにのぞむべきでしょう。
また、繰り返しになりますが、早く目標貯金額を達成するには、時給が高い求人を見つけられるかどうかが何より重要な鍵となります。
>>>高時給の求人案件が多いリゾートバイト派遣会社【リゾートバイト.com】
是非、ご自身の目標金額を最速で達成できる条件の求人を探して、実りのあるリゾートバイト生活を送って頂ければと思います。