自分探しにおいて最も重要なこと。
それは、今いる居場所(環境)を変えることに尽きると言えるでしょう。
環境を変えることで、人は頭を冷やして刷り込まれた固定観念を払拭できます。
あえて学んできたこと捨てることにより、自分の感情に耳を傾けて自己を探求できるようになるのです。
自分探しと言えば「旅」のイメージが強いかと思いますが、リゾートバイトでも自分探しは十分可能です。
なぜなら、リゾートバイトも「これまで自分が知らなかった土地」で「知らなかった人々」を相手に仕事をしながら生活をするという、価値観を揺さぶられる体験が多々あるからです。
住む場所、方言、景色、料理、同僚…一つ一つがこれまでの生活と異なります。
これまで感じていた「満たされない」「自分の居場所はここじゃない」という違和感は払拭され、ありのままに現実を受け入れて直感を信じることができるようになります。
私自身もリゾートバイトを通して、当時は「自分探し」に焦点を当てていなかったものの、振り返ってみれば「あの時、リゾートバイトをやって自分の感情を見極められたんだな」と思うことは多いです。
今回の記事では、リゾートバイトで自分探しを成功させるための秘訣として
- 働く場所の選び方
- 職種の選び方
- リゾートバイトで私が出会った「自分」
を詳しく述べていきます。
「自分探しをするべきか否か」で迷っている人は少なくないでしょう。
しかし、人生は長いと言えど、環境を変えて自分探しをできる機会はそう多くありません。
やれる時がやるべき時なので、そんな時は迷わず新しい環境に飛び込んでみましょう。
場所選びは直感を信じよう
リゾートバイトでは北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の観光地・避暑地・温泉地などで求人の募集が行われています。
一般的には、リゾートバイトにおける勤務地で人気なのは「沖縄」「北海道」「京都」の3都市です。
言わずもがな、各都市とも「海」や「雪」「世界文化遺産」などの魅力的な観光資源が存在します。
また、多くの体験談を読んでみても、上記3都市できらびやかなリゾートバイト生活を送っている人の存在を知る機会は多いでしょう。
しかし、リゾートバイトで自分探しをする人には、是非とも「頭で考えた正しいと思っていること」「常識的に良いとされていること」を選ぶのではなく、
「自分にとって一番しっくりくる感覚」に先導してもらって勤務地を決めることをおすすめします。
例えば、私の場合を例に挙げると、私がリゾートバイトを始める時は経験者の友人から「沖縄」「北海道」「京都」のどれかがいいよ、と言われました。
しかし、私の直感では岐阜県の飛騨古川に何故か惹かれていました。
飛騨古川は、京都や沖縄、北海道に比べると確かに地味なイメージの方が強いです。しかし、私にとっては深い魅力を持った町並みのイメージが強く、どうしても働いてみたいと思わせてくれました。
(飛騨古川の町並み)
自分探しにおいて大切なことは、直感に従うことです。
うわべの格好よさや評判の良さだけに目を奪われず、そして思考に頼らないこと。
「その気はあるんだけど、一般常識的にはこうでしょ?」
「だって、こうした方が得でしょ?」
人間は頭で考えたことの方が正しいと信じてしまいがちです。
しかし、こうして頭で考えて心の奥底にある衝動を打ち消してきた結果が、今残っている満たされない思いなのは確かでしょう。
自分の心の声に耳を傾け、直感に従うこと。
私が飛弾片山を選んだ理由は、飛弾片山と私に"合う何か"があったからでしょう。
決して沖縄や京都、北海道を避けろと言っているわけではありません。これら3都市に何かを感じる方であれば選ぶべきです。
大切なことは、自分の感情を観察して、他者に刷り込まれた固定観念に振り回されないことです。
結果的に選んだ場所が山奥だろうが名前も知らない辺鄙(へんぴ)な土地だろうが、そこに惹かれた自分の直感を信じて飛び込んでみましょう。
「得意なこと」「幸せを感じること」が職種選びの考え方
リゾートバイトには様々な職種が存在します。
接客業の代表とも言えるホテルフロント、スキー場で人気のリフト係、海ならマリンスタッフ、接客をしない裏方業務など…
職種を選ぶ時も、場所を選ぶ時と同様に「直感を信じること」は大事です。
しかし、働くということは、自分だけではなく周りの人々にも大なり小なり何かしらの影響を与えます。
そのため、職種を選ぶ際は直感も大事ですが、自身が「得意なこと」「幸せと感じること」にも焦点を当てて選ぶことで己の使命に出会う大きなヒントになるでしょう。
得意なこと、幸せを感じることって何だろう?
「得意なこと」「幸せなこと」と言われても、ピンポイントで「自分はホテルフロントが得意です」「マリンスタッフが得意です」という人は中々いないでしょう。
しかし、それぞれの職種が持つ本質も考えてみると得意なことや幸せを感じることに気づきやすくなります。
例えば、普段の自分を見つめ直してみて、掃除や整頓が好きな人であれば客室清掃や裏方業務に就くと上手くいくでしょう。
お客さんとの何気ない会話や対応に喜びを感じる人であれば、ホテルフロントや売店などの接客系業務向きです。
ホテルフロントや売店に興味がある人は、潜在的に「人を喜ばせたい、喜ぶ顔が見たい」と思っているかもしれません。
裏方の仕事に興味がある人なら、潜在的に「取りこぼしをフォローしたり、後ろを守ってあげる」ことが向いていると感じているかもしれません。
こうして導き出した「得意なこと」「幸せを感じること」の職種に就くことで、「自身が何に向いているのか」に気づく大きなヒントになります。
「難しいか」「易しいか」などで判断をすることも時として大事ですが、自分探しが目的であれば、「自分が得意 = 人を喜ばせることができる」
こうした、自身に喜びを感じられて且つ調和と重んじることができる職種に就くことにより
「自分はこんなことが得意だったんだ」「自分はこれが楽しい」「自分はもっとこれをやってみたい」
と言った、自己の探求に繋がるヒントと数多くの場面で出会えます。
リゾートバイトで私が出会った「自分」
私がリゾートバイトを通して出会えた自分、それは先述した通り
- 一般常識や固定観念にとらわれず
- 自分が「得意だと感じること」「幸せだと感じること」
- 私が「好きなこと」「好きなもの」
を見出せたことによって、見えた「私」です。
その一環の中には、当サイトのようなこれからリゾートバイトを始める人へ向けて私の経験からアドバイスやヒントになる事柄をまとめたサイト運営も含まれています。
過去の私であれば
「こんなことして意味あるの?」
「誰が読むの?まずは文章力を鍛えて始めればいいじゃない」
と、思考や固定観念が衝動を邪魔していたでしょう。
しかし、「自分はこれをやりたい。なぜなら自分の経験は少なからず誰かの役に立つはずだから」という衝動や気持ちを尊重するようになりました。
まだまだ、「私」に出会えたことによって、「じゃあ一言で何が変わったか」と言えるものは築けていません。
しかし、私自身の行動の動機を尊重したり、少なくとも一般常識や他者に刷り込まれた固定観念を気にすることはなくなりました。
それは、リゾートバイト中に出会った人、初めて体験した飛騨高山での仕事、何かを感じさせてくれた情緒溢れる飛騨高山の町並みなど、リゾートバイトが私を変えてくれたからだと自信を持って言えます。
人間が自分を探すのに早いも遅いもありません。
本当はすでに誰しもが「自分」を持っているのです。しかし、ある人の「自分」は奥底に眠っていたり、ある人は「自分」の存在を忘れています。
刺激や変化のない日常で自分を探すことは中々困難です。
であればリゾートバイトで環境を変えて、刺激を受けながら自分を探してみることは大いに効果があると言えるでしょう。
リゾートバイトで自分探しの旅に出かける
リゾートバイトを始めるには、リゾートバイト志望者と全国各地の就労先を繋ぐ派遣会社を利用するのが一般的です。
しかし、派遣会社は複数存在していて、会社によって特徴が異なります。
例えば、A社は給料額設定が最も高かったり、B社では温泉地での求人が多かったり、C社では勤務期間の融通が効きやすかったり…
リゾートバイトを始めるには、こうした各社の特徴を抑えた上で自分に最も合うだろう会社で求人を探すことが重要です。
もちろん、これまでも述べてきたように、会社選びも直感をはじめとした自分の感情に耳を傾けて選ぶことが重要と言えます。
以下は、リゾートバイトの中で最もおすすめであり、大手でもある派遣会社5社の特徴をまとめた記事です。
是非、リゾートバイトで自分を探すために大いに役立てて頂ければと思います。
リゾートバイトの始め方については、以下の記事を参考にどうぞ。
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リゾートバイトの登録から仕事開始までの流れ。いつから始めるのがベスト?
リゾートバイトの応募には、リゾートバイトを専門で斡旋あっせんする派遣会社を利用するのが一般的です。 直雇用で住み込みの短期バイトを募集している企業・施設は少ないです。 そのため、全国各地のリゾバ求人を ...