リゾートバイト寮の種類と設備は、求人を選ぶにあたって給与の次に必見の項目です。
なぜなら、たとえ給与が良くても、寮環境が最低だとリゾートバイトは絶対に続かないからです。
1週間程度ならまだしも、ストレスを感じるような部屋に1ヶ月も2ヶ月も滞在するのは無理でしょう。
しかし、これまで10年近くリゾートバイトを続けてきた私の経験から言うと、全てにおいて完璧な寮は存在しません。
- 部屋が綺麗で
- 広くて
- 家具家電が不足なく揃っていて
- WiFiは爆速で
- 寮周辺にコンビニやスーパーも不足なくて
- 無料で入れる温泉を完備していて
- しかも駅近
と言った条件が全て揃っている寮は皆無です。
(実際に私が滞在した個室寮。設備は完璧でしたが狭いです。14平米くらい)
また、いざ入居してみたら相部屋寮だった、プライベートがなくてストレスが溜まったという人も実は多いです。
そのため、リゾートバイト寮の種類・設備は、事前に把握しておきたいです。
そこで今回の記事では、リゾートバイト寮における
- 寮の種類(全4タイプ)
- WiFi環境と掃除道具の有無
- 寮選びにおいて優先したい条件
- 綺麗な寮に住む方法
- 寮に虫を発生させない対策
- リゾートバイト寮のルール
について、詳しく解説します。
リゾートバイト寮の種類(全4タイプ)
リゾートバイト中に住む寮には、以下の4種類が存在します。
- 【個室寮】…
一人部屋の寮(リゾバ初心者に一番おすすめ) - 【相部屋寮】…
3人〜4人部屋(友達を作りたい人向け) - 【カップル同室寮】…
カップル専用の部屋 - 【客室寮】…
ホテル・旅館等の空き客室(レアな部屋。当たるとラッキー)
求人の待遇欄に寮の種類が記載されています。確認してみましょう。
個室寮(リゾートバイト初心者向け)
個室寮とは、1名専用で入居する6畳〜10畳程度の個室部屋です。
ワンルームマンションと同じような部屋を想像しておくと良いです。
個室寮は比較的プライベートを守れるので、リゾートバイト初心者に最もおすすめ。
厳密には個室寮の中にも、以下の2種類が存在します。
- 1Rタイプの個室寮
- 一部共同タイプの個室寮
たまに1LDKや1DKの個室寮も見かけますが、本当に希です。
1LDKと1DKの個室寮は殆ど存在しないと思っておきましょう。
そういうわけで、この記事でも1LDKと1DKについては、詳細を省いています。
リゾートバイトが初めての人であれば、絶対に1Rタイプの個室寮がおすすめです。
プライベートが完全に確保されているため、ホテルと同じような感覚で過ごせます。
一部共同の個室寮は、一部の設備(トイレ、バスルーム、食堂)が共同になっています。
自然教室や林間学校で宿泊する合宿所をイメージすると分かりやすいです。
一部共同の個室寮は、友達を作りやすい反面、人によっては気疲れしやすいです。
以下で各寮について詳しく解説しています。
① 1Rタイプの個室寮
1Rタイプは、一人暮らしの大学生や新社会人が住むようなワンルームマンションを想像すると分かりやすいです。
6畳〜10畳程度の部屋の中に
- ベッド
- 簡易キッチン
- テレビ
- シャワールーム(寮によってはバスタブ付き)
- エアコン
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 洗濯機
- バルコニー
といった、生活に必要な家具家電設備が一通り備えられています。
ウィークリーマンションやエコノミーホテルと仕様はほぼ同じです。今すぐにでも一人暮らしを始められる環境と言えます。
また、社員などの就労先側の人間に見張られている(悪い言い方ですが)感覚がありません。
そのため、夜は同僚の部屋に集まって皆で飲んだり、酔いつぶれたらそのまま同僚の部屋で寝て朝を迎えたり、一人暮らしを始めたばかりの学生みたく自由気ままに過ごせます。
客観的に見ても最も過ごしやすい寮です。
そういうわけで最も人気。「1R客室寮を完備している」旨を強調している求人は多いです。
1R寮は建物の外観もごくごく普通のマンションであり、寮長・寮母は存在しません。
そのため、取り分けてプライベート確保しやすいのもメリットです。
また、従来のマンションと同じく、入り口はオートロック式。防犯カメラも備えられています。
ワンルームタイプの個室寮については、以下の動画も参考にどうぞ。
② 一部共同の個室寮
一部共同タイプの個室寮とは、トイレ・浴場、食堂、洗濯乾燥機スペースが共同となっているタイプの寮です。
林間学校や自然教室で寝泊まりする合宿寮のような場所をイメージすると分かりやすいです。
(一部共同タイプ個室寮の共同洗濯スペースとキッチン)
一部共同タイプ個室の広さは5畳〜6畳程度。
部屋の設備は
- 布団
- テレビ
- 収納
のみのシンプルな備えであることが殆どです。
部屋だけを見ると、「寝るだけ」といった印象を持つでしょう。
就寝時以外は、共同スペースで誰かしらと会うことがあります。
そのため、上述した1R個室寮ほどにプライベートは確保できません。
また、施設が若干老朽化していたり、畳部屋であることが多いです。
入居前に清掃されているとは言え、畳の剥がれた部分は補修されていなかったり、シミが残っていることもあったりで、あまり綺麗という印象は持てません。
しかし、食堂やバスルームで同僚達と会う機会が多いため、早い段階で同僚達と打ち解けあえるのがメリットです。
就寝時は個室でプライベートを保ちながら一人で過ごせます。同僚達とは丁度良い距離感を保てるのが一部共同寮の特徴です。
寮によっては寮長・寮母さんもいてアットホーム。
各個室にはダイヤルロック式の鍵が備えられているので、セキュリティ面の心配はありません。
寝る時はプライベート確保したいけれども、いつでも同僚達と気軽に話せるよう環境で過ごしたい人向け。
ゲストハウスやホステルでの宿泊に慣れている人にはおすすめです。
一部共同タイプの個室寮については、以下の動画でも詳しく解説しています。
個室寮の詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。
-
リゾートバイトの個室寮は天国!他人と距離感を保ちたい人は個室寮に住み込むべし
リゾートバイトの個室寮とは、生活に必要な家具・家電を備えたワンルームタイプの寮を指します。 アパートやマンション生活とほぼ同じ感覚で住み込みできるため、プライベートを確保しながらリゾートバイト生活を送 ...
相部屋寮(友達を作りたい人向け)
相部屋寮とは、3人〜4人で過ごす相部屋式の寮を指します。
広さ15畳前後の部屋に、上写真のような2段ベッド2台、作業デスク、収納を備えています。
ドミトリーやユースホステル、合宿免許の宿泊所をイメージすると分かりやすいでしょう。
トイレ・浴場・食堂・洗濯乾燥機スペース等は、寮内の共用部に備えられています。
スキー場関連のリゾートバイトなど、季節で大量募集をかける職場に多いです。
相部屋のメリットは友達を作りやすいこと。出会い目的の人にもおすすめ
相部屋寮のメリットは、同僚と仲良くなるのが早いこと。"ぼっち"になることがありません。
同じ部屋の同僚同士で、自然と仲良しグループになることが多いです。
そしてグループの誰か一人が他グループと仲良くなると、徐々にグループ同士の交際に発展して輪が広まっていきます。
「出会い目的でリゾートバイトを始める人必見!出会える場所とリゾバでモテる方法を教えるよ」の記事にも記載したように、仲の良いグループが出来ると、異性のグループへの交友関係も発展しやすいです。
そのため、相部屋寮は出会い目的でリゾートバイトを始める人にもおすすめ。
他人への気遣いが必要
ただし、貴重品管理やマナーにおいては個室寮以上に気を使うというデメリットも存在します。
個別に鍵付きロッカーが与えられますが、「絶対に鍵を締め忘れない」などの注意が必要です。
(相部屋寮の鍵付きロッカー)
また、同僚とは仲良くなりやすい反面、同室内の誰かが寝ている時に騒いだりすると当然トラブルの元になります。
その他、クローゼットの中など、自分のベッド以外のスペースは綺麗に整頓するなどのマナーも持ち合わせおきたいです。
こうした他人への気遣いが苦にならない人や、友達を作りたい人は相部屋寮での生活は高い満足度に繋がります。
「同じ釜の飯を食う」とはよく言ったもので、相部屋寮で過ごした同僚達とはリゾートバイト後も連絡を取り合うほどの仲になることが多いです。
相部屋寮の詳細、メリット・デメリットについては以下の記事も参考にどうぞ。
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リゾートバイトの相部屋寮ってどんな感じ?経験者がメリット・デメリットを詳しく解説!
リゾートバイト中に生活する寮の種類には、大きく分けると2種類が存在します。 一つ目が個室寮(厳密には個室寮にも完全個室と一部共同の2種類がある)。 そして二つ目が相部屋寮です。 雇用先によっては相部屋 ...
カップル同室寮(カップルでリゾバを始める人専用の寮)
カップル同室寮とは、その名の通りリゾートバイトに応募したカップルが同室で過ごせる寮を指します。
通常、リゾートバイトの寮では、男子寮と女子寮が棟やフロアによって厳格に分けられていて、異性の寮へ行くことを固く禁じています。
これは当然と言えば当然で、雇用先の女性スタッフが不安を感じないよう考慮しているからであり、全国殆どの雇用先で男女の寮は別々になっているのが一般的です。
管理者の目の行き届かない場所で部屋を行き来している男女も多数いますが、万が一バレると強制退去(事実上のクビ)や交通費支給無しなどのペナルティが課せられます。
こうしたペナルティは、公にカップルと認められている男女間にも適用されます。
そのため、同室で過ごしたいカップルリゾートバイターには、予め専用のカップル同室寮が用意されているというわけです。
カップル同室寮の設備は、上で述べた1Rタイプ個室寮と殆ど同じです(稀にホテル客室利用のケースもあり。上写真の求人はホテル客室利用)。
せっかくカップルでリゾートバイトを始めるのに、寝床が別々なのは寂しいもの。
なので、カップルで応募するならカップル同室寮を用意している求人を探すと良いです。
カップル同室寮の詳細や同室寮で過ごす上での注意点については、以下の記事を参考にどうぞ。
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カップルが同室でリゾートバイト生活を送れる「カップル寮」の詳細と探し方を詳しく解説します
リゾートバイトにカップルでの応募を希望する人は多く、人手不足に悩んでいるリゾート施設はカップルでの就業を歓迎しています。 ただ、カップルが同じ場所で働けても、互いが生活する寮は別々になります。 なぜな ...
客室寮(一番快適)
見かけることは稀ですが、社員寮の定員が埋まっているホテルや旅館では、空き客室(あるいは元客室)を寮として使用させてくれるケースもあります。
こうした寮は、リゾートバイト求人では「客室寮」と記載されています。
客室寮は、客室そのもので生活できるので、スペースが広々している上にセーフティボックスまで完備されていて防犯面も安心です。
リゾートバイトの寮タイプにおいて、間違いなく最も快適な寮だと言えます。
もし客室寮の求人があって、給与や拘束時間、勤務地などの待遇・条件も自分に合うようでしたら、即応募して良いくらいのレベルです。
ただし、ゲストではないので、清掃は自身で行います。ベッドシーツの交換なども行われません。
もちろん、ルームサービス等も頼めないです。
あくまで社員として生活するので、ホテルサービスを受けられるわけではありません。
繰り返しになりますが、空き客室を寮として貸し出している求人は本当に稀であるため、「見かけたらラッキー」程度に考えておいた方が良いです。
また、あくまで客室であるため、社員寮に空きが出たら社員寮に移ってもらうこともあります。
客室寮については、実際に私が過ごした時の以下動画も参考にどうぞ。
その他:ジムやプール付きの寮もある
トマムの星野リゾートなど、滞在型リゾートホテルの求人にはジムやプール併設(正確にはホテルに併設)している寮も存在します。
ジムやプールは無料で毎日使用できます。
ジムやプールがあれば、出費がなく休日を過ごせる上に、減量できる上に夜はぐっすり眠ることができるので、実は結構便利です。
リゾートバイト中の休日は周辺観光や遊びに行ったりで支出が多くなる人が多いです。
貯金することに徹底したい人は、あえてジムやプール付きの寮を選び、お金を使わない趣味として体を鍛えてみてはいかがでしょうか。
ジムやプールが使える寮の求人を探す方法については、以下の記事を参考にどうぞ。
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リゾートバイト中の休日の過ごし方にはジムで筋トレをするという方法もあります
リゾートバイトを始める前は思いもしなかったのですが、いざリゾバを始めてみると、意外なことで困ることもあります。 私の場合、意外にも頭を悩ませたのが「休日の過ごし方」です。 「リゾートバイトって、温泉旅 ...
寮のWiFi環境と掃除について
近年のリゾバ寮の多くはWiFiを完備しています。
(求人の寮設備欄にWiFiの有無が記載されている)
Wifiの速度は寮によって違いがあるものの、これまで私が住んできた寮では平均して23Mbps程度。
決して早いとは言えませんが、Youtube・Netflix・アマゾンプライムビデオ等の動画はストレスなく閲覧できます。
また、動画の投稿も問題なく可能です。
求人選びの段階でWiFi完備有無を確実に確認しておきましょう。WiFiが完備している寮に応募すれば問題なしです。
WiFiすら完備していない寮は、かなりの確率で寮自体が古くて老朽化しています。
WiFi以前に寮そのものが汚い可能性が高いです。そのため、WiFi有無の確認は必須。
掃除用具は共用
寮部屋の掃除は自分で行います。
基本的にリゾートバイト寮の掃除道具は共用です。また、バケツ・雑巾・ちりとり・ホウキしか備えられていないことが多いです。
裏方業務などの清掃を主とする職種であれば、普段仕事で使っている掃除道具を使えることもあります。
しかし、基本は共用のバケツ・雑巾・ちりとり・ホウキしか使えないと考えていた方が良いです。
そのため、より便利かつ細かく掃除するために、リゾートバイトの持ち物でも述べたようにコロコロ(粘着カーペットクリーナー)を持参するのがおすすめ。
コロコロがあると結構便利です。手軽に簡単にサッと掃除したい時はコロコロで済ませられます。
そして休日などの時間がある時に、ホウキや雑巾も使ってガッツリ掃除すると良いです。
絶対に譲れない3つの待遇・条件
上述した寮の種類・設備を見る他、以下3つの待遇・条件が揃っているかも必ず確認した方が良いです。
- 水光熱費・寮費は無料か?
- 賄(まかな)いがあるか?
- 寮の周辺にコンビニやスーパーはあるか?
上記3つの待遇・条件は「快適にリゾートバイト生活を送るために最低限必須なライフライン」です。
綺麗・汚い、設備の有無以前に、上記4つの条件が揃っていなければ、絶対に不便な思いをします。
そもそも水道光熱費等を取られると、何のために住み込みで働いているのかが分からないです。元も子もありません。
上画像は、当サイトでも一押ししているリゾートバイト派遣会社「リゾートバイト.com」の求人検索画面です。
「リゾートバイトのおすすめ派遣会社」記事で紹介した派遣会社であれば、大抵は上記のように条件を絞って検索できたり、各求人待遇にしっかりと寮の条件が記載されています。
待遇欄や求人検索画面にて、上記3つの待遇・条件が満たされているかを求人に応募するのがおすすめです。
① 「寮費」と「水道光熱費」は絶対に無料であること
水道光熱費と寮費用が無料でないと、給料から各費用を差し引かれます。
そのため、寮部屋滞在中にシャワーを浴びたりエアコンを使うのに遠慮してしまいます。
ストレスに繋がりやすいので、水道光熱費と寮費が無料であることは必須です。
とは言え、昨今では殆どの求人が水道光熱費と寮費を無料としているので、逆に有料の求人を見つけるのが難しいくらいにはなっています。
注意しておきたいのは、水道光熱費は無料と言えど、常識の範囲を超えた使用分については有料と定めている寮も存在する点。
そのため、エアコンをつけっぱなしで毎日外出したり水道を出しっぱなしにしていると、「どうしてこんなに水道光熱費が発生しているの?」と雇用先から聞かれることもあるので注意しておきましょう。
② 賄いも必須。食費がかかってしまっては元も子もない
賄いの有無も、リゾートバイトでお金を貯めたい人にとっては必須条件と言えるでしょう。
多くの求人では「賄いは出勤日のみ(休日の食費は実費)」と定めています。
しかし、出勤日だけでも食費が無料になるのは大きいです。
仮に1日3食で1食500円かかる場合、月に22日出勤だと3万3千円もの食費が賄いで無料になります。
そのため、賄いの有無についても必ず確認しておきましょう。
リゾートバイトの賄いについては、以下の記事も参考にどうぞ。
-
リゾートバイトの食事事情。自炊は不要。社員食堂、弁当、まかないを写真付きで紹介。
リゾートバイトでは、基本的に以下4つの形態いずれかで食事の補助があります。 社員食堂での食事 まかない 弁当 食事手当(1日1,000円くらい。自炊するか都度ご飯を購入することになる) どの形態の食事 ...
③ コンビニやスーパーも必須。消耗品の購入に便利
歯ブラシの替えや下着、その他消耗品等を購入する際、寮周辺にスーパーやコンビニがないと不便です。
私は一度山奥の寮で生活していましたが、タバコを買うにも車で麓まで降りる必要があったので面倒極まりなかったです。
徒歩圏にコンビニかスーパーがある寮を選びたいです。
温泉地で働く人・休日観光したい人が見るべき待遇・条件
その他、
- 温泉地で働く人
- 休日観光を充実させたい人
は、以下の待遇・条件も確認して応募すると良いです。
- 温泉入浴が無料であること
- 駅近であること
ただ、あまり条件を付け加えすぎると、選べる求人は少なくなってきます。
あくまで、「出来れば」程度の気持ちで探してみると良いです。
① 温泉地で働くなら「無料で」温泉入浴できる求人が良い
草津や別府などの有名温泉地のリゾートバイト求人の多くは、リゾートアルバイターが無料で温泉に入れる待遇を設けています。
(温泉地での求人に強いアルファリゾートの求人画面。温泉入浴の有無が記載されている)
温泉地で働くにあたっては、無料で温泉入浴できる寮が絶対におすすめです。
仕事後の温泉は本当に最高です。疲れが取れて翌日はスッキリと目覚められます。
仕事に対してのモチベーションも格段に上がります。
② 駅近だと休日観光が便利
大阪や京都など、観光地が広範囲にわたって点在している都市で働く人は、駅近の寮が便利です。
大都市での移動は基本的に電車なので、休日に観光したい人は電車利用が必須。
しかし、近くに駅がないと移動手段がなくて観光せずに終わった…なんてことになる場合も十分考えられます。
少しでも勤務先周辺の観光に興味がある人は、駅近かどうかも寮の条件に加えた方が良いです。
(リゾートバイト派遣会社の検索画面等で駅近の条件を加えることができる)
寮が綺麗かどうかを「担当」に確認すべし
募集している求人の寮が綺麗か汚いかは、求人の待遇欄を見ただけでは分かりません。
近年募集しているリゾバ求人においては、どこの寮もある程度は綺麗にしていますが、中には長年清掃されていないだろう汚い寮があるのも事実。
実際、私が以前働いた場所では、「埃まみれ」「畳の剥がれが修復されていない」「戸棚が閉まらない」など散々な寮が実際にありました。
確実に綺麗なリゾバ寮に住むための方法は、ただ一つ。
派遣会社の担当者に、応募する求人の寮が綺麗かどうかを確認することです。
各派遣会社へ登録した後、「担当」と呼ばれるサポート係が付きます。
応募先の資料が揃っている場合は、担当から寮の写真を見せてもらうことが可能です。
ただ、中には寮の写真まで揃っていない求人先もあります。
とは言え、事前に「寮が綺麗か汚いか」をちゃんと聞いておくだけで、安心感は得られるでしょう。
担当の口から「綺麗」と聞いた上で、万が一汚い寮を割り当てられた場合は不満を言いやすいですし、担当の立場としても対応せざるを得なくなります。
例えば、「実際に寮に入ってみたが、虫が出る、布団はシミだらけ、どうにかして欲しい」と担当に訴えるだけで、担当が就労先に働きかけて部屋を変えてもらえることがあります。
実際に私も、担当に連絡して何度か寮の部屋を変えてもらった経験があります。
そのため、担当者に寮が綺麗か汚いかは必ず聞いておきましょう。
虫除け器を持参は必須
山奥や田舎の寮では、どれだけ寮自体が綺麗だったとしても、小さな虫が発生する可能性はあります。
特に夏だったら、高級ホテルや高層マンションだったとしても虫は発生するものです。
こればかりは、ある程度は仕方ない点もあります。
また、年季の入った寮なら、時にはゴキブリが出てくることもあります。
とは言え、寮内で虫を見るの「仕方ない」では済ませたくないもの。
そこえ、できるだけ寮で虫を見ないようにするために、以下2つの対策を実行してみましょう。
- 寮の部屋は常に清潔に保つ
- 虫除け器を持参する
私もリゾートバイト寮には、虫除け器を必ず持参しています。
超音波式の害虫駆除器が有能
特におすすめなのが、上記の虫除け器。コンセントに挿すだけのシンプルなタイプ。
しかも、1,500円程度で購入できます。小さいので荷物になりません。
ゴキブリはもちろん、ネズミやハエ、ノミや蜘蛛にも効果がある優れものです。
無音・無臭なので、全く邪魔になりません。
私は上記の対策を常に行っているためか、一度も寮で虫を見たことがありません。
さすがに窓を開けた時に小さな蛾が入ってくる程度のことはありましたが、基本的に不快になるような虫は見たことがないです。
リゾバ寮で守るべきルール
基本的に、リゾートバイト寮に門限や持ち込み禁止物等の明確なルールは記載されていません。
唯一、明確に規則として存在するのは、上述した「寮内において、異性の部屋の行き来を禁じている」点のみです。
繰り返しになりますが、上記のルールを破ってバレるとペナルティを課せられる(最悪クビになる)ので要注意。
また、明確に記載されていないまでも、以下5つの暗黙のルールが存在します。
トラブルを招かないためにも、下記5つのルールは厳守しましょう。
- 寮内で政治、思想、宗教活動をしない
- リゾートアルバイター同士での金銭の貸し借りをしない
- 寮内で商業行為をしない
- 仕事と関係ない外部の人間(動物含む)を寮に招き入れない
- 楽器類の持ち込みは禁止(騒音にならないならOK)
いずれもトラブルに繋がりやすい且つ敏感になりやすい内容です。
何事もなくリゾートバイトを終えるために、上記5つのルールは守りたいです。
DVDプレイヤー等、私物の持ち込み可否は寮によって異なる
私物の持ち込みは、寮によって異なります。
例えば、個室寮ならDVDプレイヤーや、漫画など何でも持ってきて良い場合があります。
一方、相部屋寮になると他人とスペースを共有しなければいけないため、私物持ち込みを禁止している場合があります。
ところが、スキー場関連リゾートバイトであれば、スノーボードなら寮建物内に専用のボード置き場スペースがあるため相部屋寮でも持ち込みOKだったりもします。
私物の持ち込み可否は一概に「何がOKで何がNG」とは言えない部分が多いので、担当に確認してみましょう。
個人的には、ネット環境とスマホ・パソコンさえあれば困ったことはありませんが、何か必要物があれば担当に確認してみるのが間違いないです。
リゾートバイト寮の選び方まとめ
長くなりましたが、今回の記事を簡単にまとめます。
まず、リゾートバイト寮の種類は、以下の4タイプが存在します。
- 個室寮(リゾバ初心者に一番おすすめ)
- 相部屋寮(友達を作りたい人におすすめ)
- カップル同室寮(カップル専用の寮)
- 客室寮(一番居心地は良いが、あまり見かけないレアな求人)
続いて、寮を選ぶ上で必ず入れておきたい条件が、以下3つの項目。
- 寮費・水道光熱費が無料であること
- 賄(まかな)いがあること
- 寮の近くにコンビニ・スーパーがあること
温泉地で働く場合や、都心で働く場合は
- 無料で温泉に入浴できること
- 駅近であること
も条件に入れておくと良いです。
ただし、条件を付け加えすぎると選べる求人が少なくなるので、ある程度の妥協は必要。
綺麗なリゾバ寮で過ごすためには
- 担当に単刀直入に「綺麗かどうか」を予め確認しておく
- 虫除け器を持参する
リゾバ寮には以下のルールが存在する。
- 異性を寮部屋内に入れることは禁止
- 寮内で政治、思想、宗教活動をしない
- リゾートアルバイター同士での金銭の貸し借りをしない
- 寮内で商業行為をしない
- 仕事と関係ない外部の人間(動物含む)を寮に招き入れない
- 楽器類の持ち込みは禁止(騒音にならないならOK)
上記を踏まえた上で、快適な寮を完備している求人を探して頂ければと思います。
筆者の1ヶ月のリゾートバイト体験談については、以下の記事をどうぞ。派遣会社登録から就労までの流れ、仕事の様子などを写真付きで詳しく紹介しています。
>>>リゾートバイト体験談。リゾバ歴5年以上の私が解説するリゾバのメリット。
リゾートバイトの持ち物、寮生活が快適になる便利グッズについては、以下の記事を参考にどうぞ。
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【動画あり】リゾートバイトで必要な持ち物を全て紹介します。
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快適な寮を完備しているおすすめのリゾートバイト派遣会社については、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>2024年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
いずれの派遣会社も求人数が多く、リゾートバイトを始めるにあたって安心できる会社です。
リゾートバイトのおすすめ職種については、以下の記事を参考にどうぞ。アルバイト初心者から経験者まで、簡単な仕事のみを紹介しています。
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リゾートバイトのおすすめ職種ガイド。初心者から経験者まで、あなたに合う仕事13職種を紹介します。
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