2021年5月、筆者は1都3県が緊急事態宣言下にある中、GW後から静岡でリゾートバイトを経験してきました。
今回の記事では、その中で感じたコロナによるリゾートバイトへの影響について記載しています。
現状、緊急事態宣言下またはコロナ禍であってもリゾートバイトを始めること自体は可能です。
しかし、コロナはリゾートバイトにも悪影響を与えていると言わざるを得ません。
特に以下の4点においては、コロナ禍以前比べリゾートバイトに大きな変化がありました。
- 求人数の激減
- シフトの削減
- 就労前にPCR検査の実施を強制(無料)
- 勤務中、寮での消毒の徹底、喫煙所の撤去
特に私たちリゾートアルバイターや派遣会社にとって手痛いのは求人数の激減とシフトの削減です。
コロナ禍以前に比べて、選べる求人数が激減したことは強く実感しました。
また、一部の就労施設によっては、休館・休業日が増えたことに伴いシフトの削減も行われています。
とは言え、上記4点以外では特に大きな変化はありません。
リゾバを始めたいと思ったら気軽に始められます。
コロナ禍にあるとは言え、今リゾートバイトを始めたいと思っている人がいるなら背中を押してあげたいです。
今回の記事では、コロナによるリゾバへの影響として上記の4点について詳しく記載しています。
求人数の激減
多大なる影響を与えたことは、求人数が激減したことです。
例えば当サイトでおすすめしている派遣会社で言えば、まず「アルファリゾート」は派遣担当者にお伺いしたところ、コロナ以前に比べ求人数が600〜700件減ったとのこと。
「リゾートバイト.com」においては、担当者よりコロナ以前に比べて求人数は半減したと伺いました。
「ダイブ(元はたらくどっとこむ)」においては、求人数は半減以下に。
また、ダイブの特徴の一つであった「グローバルダイブ(留学希望者やバックパッカーへのサポートサービス)」については、コロナの影響で当面の間、新規問い合わせの受付を見送っている状態です。
こうした大手のリゾートバイト派遣会社ですら求人数が激減しています。マイナーなリゾートバイト派遣会社については応募そのものを見送っている会社もあれば、倒産した派遣会社もあります。
緊急事態宣言下にあったり感染者数が多い都道府県については、特に求人数が激減しています。
しかし、一方で例えば東京住まいの人が行く行楽地(例えば伊豆や箱根など)の求人数は、減ったとは言えまだまだ選べるくらいの数はあります。
東海や北陸・甲信越については、かなりの求人があります。
様々な求人を見比べて探したいのであれば、東海もしくは北陸・甲信越地方がおすすめです。
特に変わったのは働く期間(長さ)
これまでリゾートバイト求人の就労期間は1週間〜1ヶ月、3ヶ月、もしくはそれ以上など幅広かったです。
しかし、現在は1ヶ月以上の求人にほぼ限定されています(特に2ヶ月〜3ヶ月期間の求人が多い)。
これからリゾートバイトを始める人は、最低でも1ヶ月は働くつもりで求人を探した方が良いです。
もちろんゴールデンウィークやお盆など全国的な連休時はこの限りではありません。連休時には1週間程度の短期リゾバの求人も多々掲載されます。
就労する施設によっては月に8〜10日近くもシフトを削減される
上画像は、筆者とリゾートバイト担当者によるやりとりです。
筆者は2022年の2月より1ヶ月間のリゾートバイトを行うつもりです。
しかし、コロナの影響で就労する施設(旅館)の休業・閉館日が増えたことにより、筆者のシフトも削減されることになりました。
場所によっては1ヶ月で10日近くもシフトを削減される事例も発生しています。
これではせっかくリゾートバイトに来たのに、思ったより稼げなかったという自体におちいるのが目に見えているでしょう。
就労先を決める前に担当者に要確認!
ただ、全ての就労先が休館・休業によりシフトが削減されるわけではありません。
中には一切シフトを削減していない就労先も存在します。
せっかくリゾバを始めたのに稼げなかった…なんてことにならないよう、リゾートバイト派遣会社の担当者に必ず「希望求人の就労先でシフトの削減があるのかどうか」を確認しましょう。
がっつり稼ぐためには、シフト削減の心配がない就労先を紹介してもらいましょう。
就労前にPCR検査の実施
現在、大型ホテルなどに就労が決まると、実際に現地へ行く前にPCR検査を必ず実施しています。
(小規模のホテルや施設での勤務では、PCR検査は求められません)
検査方法は主に以下の2パターンどちらかで行われます。
- 就労先からPCR検査キットが自宅へ送られ、陰性の検査結果を写真に撮って現地でのオリエンテーション時に見せる
- 自身で病院へ行きPCR検査を受け、陰性の結果が記載された用紙を現地に持っていく
筆者の場合は後者でした。
自身で近所の内科へ問い合わせ、唾液でのPCR検査を受け、陰性の結果が記載された用紙を現地に持参しました。
筆者の場合は、PCR検査に2万円の費用がかかりました。
ただ、PCR検査の費用は後ほど給料と一緒に派遣会社から支払われます。
一旦立て替える必要はありますが、全額戻ってくるので無料です。
万が一、PCR検査の陰性結果が記載された用紙を現地に持参し忘れると就労できません。なので、用紙あるいは結果を写した写真を忘れないよう気をつけましょう。
勤務場所や寮での手洗い、消毒の実施、喫煙所の撤去
勤務地や寮内では各所に消毒液が設置されるようになりました。
そして手洗いを徹底しています。
これに関しては皆さんも日常で徹底していることかと思うので、さほど影響を感じることではありませんが。
黙食を実施
ただ、こうした手洗いや消毒に加えて、賄いを食べる場所(社員食堂など)では、「黙食」を実施している勤務地も多いです。
(社員食堂。全ての席がパーテーションで囲われている。食事中に人と話すのは厳禁とされている)
食事中は誰とも話さず黙って食べます。
ちょっと食事中の楽しみを奪われた気もしますが、そもそも食事中に人と話すのが嫌いな人にとっては、逆に良い取り組みかもしれませんね。
喫煙所の撤去
リゾートアルバイターを含めた全従業員用の休憩所や寮内では喫煙所が撤去されています。
これは喫煙者にとってはかなりきついです…。
筆者は喫煙者なので、喫煙する際は寮近くのコンビニにある喫煙所までわざわざ行っていました。
(中には寮内でアイコスを吸って換気しているリゾートアルバイターもいましたが、バレたら退去させられる可能性があるのでおすすめはしません)
日常生活同様、喫煙者は今まで以上に肩身が狭くなっているので要注意です。
勤務地の施設ではコロナ対策をバッチリ!安心して就労できる
北海道のトマムをはじめ、大勢のリゾートアルバイターを雇っている大型のリゾートでは、リゾートアルバイターのためのコロナ感染症対策をバッチリ行なっています。
勤務中のマスク着用はもちろんのこと、出勤前の検温の実施、健康状態の確認と記録を行なっています。
リゾートバイト勤務地でのコロナ感染症対策に不安を感じる人は、こうした徹底して対策を行なっている大型リゾートで働くのがおすすめです。
上リンクのリゾバ派遣会社の評判・口コミについては、以下の記事を参考にどうぞ。コロナ禍においてもおすすめできる派遣会社です。
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リゾートアルバイター同士での飲み会は以前と変わりなく行われている
リゾートバイトで出会いを求める人にとって重要なイベント、リゾートアルバイター同士の飲み会はコロナ禍以前と変わらず行われています。
緊急事態宣言下にある都道府県では居酒屋での飲み会は行われていませんが、各自がコンビニやスーパーでお酒やつまみを買い、誰かの部屋で飲むのは日常茶飯事です。
ただし、勤務地によっては「飲み会を禁止」とは言わないまでも、あまり良いこととは認識されていません。
そのため、社員などの施設側の人間には黙って仲の良いリゾートアルバイター同士小数人だけでこっそりと飲み会をしているのが現状です。
実際、筆者もコロナ禍の中でリゾートバイトに行きましたが、コンビニでお酒を買い、同僚のリゾートアルバイター達と普通に寮で飲んでいました。
リゾートアルバイター同士の飲み会は、異性との距離をグッと縮められるチャンスです。
常識の範囲内であれば、飲み会に参加しても何の問題もありません。
出会いを求める人は、どんどん同僚のリゾートアルバイターと飲んで、距離を縮めましょう。
リゾートバイトに出会いを求める人は、以下の記事も参考にどうぞ。リゾバでモテる方法も記載しています。
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出会い目的でリゾートバイトを始める人必見!出会える場所・職種とリゾバでモテる方法を解説します。
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派遣会社によっては雇い止めにあっても給料を補償してくれる
コロナ禍の現在、リゾートバイトにおいても少なからず雇い止めにあった人がいます。
筆者の友人の例に挙げると、2ヶ月の勤務を満了した後、再度1ヶ月の契約更新をしようとした際、雇い止めに合い契約を打ち切られました。
理由は、勤務先(大手リゾートホテル)の事業が縮小されることになったからです。
しかし、当サイトでもおすすめしているリゾートバイト派遣会社『アルファリゾート』では、こうした雇い止めに対して、本来入るはずであっただろう給与の70%を補償しています。
半年や1年スパンでリゾートバイトをしようと思っている人も安心して大丈夫です。
ただし、雇い止めの補償は2021年10月時点の情報です。今後、雇い止めの補償に関して規約等が変更する可能性もあります。
心配な人はリゾートバイト派遣会社へ登録する前に、雇い止めの補償有無をしっかりと確認しておきましょう。
コロナ禍でもリゾバは問題なく始められる
コロナによるリゾートバイトへの影響は、上述した内容くらいです。
コロナのせいで求人への応募から開始が遅くなるだとか、PCR検査以外に特別な手続きが必要だとか、そういったことは一切ありません。
実際にコロナ禍においてリゾートバイトを経験した筆者の感想としては、「求人こそ減っているものの、探せば良い条件の求人はいくらでもあるし、大して問題ではない」と言った印象です。
また、現状ではリゾートバイト勤務地において、リゾートアルバイターのコロナ感染者が出たという報告はありません。
今回、筆者は静岡のリゾートホテルで裏方業務の仕事に就きましたが、コロナだからと言って現場がピリピリしているわけではなく、特に問題なく仕事を終えることができました。
逆にコロナの影響で宿泊者の数が減り、割と仕事が暇で楽だったのが正直なところ。
見方によっては、言い方は悪いですが、(私たち働く側にとって)良い影響も与えています。
そのため、これからリゾートバイトを始めようと検討している人は、コロナの影響はそこまで考えなくて良いです。
自分が感染しないように、しっかりと「うがい・手洗い・消毒・洗濯・マスク着用を徹底する」。
これだけを気をつけていれば良いです。
コロナ禍であってもリゾバを始めたい人は、是非始めてみましょう。
コロナ禍でも多くの求人を掲載しているおすすめリゾートバイト派遣会社については、以下の記事を参考にどうぞ。
>>>2024年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選7社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較。
筆者の1ヶ月のリゾートバイト体験談については、以下記事を参考にどうぞ。登録から就労までの流れ、寮や食事、仕事の様子を詳しく記載しています。