リゾートバイトには「友達同士での応募可」や「カップルでの応募可」の求人が多いため、一人でリゾバに踏み出すことに不安を覚える人は少なくないでしょう。
確かに、お盆前後や年末年始になると、長期休暇中の学生達が友達同士やカップルでリゾートバイトを始めるケースは多々見られます。
しかし、1年を通して見ると、7割〜8割の新規リゾートバイターは一人でリゾートバイトを始めています。
新規リゾートバイターの中には、人見知りやコミュ障を自称している人も少なくありません。私自身も人見知りです。
私の経験上、人見知りであっても、一人でリゾートバイトを始めることに大したデメリットはありません。
確かに、仕事場の同僚達と親交を深めるには、最初に話しかける勇気が要りますが、毎日顔を合わせるので気がついたら仲良くなっているケースが多いです。
ファーストコンタクト以降、どれだけ同僚達と親交を深めることができるかは人それぞれですが、リゾートバイトは一人だからと言って、孤独を感じたり肩身の狭い思いをすることは基本的に無いと考えて大丈夫です。
今回の記事では、これから一人でリゾバに踏み出そうと考えている人に向けて、
- 人見知りでも円滑にリゾバで職場付き合いをする方法
- 一人でリゾバを始めるメリット
について、私の経験を基に詳しく述べていきます。
一人でリゾートバイトを始める人達の背中を押すことができれば幸いです。
人見知りが円滑にリゾバで職場付き合いをする方法
人見知りがリゾートバイトで円滑に職場付き合いをしていくには、積極的に話しかけていくことは必要ありません。
無理に人見知りを克服しようとすると、どこかで自分の言動に辛さを感じてしまうことがあるからです。
そのため、人見知りであることに不安を感じる人は、基本的に受け身の体制でリゾバにのぞんでも問題ありません。
受け身のスタンスでいても、仕事中の協力作業や寮生活を通して同僚と話す機会は必ずやってきます。
もし、同僚と関わりたくないという方であれば、皿洗い・洗い場などの同僚と協力作業を極力しなくて済む職種につくのがおすすめです。
皿洗い・洗い場は、特にチームワークを必要とする作業ではないので、コミュニケーション能力はそこまで求められません(もちろん、スタッフ同士での挨拶や愛想は最低限気を使っておきたいですが)。
人見知りであることを予め公言しておく必要はない
リゾートバイトには、就労初日の自己紹介の時点で「私は人見知りで…」と人見知りであることを公言する人もいますが、人見知りであることを公言する必要はありません。
人見知りであることを公言するのは、裏を返せば「自分はコミュニケーションを取るのが苦手な人間なので、みんなで私に気を使って下さい」と言っているようなもの。
これでは、周囲をイライラさせてしまう原因になりかねません。
同僚に対して「何か協力できることはないか」を考えてあげる
リゾートバイトでは、皿洗い・洗い場や一部の裏方業務を除いては、同僚達と協力して作業を行うことがあります。
協力して作業をする時、無理に話題を作ってコミュニケーションを図るのではなく、「何か手伝ってあげられることはないか」を考えて気を使ってあげるのが、一番の円滑なコミュニケーションです。
人は自分に協力的な人に対しては、必ず好意的になってくれます。
あなたが周囲に対して協力的であればあるほど、周囲はあなたに気を使ってくれるようになります。
結果としてコミュニケーションにおいて受け身スタンスでも、円満な人間関係を築けるのです。
単にコミュニケーションな苦手な人だと「影が薄いやつ」と思われがちですが、好意を持たれている人は「無口だけど良い奴」と思ってもらえます。
あなたの周りにもいないでしょうか?無口だけど一緒にいて気が楽な人、何故か好意を寄せてしまう人。
そういった人は、無口なりに必ずあなたに対して気を使ってくれています。
「人見知りを克服するための方法」など、難しいことを考える必要はありません。「同僚を思いやって気遣ってあげる」これだけでリゾバ生活中の人間関係は円満になります。
友達を作るなら飲み会に参加してみるべし
リゾートバイトでは、バイト同士で飲み会を開く時がしばしばあります。
飲み会は強制参加ではありません。
飲み会の規模にもよりますが、3,000円〜5,000円程度の出費が発生するため、飲み会を開く人達は参加を無理強いすることはないです。
多くの人にとって、リゾートバイトを始める目的が「貯金」や「稼ぐこと」であるのは誰もが承知しているからです。
そのため、普通の会社の飲み会よりは断りやすい雰囲気です。
ただ、1度くらいは参加してみるのもありです。1回だけであれば出費はせいぜい多くても5,000円程度。
出費はありますが、同僚達とより深い人間関係を築けます。
私自身、『リゾートバイトの生活費を抑える方法を公開。1ヶ月4万円で不自由なく過ごせます』に記載したように、飲み会で仲良くなった料理係の人からオニギリを作って貰えるようになって、結果として食費が浮いたという経験があります。
飲み会では仕事中では中々見られない同僚達の顔が見られるので、友達を作るには絶好の機会です。
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一人でリゾバを始めるメリット
リゾートバイトに友達やカップルするのも、それはそれでメリットがあります。
ただ、『リゾートバイトに友達同士やカップルで一緒に応募して働きたい人が知っておくべきこと』にも記載したように、友達同士やカップルで働くと、何かにつけて比較されたりして結局一人で働いた方が良かったという感想を持っている人も少なからずいます。
一方、リゾートバイトを一人で始めるのはデメリットが殆どありません。
それどころか、「フットワークが軽い」というリゾートバイトにおいて最大のメリットを活かせるようになります。
フットワークの軽さはリゾバ最大のメリット
リゾートバイトにおけるフットワークの軽さとは、「休日に自分が好きなように過ごせる」「最悪、途中でリゾバを辞められる」「全国を転々として旅するようにリゾバを経験」できるといったことです。
友達同士やカップルで働く場合には、常に相手の意向を尊重してスケジュールを立てる必要があるため、フットワークは軽くありません。
リゾートバイトは、限られた期間内で住む場所を変えて働く特殊なアルバイト。
そのためスケジュールの調整は、リゾバ生活を満喫させるには何よりも重要な要素となります。
また、一人旅と一緒で「誰も自分のことを知らない地」にあえて身を置くことで、ある種の非日常感を得られたり、自分自身を見つめ直す良い機会にもなるでしょう。
リゾートバイトに一人で参加すると、上記のように旅と同様のメリットを得られます。
一人で踏み出すのは不安もあるかと思いますが、思い切って挑戦してみる価値は十分にあると言えるでしょう。
人見知りだって一人でリゾバを始められる
一人でリゾートバイトを始めるには不安も大きいですが、不安が大きいだけに小さな喜びが大きくなって跳ね返ってきます。
その小さな喜びとは、同僚達のさりげない優しさだったり、お客さんの「ありがとう」の一言だったり。
人見知りだからこそ、同僚と仲良くなった時の喜びも大きいです。
一期一会とはよく言いますが、まさにリゾートバイトでの出会いは一期一会。
一人で不安な中、築けた同僚達との友情は財産です。
私自身、リゾートバイトで仲良くなった同僚の中で未だに連絡を取り続けている人がいるくらいです。
不安なのは最初だけ。いざ入り込めば、もちろん大変なこともありますが楽しいことも多いのがリゾートバイト。
是非、今現在一人でリゾバを始めることに中々踏み出せない方は、思い切って勇気を出して飛び込んでみて欲しいと思います。
思いもよらなかった出会いがあったり、自分の心の変化に気づくことがあるはずです。
そういった一つ一つの物事を大切にして、充実したリゾバ生活を送って頂ければと思います。