リゾートバイター同士は身分が同じであり、加えて住み込み寮という同じ環境で過ごすため、境遇の一致から連帯意識を持ちやすいです。
「同じ釜の飯を食う」とはよく言ったもので、一定の期間を共に暮らし、いろいろな苦労や楽しいことを共にした人とは自然と親しい仲になります。
また、リゾートバイトで友達を作ると連携が取りやすくなることから作業が楽に感じられたりと、仕事上においてのメリットも多いです。
リゾバ91日目!!
今日は掃除して布団敷きからの会場設営で13時間働いた!
けど、今日から働くリゾバ仲間と仲良くなって飲んで、旅の話して疲れが吹き飛んだ!!
まじで頼りになる人達で残り一ヶ月頑張れそう!😆
明日も頑張ろう!! pic.twitter.com/b27RmSgGYy— shuto (@Freespirit_228) 2018年4月13日
気が合わない人と無理に友達になろうとする必要はありませんが、せっかくリゾートバイトを始めるのであれば積極的に友達作りに励んでみても良いでしょう。
ただ、リゾートバイトの職種・就労地域は多岐に渡ります。
そのため、女性が集まりやすい、学生が集まりやすい、30代が集まりやすい場所・職種・シーズンなども様々です。
そこで、リゾバを始める前に、自分にとって友達を作りやすいリゾートバイトの環境がどのようなものかを知っておくと良いでしょう。
今回の記事ではリゾートバイトで友達を作りたい人に向けて、求人を探す際に意識しておくと良い以下4つのポイントを紹介します。
- 相部屋寮は友達を作りやすい
- 配置人数が多い職種は友達を作りやすい
- 同年代・同性が多い職種は友達を作りやすい
- 共通の話題がある仕事は友達を作りやすい
上記4つのポイント全てを無理に抑える必要はありませんが、可能な範囲で意識して仕事を探せば、より友達を作りやすい環境に巡り会えるでしょう。
これからリゾバを始める人の参考になれば幸いです。
相部屋寮は友達を作りやすい
リゾートバイト中に住み込む寮には相部屋寮と個室寮の2種類が存在します。
名称の通り、相部屋寮は他人と共同で過ごす相部屋式の寮です。収容人数は就労先によっても異なりますが、大抵3人〜4人程度。
他人と過ごすわけなので、貴重品の管理や物音、私物の持ち込みなどに気を使う部分もありますが、個室寮で過ごすよりも早い段階で友達を作りやすいという特徴があります。
(相部屋寮の求人例。待遇欄に「相部屋」との記載がある)
相部屋寮で過ごすことで作れる友達の範囲は、相部屋寮内だけに留まりません。
相部屋寮内の誰か一人が他のグループと仲良くなると、グループ同士で交際をするきっかけが生まれやすくなります。
こうした相乗効果によって、次々と顔見知りが出来るのが相部屋寮で過ごす最大のメリットと言えるでしょう。
確かに個室寮よりプライベート確保はできませんが、だからこそ人見知りでも「自分をさらけ出すしかない」状態に置かれ、周りの人と打ち解けやすくなります。
実際、私自身も人見知りで、個室寮の時は友達ができませんでしたが、相部屋寮の時は大抵気の合う人が1人や2人見つかりました。
こうした理由から相部屋寮は、友達を作る目的でリゾバを始める人にとって最終的な満足度が高いです。
配置人数が多い職種は友達を作りやすい
例えば大型ホテルでのレストランホールは人員配置が多く、必然的に他スタッフと連携を取る機会が多くなるため友達を作りやすいです。
連携を取ることによって、早い段階でスタッフ達の性格が見えてきます。
また、配置人数が多い職種は飲み会(自由参加)が開催されることもあるため、配置人数が少ない職種に比べコミュニケーションを取れる機会も多いです。
(大型ホテルの求人例。「スタッフ多数現場」と書かれていたりもする)
こうした大規模な施設での仕事は、手が空いている時は他のポジションへヘルプに回ることもあります。
そのため、他ポジションのスタッフとも交流を持てる機会があるのもメリットと言えるでしょう。
また、個人よりもグループごとの連帯責任感がより強調されるため、苦しいこと(怒られること)も楽しいこと(褒められること)も他スタッフと一緒です。
こうした理由で、スタッフ同士での連体感が生まれやすいです。
同年代・同性が多い職場は友達を作りやすい
リゾートバイターの年齢層を見てみると、全体の63%が20代で占められています。
そのため、大抵の現場では20代が中心です。
(リゾートバイトの年齢層・男女比のグラフ)
20代の人であればどのような現場であっても同年代のスタッフと出会うので、特に年齢を気にする必要はないでしょう。
30代や40代は同性代が多い職種を意識してみる
ただ、リゾートバイトを検討している人の中には30代や40代の人も多いかと思います。
上グラフの通り、30代の割合は15%、40代の割合は8%程度です。
そのため、30代や40代の人だと職種によっては周りが20代ばかりというケースもあります。
年下とも違和感なく付き合える人であれば問題ないですが、同年代の方が仲間意識を持ちやすい人の方が多いでしょう。
そこで、30代や40代の人は、「30代や40代が集まりやすい職種」を意識して仕事を探すのがおすすめです。
30代なら「リゾートバイトに30代は多いの?30代はどんな仕事をしているのか」
40代なら「40代のリゾートバイト事情。ブラック派遣のターゲットになりやすい中年はリゾバの方が安泰」にも記載した通り
接客をしない裏方系業務(調理補助、洗い場、宿泊施設の裏方業務)は、社会人としてのイロハ(挨拶の仕方やお釣りの渡し方)を一から教えられることがありません。
30代や40代になって新社会人のように、社会人としてのイロハを教えられるのは煩わしさがあるでしょう。
こうした煩わしさがない裏方系の業務には30代や40代が比較的集まりやすいです。
他スタッフと連携を取る機会こそ少ない職種もありますが、周りに同世代が多いので連帯意識や安心感は生まれやすいです。
もちろん、「自分の経験を活かしたい」という人であれば、無理に裏方へ回らず、自分の力を発揮できそうな仕事を選ぶのも良いでしょう。
たとえ周りが20代ばかりでも、自分の経験を活かせる職種であれば、経験値からリーダーシップを取れたりご意見番的な存在に回れます。
「友達」と言うと少し語弊がありますが、頼れる人として敬われるので、たとえ周りが20代ばかりでも良い人間関係を築きやすいです。
女性が多い職場
リゾートバイトの職種で「仲居、事務・宿泊受付」の仕事は、一般的に女性の仕事であるイメージが強い通り、殆どのスタッフが女性です。
男性でも出来ないことはありませんが、そもそも女性を優遇して採用する傾向にあります。
女性にとっては友達を作りやすい環境ですが、仮に男性が入った場合、周りが女性ばかりで萎縮してしまうこともあるでしょう。
そのため、上記2職種については、友達作り目的の男性が検討する必要はないと言えます。
共通の話題(趣味など)がある仕事は友達を作りやすい
リゾートバイトには、一般的な町バイトでは見かけない「趣味・余暇活動」の携わる職種も多いです。
例えばスキー場でのリゾバ。スキー・スノボ未経験の人でも働ける職種もありますが、大抵の人はスキー・スノボ経験者だったり何かしら関心を持っています。
夏であれば海の家でも働けるマリンスタッフ、春と秋にベストシーズンが訪れるキャンプ場でのリゾートバイトも関心を持っている人が多いでしょう。
中には牧場でのリゾートバイトや遊園地でのリゾートバイトも存在します。
こうした趣味の色が強いリゾートバイトは、特定のシーズンしか募集がかかっていなかったり、タイミングによっては求人が全くないこともありますが、共通の趣味を持った人が多く集まります。
共通の話題があれば仲を深めやすいのは誰もが感じていることでしょう。
また、休日にはスタッフ同士で職種の携わるアクティビティを楽しめるため、普通にコミュニケーションをとるよりも早いスピードで打ち解けられます。
趣味に対して、個人によって知識や技術に差がありますが、それが更にコミュニケーションを深められる要素になります。
例えばスキーであれば上級者が初心者に教えてあげたり、キャンプであればテントの張り方やバーベキューセットの効率の良いセットの仕方を教えてあげたり。
こうした機会が多々あり、友達ならず恋も芽生えやすいのが共通の話題がある職種のメリットです。
求人先の様子を派遣会社の担当に聞いてみるのもあり
今回の記事では、友達を作りやすい環境のリゾートバイト、その4つのポイントを記載しました。
しかし、あくまでシーズンや募集状況によっては、必ずしも紹介した全ての職種が上述した通りの年齢層・男女比であるとは限りません。
場合によっては、30代40代が多いと記載した裏方業務に20代や大学生が多く集まっていることも考えられます。
そのため、もし懸念がある人は応募の前にリゾートバイト派遣会社に求人先の状況を聞いてみるのも一つの手です。
リゾートバイトを始める場合、リゾート地での住み込みバイトを専門的に扱う派遣会社を利用するのが一般的です。
派遣会社に登録して仕事を紹介してもらう流れになるのですが、登録後に各リゾートバイターには「担当」と呼ばれる、就労から勤務満了までのサポートをしてくれる人が付きます。
担当には、気になる求人先のスタッフ年齢層、男女比を事細かに聞けるので、担当を利用しない手はありません。
例えば「30代の人が多くて、こういう仕事内容で、ドコドコの地域で働きたい、給料は○○円くらいが良い」と要望を伝えて、担当に仕事を探してもらうこともできます。
最終的に満足度の高いリゾバ生活を送るためには、担当の存在は必要不可欠と言えます。
是非、自身の理想とする求人を探してみましょう。
ただ、リゾートバイトの派遣会社は複数存在していて、各社とも異なる特徴を兼ね揃えています。
交通費が支給されることや担当が付くのは各社共通していますが、会社によって「温泉旅館系の求人が多い」「時給の設定額が高い」など、その会社にしかない特徴が存在します。
以下は、リゾートバイト業界の大手7社の特徴詳細です。
>>>2024年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
ご自身に合う会社を利用して、是非とも理想のリゾバ生活を送っていただければと思います。